🔞無し つ🅰️BL短編集

怪我した👻🔪さんを心配する💡さんの話

全て捏造。妄想。

_@inm 視点_

蒸し暑くて蝉の鳴き声が響く夏のある日 。

夏休みの子供たちの楽しそうな声が

近くの公園から聞こえてくる

今日はDytica全員での任務 。

依頼内容は “ 迷子の仔猫探し “

ただの迷子の子猫に４人も？と

全員が思った

理由を聞くと

「 仔猫が迷子になった場所に

KOZAKA-Cが出たから

ついでに倒してこい 」との事

inm 『 あ゛〜〜っ！！あっつい！！ 』

『 なんでこんな日に任務なんだよ 〜 』

あまりの暑さについ愚痴が溢れる

hsrb 『 吃驚するので急に大っきい声出さないで貰えます ？ 』

『 るべち こわ 〜 い 』

なんてきもい演技をしている星導は無理する

kyng 『 まぁ確かにあちぃよな 』

そう言い手をばたばたとし自分を仰ぐ小柳

首には汗が滴っていた

mrkm 『 あ ！ 彼処に駄菓子屋あるやん ！ 』

『 たこ 奢れ 』

目を輝かせて言うカゲツ

カゲツが指差した方を見ると

懐かしい雰囲気の駄菓子屋があった

inm 『 まじじゃん ！ 』

『 行こうぜ ！！ 』

そう言い

駄菓子屋に向かって走り出す

hsrb 『 ちょ 、任務は ！？ 』

kyng『 こんな暑い日に走るとかバカかよ 』

mrkm『 ほら行くで たこ 、狼 ！ 』

inm 『 ぅおー 、なつかし 』

皆より先について

駄菓子屋に入る

kyng『 ッはぁ … 、は、あ゛… ッ 』

hsrb『 お爺ちゃん大丈夫ですか 〜 ？ 』

kyng『 お前の方が爺だろ … ッ 』

inm『 うわ ！ これ良く食べたわ 〜 』

mrkm『 いなみ ぼくこれたべたい 』

inm『 いいじゃん ！ 』

『 星導の奢りだしいっぱい買お 』

爺達は放っておいて

カゲツと駄菓子をカゴに入れる

hsrb『 は ！？ 俺奢るなんて言ってないです ！！ 』

inm『 あ 、ラムネあった 〜 』

なんか騒いでる星導を無視して

ラムネをカゴに入れる

hsrb『 ちょ聞いてます？？ 』

inm『 え 〜 、だめ ？ 』

自慢の目を使って

きゅるん と上目遣いする

hsrb『 だめです 』

inm『 ッチ 、はげたこ 』

hsrb『 禿げてないです！！ 』

また騒いでる星導を無視して

小柳の方へ行く

inm『 こやなぎ 〜 、おごって ♡ 』

星導にした様に

上目遣いで頼む

小柳がこの顔に弱いのは知ってる

kyng『 いいぞ 』

そう言って俺の持ってる

カゴを持ってくれる

inm『 うっわぁ 〜 、イケメン 』

kyng『 何言ってんだお前 』

inm『 ラムネうまぁ 〜 ！ 』

『 なんか夏って感じするわ 』

さっき買ったラムネを

一口飲む

hsrb『 感想がごみですね 』

inm『 黙れ ？ 』

hsrb『 辛辣 』

そんな会話をしながら歩いていると

猫の声が聞こえた

聞こえた方を向いてみると

探していた迷子の仔猫がいた

inm『 あの猫依頼のじゃない ？ 』

kyng『 そうだな 』

inm 『 よし 、星導ラムネ持ってて ！ 』

hsrb『 ぇ 、なんで俺 ？ 』

inm 『 いいから ！ 』

『 ぁ 、溢したら殴るからね 』

hsrb 『 いやこわ 〜 、』

星導に飲みかけのラムネを押しつけて

仔猫を捕まえに行く

inm 『 よいしょっ、と 』

思ったより簡単に捕まえられて

油断していた

kyng 『 いなみ ッ ！！！ 』

背後から急に自分の名前を呼ばれ

後ろを向くと

巨大なKOZAKA-Cが腕を振り上げて

攻撃してこようとしていた

突然の事で思考が止まり動けなくなる

攻撃もこっちに走ってくる

小柳達も動きがゆっくりで

死ぬ時はスローモーションになるとか

聞いた事あるけどほんとなんだな

なんて呑気な事考えてたら

ばっ、と目の前に誰かがくる

