はじめに
このお話は、琥珀さんからリクエストいただきました。ありがとう❤琥珀さん❤
そして、わしが余計な妄想を爆発させました(笑)
#吸血鬼 #ジジオカ
になります。苦手な方は退室をおすすめします(^ー^)
あと、5000字近くあります。長い(笑)
気長に読めるかた推奨(笑)
大丈夫な方はおたのしみください❤
(ジジ)ハァ…ハァ… ハァ❤
「オカルン?…ちょうだい?」
(オカ)
「ジジ… おいで、ジブンのをあげる」
最初は首筋だった
跡が残るからと、腕、太ももと場所を変え
今夜はどの場所か
(ジジ)ハア… ハア…
「クチから、イイ?」
No は存在しない
力ではかなわない
でもジブンは拒まない
数日前の戦闘で、邪視が敵にトドメを刺してくれた、 はずだった。
でも、あれからジジの様子が変わった。
邪視も呼び掛けに応じなくなった。
ジジは部屋から出てこれなくなってしまった。日光を浴びることができなかった。
光を避けて
夜になると動きだす
瞳の色を真っ赤に染めて。
敵の名は、吸血鬼…
人間の鮮血を捕食して生きるモンスター。
綾瀬宅 の一室に結界をはってもらいジジを観察してもらっている。
(ジジ)
ハム…ン❤
(オカ)
「ンッ…❤」
(ジジ)ジュジュ…
「ハァ…❤オカルン…ごめん…ハァ❤
美味しぃ…生気(キス)…もっとちょうだい?
もっともっと、もっと❤」
チュゥゥゥ❤
(オカ)「ハムン…❤」
(つらそう…)ナデナデ…
ジジはジブンの《生気》を捕食していて、
お腹いっぱいになると、元のジジに戻る。
ただ、吸血衝動は止まらないみたいで、血も欲しがる。
(ジジ)ハァ❤ハァ❤ハァ❤
「オカルンの…欲し…チョウダイ」
首筋の柔らかいとこを舌で伝って探し出し、2本の鋭い犬歯を突き立てる。
ガブッ
(オカ)「ぁ…❤ 」
ゴロ…ゴロ…
喉が鳴る音がする…
跡は付くのだけど、痛くない
むしろ、全身に快感が走る
(エチしてるみたいな…)アッ❤
ジブンの身体から血液が奪われていくのに、
性感帯を撫でられていくみたいな高揚感
不思議な感覚…
(ジジ)「…アッタカイ…美味し…❤ハァ❤」
沢山、沢山キスをした後、ジジは急に
うなだれた…
はっ!
(ジジ)「あ、、オカルン!? いま、 夜?朝?」
(オカ)「夜だよ(^ー^)こんばんはジジ」
(ジジ)「こんばんはっ」ニコッ
元のジジだ ホッ
(ジジ)「……」ナデナデ
噛まれた跡を撫でるジジ
グスッ…
(ジジ)「オカルン、おれぇ…」
(オカ)
「大丈夫、泣かないで?謝らないで?元に戻れる方法を探そうね?」
(ジジ)
「…グスッ…いつも取り憑かれてばっかで、自分の気持ちの外でオカルンに迷惑かけて…」
(オカ)
ナデナデ
「ノーマルジジからも結構振り回されてるよ?(笑)」
(ジジ)
「う”ん…しゅみましぇん(涙)」
泣かない泣かない(笑)ナデナデ
(オカ)
「…いやさ、、毎晩生気や血を吸われてるんだけど、全然きつくないんだよね、ジブン。なんでだろ? なんか、、理由があると思うんだ」
(ジジ)「ふむふむ…理由?」
(オカ)
「邪視も出てこないし…」
(ジジ)
「そうそう、話しかけても応答ないもんね…でも、消えた感じはないんだよなー」
にしても、、、
「手当てさせて?」
(オカ)「はは、ありがとう」
綾瀬宅 居間
(星子)「メガネ、大丈夫か?」
(オカ)「はい、以外と平気っす」
(星子)「すまんな、吸血鬼てやつがどんなヤロウか…調べてもらってる。もうしばらくジジを観てやってくれ」
(オカ)「はい、、自分の意思でやってるんで、大丈夫す」
(モモ)「ごめんな、オカルン…女子は近づくなってばあちゃんに言われて…なんか…役に立てればいいんだけど…」
(オカ)「噛まれたら大変です!
