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やばすぎ🤦♀️ めちゃめちゃドキドキして興奮しちゃいました😅 こーじくん大丈夫かな?あまり思いつめないで欲しいな🥺 この物語最高すぎて好きです‼️ 続き楽しみにしています😆
【注意】
・🧡が体調不良により病み注意
・体調不良表現あり(過呼吸、頭痛など)
・捏造
・ご本人様とは関係ありません
↓↓↓↓↓
♢ side Mukai Koji
「(もう、嫌やな、)」
居たたまれなくなって逃げ出した俺は、楽屋に向かって荷物を持って、スタジオを出た。
「(どうして、こうなったんやろ、)」
ふらふらとした足取りで、俺はふとそう思った。
「……あ、そや。」
“眠れやん”からこうなってるんや。
「(何で今までしやんだんやろ。)」
……俺は行き先を決め、そちらに向かった。
♢ side Fukazawa Tatuya
出ていってしまった康二を捜すために、俺、阿部ちゃん、めめ、の3人は楽屋に来ていた。
……のだが。
Ren「え、」
Abe「康二の荷物無くない?」
「……マジか〜……。」
Ren「え、ど、どうしたら……。」
「……捜すか、待つか、の2択だな。」
Abe「いやいや……捜した方が良いんじゃない?多分メールとかしても今の康二は既読も付かないし返信もしてくれないよ。」
「……よし、照達に言いに行ってそっから捜そう。」
Ren「じゃあ俺言いに行ってくるんで先に2人は捜しに行ってください!多分まだ遠くは無いと思いますから、!」
Abe「めめありがとう!ふっか行こ!」
「了解、めめ頼んだ!」
♢ side Watanabe Shota
スタジオで捜しに行ったふっか達を待っていると、思いっきり扉が開いた音がして、びくりと肩を揺らした。
Hika「びっ、くりした……。」
そこに居たのは、”めめ”だった。
Rau「めめどうしたの?そんな慌てて……、」
Ren「はぁ、っはぁ……こ、康二、康二の荷物が無くなってて、!!」
「……は、?」
Hika「え、待ってどういう事?もう居なかったの?」
Ren「た、多分どこかに行ったんじゃないかって……。」
それを聞いた時、俺の背筋が凍りついた。
「(え、俺の所為じゃん……康二、え……どうしよ、俺……このまま帰ってこなかったら、)」
Date「翔太!!」
「っ……、!?」
Date「行くよ、康二捜しに。」
「……俺、」
Saku「そんなの後でで良いから!康二と喧嘩したままで良いの!?」
「……やだ、」
Saku「じゃー行くよ!!」
「う、うん、」
♢ side Mukai Koji
「……やっと、ねむれる、」
俺は自宅に居た。買った物を袋から出して、水道水をコップに入れた。
「……これで、みんなに、めいわくかけやん、」
俺はソレを口に含み、水を流し込む。
「しょっぴー……おこらせて、ごめんなぁ、」
視界がぐらりと揺れる。
「……おやすみ、」
♢ side Watanabe Shota
どれだけメールをしても、どれだけ電話をしても彼奴は出なかった。俺は、嫌な予感がして、常に胸騒ぎがしていた。
ただ、照にある1つの電話が掛かってきた時に俺は人生で最大の後悔をした。
Hika「……は?それ、本当……?」
照の手と声は震えていて、今にも泣き出してしまいそうだった。
そして電話が終わった時、彼は俯いた。
Saku「ひ、照?どうしたの?」
Rau「誰からだったの?」
Hika「……落ち着いて、聞いて。」
心臓の鼓動が頭に鳴り響く。煩くて、頭が割れそうなほどに。
Hika「……康二の家で、倒れてるのを見つけたらしい。」
Rau「え、」
Hika「……近くに、少量しか残っていない買ったばかりの睡眠薬が転がってたらしい。」
Saku「こ、康二は……?」
Hika「意識不明の重体、病院に今運ばれたって。」
その瞬間、ずきりと激しい痛みが頭を走る。体全体の力が抜けて、膝から崩れ落ちた。
Date「翔太、!?」
「っあ、はぁ、っひゅ、はぁっはぁ、」
Hika「……こっちもこっちでヤバいな……俺の家近いから運ぼう。佐久間とラウは先に病院行ってて。」
Date「え、あっ了解、!」
Hika「康二に何かあったら連絡して!!」
Saku「了解!」
Rau「わ、分かった、!しょっぴーの事よろしくね!」
Date「おk!」
何か3人が話しているのは分かる、だが何を話しているのかは分からず、俺の意識は薄れていく。
♢
「……っ、い”た、っ」
目を覚ますと、そこは1度や2度来た事のある照の家の寝室だ。
Date「!、翔太、大丈夫?」
「……涼太……、?」
Date「頭痛いの?」
「……ちょっと、だけ……。」
Date「ストレスかな……熱も無いし、とりあえず横になってなよ。」
「……皆は?」
Date「病院に居るよ。あ、そうだ、康二何とか一命取り留めたって。いつ目覚めるかは分かんないけど、とりあえずは安心してって連絡来た。」
「……、」
俺はむくっと起き上がる。
Date「翔太?」
「……おれが、倒れてちゃダメだろ、いかないと、」
Hika「はい駄目〜。」
「おわっ、」
丁度部屋に入ってきた照に軽く押され、ベッドに戻される。
「な、なにすん、……っっい”……!」
Hika「休む時はちゃんと休まないと、翔太もあんま寝れてないでしょ。」
「……それ、は……そうだけど、」
Hika「翔太まで倒れたら、康二が起きた時心配するよ。」
Date「照、もう倒れてるから。」
Hika「じゃあもう遅いな。寝ろ。」
「えぇ……。」
ニコニコしながら言うリーダーの姿に、俺は少し恐怖を覚えた気がした。
「……分かったって、休めばいいんだろ……、」
Hika「それでよし。康二が起きたらちゃんと言うから、万全になるまで寝ろよ。」
「……。」
Hika「そういや言っとくけど、舘さんと交代で翔太の事見張ってるから、逃げ出そうなんてしても無駄だからな。」
「(何で分かってんの……。)」
Date「俺が言ったからね。」
「心読むな、てか分かってたのかよ。」
Date「翔太の事だから、どうせ見てない間に康二の所行くだろうってね。」
「……はぁ……。」
Hika「じゃ、舘さん交代。」
Date「了解、俺ご飯食べてくるね、翔太は何が良い?」
「……コンビニ飯で良い……。」
Date「じゃあ適当に買ってくるね。」
と言って幼馴染は部屋から出ていった。
「……。」
Hika「不貞腐れてんな、幼馴染に全部当てられたからって。」
「うっせ、もう寝るから。」
Hika「はいはい、ご飯になったら起こしますよー。」
「……。」
Hika「……翔太も無事で良かったよ。」
「……ぐすっ、ひぐ……っ、」
俺は布団に潜って息を殺して泣いた。それは照にはバレていた様で、ぽんぽん、と一定のリズムで優しく叩かれる。