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リアルの世界線です。
桃赤メインで黄赤の要素も若干ほんとに若干あります。


赤桃が苦手な方はブラウザバックをお願いします。


意見垢がウザったくなり殴り書きで書いたものなので時系列おかしいです。すみません。


桃目線固定。


すとふぇすのリハーサルがはじまるということで俺はヒカリエに来ていた。


思ったより早めについたなぁと思いながらエレベーターを降りるとなにやら小さい後ろ姿が。


桃『りーぬ。もしかして忘れた?』


赤『あ、…うん、忘れちゃったっぽい』


俺の声がけに振り向いたりいぬは色白く疲れきった顔をしていて痩せ細った身体も一緒に見たらもはや病人の様だった。


桃『ほら、一緒に入ろ』


赤『うん、ありがとう』


なーくんに怒られるぞーとからかおうとしたがあまりにも弱々しい姿に気が乗らずそっとしておくことにして共に自動扉を潜る。


桃『てかお前また痩せた?』


赤『えー、そう?』


桃『あと寝れてねーだろ』


赤『まあ、追い込みの時期だからね。』


俺がグループを休止する前はこんな状態ではなかった。


皆で一緒に居ることが多い俺のグループはそのまま飯を食べに行くことも多く、必然的に痩せ細ることはなかったはずなのに。


桃『最近あんま飯いかないん?』


赤『あー、みんなは行ってるよ』


桃『お前は?』


赤『作業したくて、中々行けてないんだよね笑』


桃『そっか、無理しすぎんなよ?』


赤『わかってる』


桃『わかってねぇだろ、おまえほんとに酷い顔してるぞ?』


赤『わかってるから!!』


りいぬが珍しく強気な声を出したせいでスタッフが一気に振り向いた。


それに気付いたりいぬは俺を置いて早歩きでレッスン室へ向かうため俺も急いで着いていく。



レッスン室の休憩用の椅子に座りスマホをいじっているといつもは遅刻するころんが入ってきて目を見開く。


青『おはよー、、って何この空気』


桃『おはよころん。こんな早いの珍しいな』


青『あー、結構遅刻で怒られちゃってさ〜、まあ僕が悪いから直そうと思って』


桃『そっか、えらいじゃん』


くしゃくしゃ頭を撫でると『なでんなよっ!笑』と照れくさそうにしてるが顔は疲れきっていて心配になる。



るぅとも、ジェルも、次々に入ってくるやつらの顔も疲れきっていて、俺が抜けたからかと思ったがレッスンが始まってこいつらの疲れきった表情の意味がわかった。



先生『ころんさん!そこ違います。』


青『あっ、すみません、!』



先生『ジェルさん!ズレてます。ちゃんと自主練しました?』


橙『すみません!やったんですけど〜、』


次々にみんなが怒られる中、ある一人にだけ特別厳しかった。


先生『りいぬさん!そこ違います!何回言ったらわかるの?』


赤『ごめんなさい、もう一回教えて貰っていいですか、?』


先生『はい、いきますよ。』


赤『おねがいしますっ、!』


もう一度やっても中々上手くいかず休憩も無しに踊り続けてるせいか息も上がってしまうりいぬを見てられず声をかけようと口を開いた時、先にダンスの指導者が口を開く。


先生『はぁ、、、身体が女だから体力ないからって甘えないでくれます?私だって出来てるのに』


赤『…』


桃『おい、その言い方はねぇだろ。』


先生『なんですか?今までのレッスンに出席しなかったのに口出しですか?』


桃『別にまだ俺ミスしてねぇんだから良くない?』


桃『人間として終わってるお前にレッスンされるより自分で覚えてこいつらに教えた方がマシすぎて笑いが出てくるわ』


橙『さとちゃん、』


止めに入るころじぇるを無視し責め続ける俺に耐えかねたのか言い訳すらしなくなったこいつは『なーくんに言ってくるわ』と呟く途端に謝りこける。