ありがとうございます(*_ _)」
トントン
(オカ)「ジジ、入るね?」
(邪視)「タカクラァ、無事かぁ?
…がはは、歯形だらけじゃな(笑)」
(オカ)「じゃ、邪視!!??邪視こそ大丈夫だった?」
(邪視)「我は無敵じゃ!」
(オカ)「なんじゃそりゃ。てか歯形を笑うなぁ💢」
(邪視)「それより、(コイツ)のことで話があって出てきた」
(オカ)「…吸血鬼?」
(邪視)「うむ… コイツが消える方法じゃ」
(オカ)「え!!」
(邪視)「コイツら、愛している者からしか捕食できないそうじゃ。」
(オカ)「…あ、愛し…////////」ボッ♡
(邪視)「タカクラが仁と離れたら、腹が減って勝手にシ ぬぞ」
(邪視)「勝手に我の仁に入り込んできて、その上、我のタカクラの生気を食べて、迷惑じゃ💢」
(いつから邪視のモノになったんだ、ジブン達(笑))
(オカ)考えもしなかった。そっかお腹が空いてるのはジジじゃなくて、吸血鬼の方なら…
「ジブンが、ジジと離れたらいいんだね?」
(邪視)「そぅじゃ。ただ…」
(オカ)「??」
(邪視)「捕食を止めても、いつ消えるのかわからん、、仁も苦しいじゃろな。」
(オカ)「え」
(邪視)「我を追い出そうとしたあの時の、仁の苦痛と同じじゃ。」
(オカ)(……またジジは苦しまないといけないの?)
「邪視ぃ…ジブンにできること…あるなら、やりたい」
(邪視)
「………ムゥ」
ジャラ…
夜も深まってきた
(ジジ)「ねえ、オカルン?」
(オカ)「ん、どした?」
(ジジ)
「コイツの話、、、、聞いてもらえないかな?コイツ、オカルンの血、一度も飲んでないみたい」
(オカ)
「え??」
(ジジ)
「生気はほんの少しだけもらっていたみたいだけど。血は全く。噛むだけ。
って、邪視が教えてくれた。
でも、美味しいとか、幸せって気持ちは沢山流れ込んできたんだよね。不思議だなぁ…。 」
「頼む…話を聞いてあげて?」
《準備はいいか?タカクラ?》
(邪視)《《《呪いの家》》》
ズゥゥゥゥン
(オカ)「…邪視の結界… 」
(ジジ)『コンバンハ、Mr.タカクラ』
ペコリ
結界の中に2人きり…
吸血鬼が深々とお辞儀をしながら挨拶をしてきた。
ジジの身体を借りてはいるが、白髪で赤い瞳、犬歯は長く鋭い…スラリと細身で長身の…彫刻のような美男子だ。
数日前、闘った時の殺伐とした雰囲気とは全然違う、 とても穏やかで優しい表情…。
(オカ)「こ……こんばんは!」
(吸血鬼)『アナタとジジ(このかた)にはゴメイワクをオカケしました。』
(オカ)「あ、いえ、、、こちらこそ…血は吸っていないとジジから聞きました。吸わないでくれてありがとう…」
(吸血鬼)『いえ、ワタシがゴメイワクをおかけしたので。
でも、ニホンにきてよかった。
アナタに会えた。
あなたを失いたくナイ、だからワタシは捕食シマセン。』
(オカ)「??」
(吸血鬼)『ワタシの妻は、ニホンじんでした。黒髪の美しい…あなたに、とても似ています』
(オカ)「ジブンに?」
(吸血鬼)『ハイ』
吸血鬼は、オカルンの頬を撫でながら話を続けた。
『妻はワタシが吸血鬼だと知っても愛してクレマシタ。
ただ、ワタシの時間と彼女の時間はとてもチガった。彼女を看取ったアト、ワタシは彼女との思い出を探しにニホンへきましタ。』
『そして、あの日あなたを見つけて、また、恋がデキタ。最期の恋を。』
チュ…♡
『献身的に身体を捧げてクレテありガとう。アナタのおかげで私は救われマシタ。』
ギュウ……
(オカ)「…さいご……?どうして?」
(吸血鬼)「ワタシは妻と出会ってから、もう100年近く捕食していまセン。もうすぐ朽果てマス。」
(オカ)「……そんな……」
(吸血鬼)『最期に、、長い歳月で忘れてシマッタ、ワタシの名前を、、、妻の名前を思い出したカッた。』
名前…
思い出って、もしかして、、
(オカ)「……たぶん、、、、大丈夫……ロケットペンダント、借りますね?」
「確かここに…」
オカルンは、吸血鬼のポケットに入っていたペンダントをすっと抜き取り、蓋を開けた。
カシャ…
カチッ カチッ
(吸血鬼)『ナニを…?』
(オカ)「このロケットペンダントは、2段階で開きます。」
これが、君達の名前なら…
助けてあげることができる…?
