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6 - 情報部隊

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2023年05月08日

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薄暗い一般兵の廊下。



ここを通るのにはもう慣れたが、聞こえる罵詈雑言には未だ慣れない。



大っぴらに幹部様に怒られた俺は



もう他の奴らのストレス発散道具だった。





spも一般兵の棟からはいなくなり、部屋に戻っても慰めてくれる奴はいない。



あの時”妬ましい”なんて思った自分を殴りたい。



spは俺のたった1人の友達なのに。










c「はぁ…」



「今日も訓練か…」










今日の訓練で自分の配属が決まる。



どこも俺を入れてくれるとは思えへんけど。



でも、唯一少しだけできたのは



情報部隊でのハッキングだった。



元々、PCをいじるのは好きだったし、今となっては恥ずかしいことやけど



裏でコソコソ動くのは得意だった。



だからといって隊長が認めてくれるかはわからんけどな。










rb「じゃ、配属言ってくで」










rb「c、情報部隊」










c「え」










俺を必要としたのかは分からんけど、俺を嫌っている人の下につくよりはマシかな。










rb「それじゃあそれぞれ配属されたところに行ってくれ。」










初めて入る幹部棟。



情報管理室は幹部棟にしかないから、一般兵が幹部棟に入れる唯一の部隊だ。



大切な機密情報も管理されているから警備は他の比じゃない。



隊員には入室のためのパスワードが伝えられ、3日に1度変わるほど。



幹部の名前も漏らしてはいけない決まりになっている。










上手くできるかどうかの不安



環境への恐怖



焦り



色んな感情が混じりあって押し潰されそうだった。




















そんな俺を変えてくれた、





そんな人に出会うのは










初めてだった。

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