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僕は半ば嬉しめに学校に行った、久しぶりに自分の意志で身体を動かせる高揚感と、彼奴等を殺せると思うと幸福感に浸かる。ガサゴソと机を漁ると、やはり手紙が入っていた。また屋上か、それも良い……
僕は女2人に散々殴られ蹴られた後、変な衝動に駆られた。
やっぱり殺す必要はないのではないか ̄ ̄ ̄
嗚呼またか……僕に不必要な感情であるにも関わらず……なんでこの感情はいっつも僕を苦しめるのかなぁ…?僕は殺し用に持ってきた包丁で自分の手首を軽く刺す、血がボタボタと垂れてくる。だけど快楽が得られた。引き続きザクザクと刺していく、その時
咲『ゼクス……何してる……の……?』
ナイト『ゼクス……?』
屋上の扉を開けて咲とナイトが入ってきた。痣ができた自分の身体を更に痛めつける僕を見た咲は、持っていた数学のノートを地面に落としてしまった。
ナイト『何やってんだ!おい!!』
ナイトは引き続き自分を刺そうとした僕を止め、その場に押さえつけた。
ゼクス『離せ……ッ!』
ナイト『やだよ!なんでンなことしてんだてめえ!!』
強めの口調で言ったあとナイトはある事に気が付いて僕から離れた。
咲『どうしたの?!ナイト!』
ナイト『サク!見ろ!彼奴目の色が違う!』
咲『え?!う、裏人格?!』
咲は目を見開いてそう言う、僕は笑って、
ゼクス『w何を言っているの?これが本当の僕、君達が知っている方の僕は僕じゃない。』
咲『嘘……でしょ……?』
ナイト『ッだとしてもなんでお前ッ!自分を傷つけてんだよッッ!!!』
……ハァ……本当にイライラする……
ゼクス『僕はこの血が嫌い、この血の所為で、誰からも愛されないし好かれない。僕は愛を知りたい、絶対に、本当の父さんにもあったこと無いし、母さんは自分で殺したし、義理の親と居場所は全て天使族達に奪われた……竜夜もサクも……この世の殆どの種族が今じゃ天使族になってる……ッ』
消え入るような声で言ったあと僕は手を挙げる。
咲『ッ!すごい量の魔力だよ!僕が本気出しても圧倒されそうなんだけどっ!!』
ナイト『はぁ?!』
そして最後に僕は、一番言いたかった言葉を吐き捨てた。
ゼクス『友達だと思ってたんだッッ!!!本当の愛に触れられると思ってたのにッッ!!!!』
その言葉を最後に僕は2人を消そうとした、その時だった。
シリウス『何をしてるんだ?!』
プロキオン『?!』
星輝『なんなの?!』
星也『敵か?!』
ラティ『?!ゼクスさん?!』
ルイス『お兄ちゃん!!』
ゼルア『ゼクお兄ちゃんっ!!?』
騒ぎを聞きつけたのかな、皆こっちに来ちゃった。今じゃ不利だね……
ゼクス『(・д・)チッ……』
ゼクス『……また来るよ、皆……僕を殺せるまでになっていなよ?次は僕が皆を殺すから……』
そう言って僕はテレポートで逃げた。