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僕らはまだ死にたくない!!
第15話.ジャージと生きる理由.
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🧸*̩̩̥ (12)目線
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もう少し危機感を持っていれば良かったなぁ。
そう思っても起こったことはしょうがない。
今はこの場からの解決を考えなきゃ。
今はお姉ちゃん(18)が出てくれている。
少しでも考えをまとめておきたい。
寿葉さんと西さんにどんな関係があるのか。
奈桜くんに何が起こっているのか。
桜さんにどんな事があるのか。
分からない事が多すぎる。
奈桜くんは今も幻覚を見ている。
🍎 𓈒𓏸「に〜ちゃんに〜ちゃん。…ん〜。」
🌙.*·̩͙「…それ観葉植物……。」
🎐🫧「…頃合かなぁ……?」
🧸*̩̩̥「寿葉さ〜ん。ちょっと詳しく聞かせてくださいねぇ〜?」
お姉ちゃん私のフリ下手くそっ!!
そんなんじゃバレるってのに!!
🎐🫧「…さァナンノコトカナ?」
いや。バレないのかい。
それにしてもカタコトすぎでしょ。
『ガチャ』
🫖𓈒𓏸「ふぁ…おはよぉ。皆はやぃ…。」
🎐🫧「ふふ。西さん髪跳ねてる。」
🫖𓈒𓏸「んん。」
いや。新婚夫婦か。
🫖𓈒𓏸「…ぁ。出来たよぉ〜。ジャージ。」
🎐🫧「わぁ!!可愛い〜!!」
そう言ってぴょんぴょん飛んでいる。
……█歳児みたい。
🌙.*·̩͙「ぅわぁ!!凄ぃ…何か見た事ある様な……、。」
🍎 𓈒𓏸「ん〜。ジャジ。」
ゔぐっ!!辞めてくれ。母性をくすぐるな。
🧸*̩̩̥「わぁ…ちょっとデカい……。」
🫖𓈒𓏸「ょし。皆喜んでいるしおけおけ。」
🎐🫧「……。」
どうしたのでしょうか。
固まっています。寿葉さんが。
🎐🫧「再現度やばぁ…。」
感動していただけでした。寿葉さんは。
🫖𓈒𓏸「いつもその服じゃ飽きるでしょ?今日はジャージで過ごしてねぇ。服洗うし。」
🎐🫧「はぁーぃ!!」
🌙.*·̩͙「分かりました…。」
🧸*̩̩̥「((コクン。」
🍎 𓈒𓏸「ぅ。」
🎐🫧「…って違う違う。いゃ。違く無いけど…。」
🫖𓈒𓏸「…ん。?」
🎐🫧「…“アレ”の話なんだけど…。((小声」
🫖𓈒𓏸「…。ん。じゃぁこっち来て。」
🎐🫧「ぅい。」
……?あぁ。
そういえば今日は寿葉さんの番だっけ。
あんま分かんないけど。
🧸*̩̩̥「…見た事あるなぁ((小声」
🌙.*·̩͙「…っですよねっ!!何処だっけ……。」
🍎 𓈒𓏸「んぱ。……ぅえ。」
……あ。あそこだ。ぇっと……。
なんちゃら学園。……みたいな。
🧸*̩̩̥「夜空学園……みたいなとこだったかな……。」
🌙.*·̩͙「…ぁ〜。……多分…?」
自信無さげですね。まぁ私も知らないけど。
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🎐🫧目線
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“アレ”で通じるんだ。まぁそりゃそうか。
🫖𓈒𓏸「どうする?する?」
🎐🫧「…折角着るなら今のはなぁって。」
🫖𓈒𓏸「…そうだね。まぁ準備は出来てるからどちらでも大丈夫だけど。」
🎐🫧「……やろうかなぁ。そろそろやばいんでしょ?」
こっちにはお見通しですよ〜だ。
🫖𓈒𓏸「…そうだね。やるかぁ。」
🎐🫧「そいえば最近どーお?」
🫖𓈒𓏸「…元気無いかなぁ。そりゃ当然でしょ」
🎐🫧「…愛しのお姉ちゃんが居なくてだったら良いなぁ。」
🫖𓈒𓏸「……自分で言うんだ。」
🎐🫧「…自己肯定感上げなきゃやってられねぇよ。」
🫖𓈒𓏸「そりゃそうか。」
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⚯˶目線
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暇。
⚯˶「ひまひまひまひまひまひまひまぁ!!」
最近西が構ってくれない。
忙しいのは分かるけど……。
部屋から出るなって言われたし……。
西が作った資料も全部見た。
…そ〜言えば、五人だったよな。
幾ら資料を見ても1人足りないんだよなぁ。
何でだろ。貰い忘れかなぁ。
⚯˶「…後で貰いに行こ。」
……ひまぁ。
⚯˶「…◾︎◾︎って楽しいのかな……?」
いや。やったらダメ。姉さんと約束したもん。
姉さんが悲しむような事しない。
このジャージは姉さんが通った学校の物だ。
西が作っていた。
なんでも五人の為なんだとか。
わざわざこのジャージにした理由は……
分かんないけど。
もしかしたら姉さんが居るとか……。
なんて。妄想は辞めよう。姉さんは……
姉さんは亡くなった。
西の目の前で。僕も見た。病院で。
目を瞑って。
まるで寝ているかのような姉さんを。
⚯˶「…姉さんが居るなら…僕の近くに居てよ。」
僕の近くに居てくれるだけでも僕は生きる理由になるのだから。