inm 『 、は、 』

間抜けな声が出る

それと同時ぐらいに

びちゃっ、と顔に何かがつく

それを手で拭くと

手が赤く染まる

血だと理解すると同時に

ばたっ、と人の倒れる音がし

前を向くと小柳が倒れていた

_@kyng 視点_

伊波を庇って攻撃を受けると

思ったより傷が深く

倒れてしまう

駆け寄ってくる伊波の足音と

自分の心音

伊波が俺の名前を呼んでいる気がするが

自分の心音がうるさく

周囲の音も聞こえなくなっていく

それと同時に意識が朦朧としてきて

遂には意識が完全に無くなった

_@inm 視点_

小柳が倒れた時からの記憶はなく

気付いたら病院でベットに横たわる小柳がいた

幾つもの点滴が腕に刺さっており

見ているだけでも痛々しい

hsrb 『 ライ 』

後ろから星導に声をかけられ振り返る

inm 『 どうしたの星導 』

hsrb 『 自分を責めないでくださいね 』

『 今日のはライのせいじゃなくです 』

そんな事言われたって

無理に決まっている

俺が油断してたせいで

俺を庇ってせいで

俺のせいで小柳が

inm 『 ッ、うぁ、 … ひ、ぐ ッ 』

『 うぁああ、゛ッ 』

考えると波が溢れてきて

子供の様に泣いてしまう

hsrb 『 … 泣いていいですよ 』

inm『 ッ、ひぐ、ぅ゛ 〜 、っ 』

星導は子供をあやす親の様に

俺を抱きしめて慰めてくれた

_@hsrb 視点_

可愛らしい寝息を立てて

俺の腕で眠るライ

hsrb 『 泣き疲れちゃいましたか 、』

mrkm『 ライ 平気か ？ 』

病室の窓から

入ってくるカゲツ

hsrb 『 泣き疲れて寝てます 』

mrkm『 そ 、これ置いとくな 』

そう言ってカゴに入ったリンゴを

ベットの隣の棚に置く

hsrb 『 後で俺が食べときます 』

mrkm『 タコ用じゃないわ 』

病室に沈黙が続く

先に口を開いたのはカゲツだった

mrkm『 なぁ 、まだ伊波の事狙っとるん ？ 』

hsrb 『 当たり前じゃないですか 』

mrkm『 、ふーん、 あそ 』

hsrb 『 自分から聞いたのに興味なさそうですね 』

mrkm『 別にないもん 』

hsrb 『 ないのかよ 』

『 カゲツは好きな人とかいないんですか ？ 』

mrkm『 たこ 』

hsrb 『 … は ？ 』

突然の事で一瞬思考が止まるが

俺のことだと理解した瞬間

顔に熱が集まる

mrkm『 ふは 、笑 顔真っ赤やん 』

hsrb 『 いや 、当たり前じゃないですか、 』

mrkm『 はは 、かわええ 』

hsrb 『 揶揄わないでください 、！！ 』

mrkm『 すまんすまん 笑 』

『 じゃ 、僕これから任務やから 』

hsrb 『 、ん 、がんばってください 』

mrkm『 はぁーい 』

カゲツが行った後も

顔の熱が冷めなかった

hsrb 『 あのばかにんじゃ、 』

_@inm 視点 _

小柳が起きなくなってから1週間

俺はずっと家にいる

任務は２人に任せっきりで

迷惑かけたくないのに

なんのやる気も出ない

小柳の事を思い出しては泣くばかり

たまに星導とカゲツが来てくれるが

話す気にはなれなかった

inm 『 こやなぎ 、』

『 早く起きてよ、 』

小柳の手を握りながら言う

すると小柳の手が少し動いた

kyng 『 、ん゛ … 、』

inm 『 、こやなぎ、？ 』

kyng 『 … いなみ 、』

小柳が俺の名前を呼んだ瞬間

ぼろぼろと涙が溢れてくる

inm 『 ッ、こやなぎ、〜ッ 』

嬉しくてつい抱き着いてしまう

kyng『 っちょ、いたいたい、笑 』

そう言いながらも

俺の頭を優しく撫でてくれる

inm 『 起きるのおそい、 』

『 ばかろう 』

kyng『 おいバカは言い過ぎだろ 』

inm 『 ふふ 、んふ 、おかえり、ろう 』

kyng『 ん 、ただいま 』

もっと病んでる💡さんが書きたかった