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江藤ルミエール
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私は幸せ者だ。
彼氏もいて、仲がいい友達もいる。
なにも嫌なことなんてない。
そう思っていた。
――あなたは彼氏か親友か自分が死ぬとしたら、だれを選びますか?
朝、起きたら見知らぬ部屋に閉じ込められていた。
窓もドアもない。
ただ、椅子とテレビと私と結衣(友達)と翠(彼氏)だけ。
「ねえ、二人とも。これ、どうなってるの?」
「俺だってわかんねえよ」
「私もわかんない。」
誰も状況を理解できている人はいない。
ここに私たちを閉じ込めた犯人の意図が理解できない。
―ピコンッ
突然テレビの画面がついた。
『おめでとうございま〜す!あなた達はこの世界の中の三人として選ばれました。
そんなあなた達にはいまからゲームをしてもらいます。』
狭い部屋に、喜びを隠せていない声が響く。
「その、ゲームって?」
結衣が生唾を飲む音が聞こえるほど静かだった。
『単刀直入にいうと…この中の誰かが死ねば終わります。』
この空間にいる人は、この言葉の意味を理解できただろうか。
誰かが死ぬ?そんな残酷なゲームがあるものか。
『今から隣の部屋への扉が開きます。隣の部屋に入ったらルール説明をします。』
ドンッと、大きい音がしたと同時に、突然何もなかったはずの壁に扉が出てきた。
三人はその扉の向こう側へと、一歩足を踏み出した。
コメント
1件
うわ、これすごく不気味な導入ですね……。朝起きたら見知らぬ部屋に閉じ込められて、しかも「誰かが死なないと終わらないゲーム」って。彼氏と親友と一緒ってところが逆に残酷で、『選ばれました』ってテレビの声の軽さとのギャップがゾッとします。扉が出てきた場面で続きがすごく気になりました!