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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
それから数日という時間が過ぎた。ここ数日、💜はやけに落ち着きがない。あの事件で自分が首を突っ込んでしまい、見事にその予想は当たってしまったのだから、何かしらで呼び出しを喰らうことになるだろう。
❤「ねぇ💜くん、気持ちはわかるけど、流石にそこまで心配する必要はないと思うよ。」
💙「そ、そうだよ〜💜くんらしくないよ〜」
💜「だといいよね。俺の場合は違うんだよ。帝様にもこのことは届いてると思うんだよね、だから呼び出しを喰らったらしばらく会えなくなるのが嫌なんだよ。」
はぁ、とやけに大きなため息をつく。下手したら、自分のそばにいた💙たちも呼び出されるのかと思うと、余計に窓を磨く手が鈍くなる。しかし、❤も気が重いのであった。それには、昨日の夜に関わりがある。
ー遡り前夜、、、
❤は眠れなかった。なぜだかは本人にも分からない。だが、だからといって、薄っぺらい毛布にくるまっているのも嫌なので、ぶらぶらと廊下を歩いていた。そして、丁度良さそうな屋根を見つけ、よじ登る。屋根に小さな腰を据えると、涼しげな風が彼の髪をなびかせる。
❤「涼しいな、、、。」
思わず、好きな歌を口ずさむ。木の葉のようにゆらめく彼の歌声は、澄んだ川よりもなめらかに王宮を包み込む。歌い終わり、さて、明日のためにも戻るかと思ったところに、誰かが急いで部屋に戻る姿を捉えてしまったのだ。
ー時は戻り、、、
💙「あ〜あ、僕も何かしらの活躍出来てればな〜」
💜「いや、俺を助けてくれた時点でも、十分すごいことだと思うよ。危機一髪だったもん。」
❤「(もしあれが上官だったら、、、俺は今日で解雇だぁ(´;ω;`))」
それぞれが複雑な心情の中、女官が掃除を終えた彼らの部屋にやってくる。勢いよく入ってくるので、3人は塩に漬け込まれたかのように身がぎゅっとしまったのを覚えた。
女官「あなた達!お世継ぎ様がお呼びですわよ!」
💜・❤・💙「(あー、、、終わったな、俺/僕ら。)」
💜は冷静を装ったが、冷や汗が手のまめに染みる。❤は解雇になったら、これからの生活どうしていこうなんて考えていた。💙は出世だったらどうしようと2人よりもかなりのんきなことを考えている。
あっという間に皇室へと辿り着いた。緊張の中、扉を潜り抜ける。そこには先日見かけたあの美青年たちが座っていた。自分たちが女ではなくて良かったと、💙達は感じていた。なぜならば、自分たちでも見入るほどの芸術品そのものなのである。
💛「今日はありがとうございます。先日の事件の推理、お見事です。」
💜「あ、あぁいえ、まぁ、、、。」
💙「(威厳が、、、凄すぎて何も喋れないよ僕、、、。)」
❤「(頼むから俺には何も言わないでくれ。雑用でも何でもするから。)」
💛自体も緊張しつつあった。よく見てみれば、顔立ちも悪くない。すすだらけなのは少し気になるが、、、。💗はまるで値踏みするような眼差しで💙達を見る。🧡は、新しいおもちゃを見つけたような少し興味深そうな目で見つめている。3人は熊に追い込まれた鼠のように縮こまって震えていた。
💗「先日の件、俺たちにも詳しい情報は届いている。そこで、優秀な推理と瞬発力、そして歌声を称えて、、」
❤「ちょ、ちょっとお待ち下さい!歌声と言うのは、、、」
💛「昨晩屋根の上で歌っていたの、貴方ですよね?申し訳ありませんが、昨晩聞かせて頂きました。まぁ、たまたまですが。」
悪戯げに笑う💛とは真逆に、❤は青ざめていた。まさか昨夜聞いていたのがお世継ぎ様だったとは。そう考えただけで、冷や汗が止まらなくなる。その様子に、💗はニヤリを白い歯を見せた。
はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくお願いします!それじゃ、おつてぬ〜