先生『すみません、私がわるかったので。』


桃『いーや。お前が居るとこっちまで気分悪くなる。もう帰ってくんね?』


先生『…はい。』


そう言って荷物を抱えながら部屋を出たあいつから目を離しりいぬの方を向くと椅子に座りながら俯いて固まっていた。


桃『りいぬ大丈夫か?』


赤『…うん。ごめんね、俺のせいで』


桃『いやお前のせいじゃない。あいつが100悪い』


赤『で、でも…ぐすっ、』


みんなの前では笑顔で居ると強がりなりいぬが珍しく泣き始める姿を見てだいぶ限界が近いもしくは限界を超えてることがわかり少し焦る。


赤『おれが、ッ、はっ、はぁっ、ぅう、』


泣きすぎて過呼吸気味になってしまうりいぬの前にしゃがみ手を握ると冷めきっていた。


桃『りいぬ、深呼吸できるか?』


赤『ぐすっ、はぁっ、けほっ、』


桃『大丈夫大丈夫、落ち着けりいぬ』


10分前後だろうか、声掛けをしていると段々呼吸が落ち着いてきた気がする。


赤『んっ、ふぅ、ッ、はぁっ、』


桃『そうそう、できてる』


赤『はぁ、すぅ、はぁー、』


桃『ん、落ち着いた?』


赤『…ごめん、』


桃『ほら、るぅとが水持ってきてくれたぞ』


水を持ってきたけど渡すか迷ってたであろうるぅとが俺の言葉を聞いてストローが刺さった水をりいぬに飲ませる。


黄『りいぬ、大丈夫…?』


赤『うん、だいじょうぶ、』


青『…今日は解散にしよっか、事前に貰ったダンス映像みながら自主練ってことで。』


黄『そうしましょ、』


桃『俺後でなーくんに事情話しとくからみんな帰っていいよ。りいぬは俺の車で送るわ、1人にしてられねぇし』


橙『おん、その方がええな。さとみ任せたで』


桃『おう。りいぬ立てるか?』


赤『ん、』


ゆっくり立ち上がりよたよたとリュックを持ち出口へ向かうりいぬの肩を支えながら二人で駐車場へ向かった。



助っ席に乗せ背もたれを倒してやるとものの数分で寝落ちたりいぬ。


過呼吸で疲れたのもあるだろうが、積もりに積もった疲れが溢れ出したのだろう。


車で20分程走るとりいぬの家の近くのパーキングへ着いた。


桃『りーぬ、起きて』


赤『…ん、ぁ、ねてた』


桃『家着いたぞ』


赤『ありがとう、ここで大丈夫だよ』


桃『いや部屋まで送るよ』


赤『んーん、ここのパーキング高いし勿体ないよ』


桃『そんなの気にしなくていーから。ほらいくぞ』


車から降りて助っ席を開けると相変わらず暗いく、若干の焦りを感じれる表情で車から降りるりいぬ。


ふたりでりいぬの部屋へ向かった。



桃『鍵見つかる?』


リュックをガサゴソと探して10分。


赤『んー、時間かかるから先帰ってていいよ。』


その言葉に時間稼ぎをされてたことに気付く。


そんなに俺を入らせたくないならきっと何か見られたくないものがあるはず。


いつもの俺ならプライベートを大切にするため帰るが今のりいぬの状態からか、ほっては置けなかった。


桃『いや、俺が探すから貸してみ。』


その言葉を聞いて一瞬焦った顔をしたりいぬはすぐに鍵を見つけた。


赤『あ、ごめん、あったっ、』


桃『良かった。』


赤『じゃあね、また連絡するよ。』


桃『いや、つくねにも会いたいし入れてー』


赤『む、むり、』


桃『入れてくれるまで帰らせないぞ?』


赤『はぁ、、引かないでね。』


桃『引かねぇよ』



りいぬの部屋はほぼゴミ屋敷


酒なんて飲まない奴なのにそこら中に空き缶があるし、謎の薬の空き瓶も1つじゃなく何個も転がっていた。


なにより多かったのはそこら中にばら撒かれている企画書の紙。


一応グループチャンネルもりいぬが関わっているチャンネルも全て通知を取っているため投稿された動画は把握しているがりいぬの部屋で散らばる企画書のほとんどが動画化されていないみたいだった。