(オカ)スゥ…
【マリーへ 愛を込めて ヴラドより】
✴✴✴✴✴✴
(吸血鬼)
『ヴラド…!
そう、、 ワタシはヴラド…!
…マリー…!!!そう…真理…!!』
ギュゥゥゥゥ
ヴラドはオカルンを抱きしめた。
『ありがとう…タカクラ…
思い出が戻ってきた……
ありがとう…
思いは遂げられた』
チュ♡
(オカ)「ヴラド、あいしてる」
(ヴラド)
「ありがとう、タカクラ
本当にアナタは妻にそっくりだ…」
✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴
ヴラドはニコリと微笑むと空の闇に消えていった…
✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴
✴
✴
✴
(ジジ)「……」
(オカ)「……」
(ジジ)「…ダメだ…涙がとまらなぁい…」
(オカ)「うぅぅ…ジブンも…う”ぇぇぇ…」
ジブン、、アクサラ思いだした…
うぇぇぇ…ん
ヴラドの感情が2人に流れ込んできて、悲しくて、切なくて、愛おしくて…
涙が止まらなかった。
ギュウゥゥゥ…
2人は抱きしめあったまま、窓の外を見上げた。
(オカ・ジジ)
ヴラド、向こうでマリーさんと会えるといいね…
(ジジ)「ねえ、オカルン?どうやって ヴラドの名前、分かったの?」
(オカ)
「これ………
ロケットペンダント…ヴラドの持ちものだったんだけど、、 写真が2枚入るやつだった。
2枚目が、血でくっついてて開かなかったんだ。
邪視が気づいて開けてくれて、、自分は読めないから、読んでくれって。
前もって見せてくれたんだ。調べたんだけど…ここにルーマニア語でこう書いてあった」
【マリーへ 愛を込めて ヴラドより】
って。
(オカ)「このロケットペンダント、マリーさんへのプレゼントだったんだ」
(ジジ)「うぅ…邪視…、ヴラドが俺に入ってきた時点であいつヴラドのこと消せたんだよ。
でも、ヴラドの話を聞いてくれたんだ。
…やっぱあいつ、イイヤツ…」
(オカ)「邪視、お利口さん…」
(ジジ)「オカルン、、、、キスしていい?」
(オカ)「ジブンも、そう思ってた。すごく今、 キスしたい。」
チュゥ……❤
バイバイ、ヴラド
天国でマリーさんを、見つけてね?
おわり
コメント
28件
うわぁぁぃぃぁぁあぁぁ( ◜ᴗ◝ ) なんて最高なんだ()いやもうホント あざます……
最っ高でした めっちゃいい話ですね( ^ᵕ^) ジジとヴラドがかっこよくてオカルンがめっちゃ可愛かったです いつも可愛いオカルンをありがとうございます( . .)" お小遣いいっぱい増やしときます! あと、名前昨日決めてくれたのに変えました笑
しばちゃんありがとうございます🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️ 嬉しいです(*´ω`*)感動です!!! 吸血鬼ジジイケメンです٩(ˊᗜˋ*)و オカルンも最高でした😭👏✨ ニヤニヤが止まりません( ´﹀` )💕 仕事中にみてしまいました(*ˊˋ*)やる気出ましたありがとうございます🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️