桃『この企画書はどーした?』


赤『あー、没だよ』


桃『面白そうだけどな』


赤『多分みんなは求めてない、。』


“求めてない”という言葉はきっと最近目立ちに目立っている意見ツイートをする人達のことだろう。


俺のことを好きなように言っていたやつらのことを気にもしていなかったが、俺のリスナーや活動仲間など大切な人達が悲しんでいるのなら話は別。


ただそれを下手に触れてしまうとまた新たな炎が立ってしまうため俺も参っている。


桃『最近の作業って企画書作ることなのか?』


赤『…まぁ、うん、』


桃『それさ、頑張れなくてよくね?』


赤『…、』


いまのメンタルのりいぬにこの言葉は残酷かもしれないがこの生活を続ければ本当に取り返しのつかないことになりかねない気がした。


赤『…そんなことわかってるよ、!』


赤『じゃあどうすればいいの!?』


赤『なにをやっても求めてないって、見たくないって、、見たくないものは見なくていいって言っても全部追いたいからって、じゃあどうすればいいのッ、』


桃『おいで、りいぬ』


ソファーの前で佇んで髪をくしゃっと握りながら肩で息をするりいぬの手をそっと握りソファーでりいぬを抱きしめるように向かい合って座った。


桃『りいぬはよく頑張ってるよ。えらい。』


赤『んーんッ、ちがう、』


桃『違わないよ。俺が認めてるから違わない。』


そっと、割れ物を扱うように優しく頭を撫でながらりいぬの自虐を否定しているとぽろぽろと涙を流しながら腕を掻きむしるりいぬ。


桃『りーぬ、それ辞めよ。』


赤『…ッ、』


桃『ふぇすでりすなーが変に心配しちゃうからさ』


赤『もう、やめたい、なにもかも。』


初めてだった。


今年で10周年、これまで数え切れないほど馬鹿にされ罵られ傷をつけられてきたがその度に慰め合って時に弱音を吐きあって支え合って6人で前へ進んできた。


『後ろから指を刺されたのなら俺たちは前に向かって指を刺そう』と言っていたこいつはどこに。


こいつをいま苦しめているものがアンチでも俺たちのことをよく知らない奴でもなく今までの俺たちを応援してくれてた人だからこそ余計にこいつは苦しいのだろう。


俺だって悔しい。


俺達がコンテンツを届け、それを受け取り、時に支え合って夢の景色を共に見てきたリスナー達がいまでは俺だけではなくSTxx全体の頭を悩ませる原因なのだから。


赤『はぁっ、はっ、ぐすっ、』


桃『大丈夫大丈夫、ほら、深呼吸して』


赤『むりッ、はぁっ、けほっ、』


桃『りーぬ、聞こえる?』


赤『…う゛ぅッ、はぁっ、はっ、』


桃『どうした、大丈夫か、?』


赤『はっ、はっ、んっ、』


桃『大丈夫だから、落ち着け、』


内心めちゃくちゃ焦りながらも声掛けを辞めず背中をさすったり、頭を撫でたり、手を握ったり、色々しているが中々落ち着かない。


辺りを見渡すと病院でもらうような薬が机の上にあるのが見えた。


桃『ちょっとまってて』


紙の袋には「頓服・不安なとき」と書いており、調べると軽めの安定剤なことがわかったので急いでりいぬの元へ水と共に持っていく。


桃『ほら、これ飲めるか?』


赤『…っやだ、ッ、けほっ、』


桃『なんでだよ、飲んだら多分落ち着くからさ、飲も?』


赤『ッもう、これ以上おかしくなりたくないっ、』


桃『それを良くする薬なんだから飲まないと良くならないんじゃない?』


赤『ッ、ぐすっ、』


桃『大丈夫だから、とりあえず飲も。俺はどんなお前でも離れないから。』


その言葉が変に刺さったのか渋々飲み込んでくれたりいぬを見て酷く安心した。


桃『えらい、りいぬえらいな。』


撫でながらそっと連呼する。


赤『ぐすっ、ごめんっ、なさ、』


桃『りいぬはなにも悪くないから。これ以上謝んな』


桃『いつから病院行ってる?』


赤『つい最近、ダンスレッスンへ行こうとすると動悸がひどくて調子悪くなるからそれをどうにかしたくて、』


桃『そっか、そんなになるまで頑張らせてごめん。』


赤『そんな、さとちゃんは知らなかったんだから悪くないでしょ、、』


桃『あのさ、お前のことを否定する声はいまどのくらいでかい?』


赤『…うるさいくらい、。』


桃『そっか。』


桃『最近エゴサとかしてんの?』


赤『…してない、アプリすら開いてないよ』


桃『じゃあ、俺も一緒に見るから久々に開いてみねぇ?』


赤『…でも、変なツイートまたあったら、?』


桃『んー、じゃあサブのフォロー中だけみよ。』


渋々スマホを取り出しアプリ開くりいぬ。


赤『…、』


じーっとフォロー中を見てるりいぬの表情を見たあと、俺もスマホの画面を見ると心配してる声で溢れてるのかと思いきや真っ直ぐで暖かい言葉がこれでもかと書かれていて俺までほっこりしてしまう。


そういえばりいぬは心配されることが苦手だったな。


それをりすなーが分かりきってるのも、りいぬがりすなーと向き合い、りすなーもりいぬと向き合った、証でもある。


赤『…ぐすっ、』


ゆっくりスクロールをしながら涙を流すりいぬ。


桃『いまの俺たちを好きな人もしっかり居るんだよ。』


桃『エゴサもしてみ』


一応数分前にりいぬの名前でエゴサをした時には心無い言葉は無かったためダメ元で進めてみると案外素直に検索をし始めた。


桃『ほら、みんなお前の活動を楽しみにしてるって』


赤『…うんっ、ぐす、』


数十分後


薬も効いてきたのだろう。たくさんの暖かい言葉を受け取り、目を擦りながら泣くりいぬの身体をそっと引き寄せ頭を撫でているとそっと瞼が閉じた。



桃『お前の味方は沢山居るからな。』


END.



この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

もうめっちゃおもしろかったです! ほんとに最高でした!!

ユーザー
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