【注意】
・🧡が体調不良により病み注意
・キャラ崩壊注意
・体調不良(?)表現あり
・捏造
・ご本人様とは関係ありません
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♢ side Meguro Ren
これは、康二が病院に運ばれる数十分前の事。
岩本君に伝えた後、俺はふっかさんと阿部ちゃんと合流した。
Fuka「めめ!」
Abe「照達は?」
「捜して貰ってます、!」
Fuka「ありがと、俺らも引き続き捜そう。」
だがその後も見つかる事は無かったのだが、阿部ちゃんがこんな事を言い出した。
Abe「……ねぇ、思ったんだけどさ、」
Fuka「どした?」
Abe「もしかして、家とか?」
「あー……確かに、そこは捜してなかった。」
Fuka「行ってみる価値はあるな……行くか。」
♢
そこで、俺達は衝撃の光景を目の当たりにしてしまった。
Fuka「……康二……?」
台所に散らばった粒状の薬の様な物。そして、床に動かない康二の姿があった。近くには睡眠薬の瓶が転がっていて、さっき買ったばかりだと言う証拠のレシートが机に置いてあった。
Abe「めめ救急車に連絡して!!」
「え、あ、分かりました、!」
Fuka「まだ息はある、脈も動いてる……急いで応急処置しないと……!」
Abe「口の中に睡眠薬は……無いか、全部飲み込んだかな……、」
Fuka「康二……何で、」
Abe「……分からないけど、今はとりあえず康二を助けないと大変な事になる。」
Fuka「……だな。」
救急車は5分ほどで到着する、との電話越しから聞こえた。
「救急車5分くらいで来るみたいです!」
Abe「っ耐えて、康二お願い……。」
Fuka「お前死んだら許さねぇからな……翔太と仲直りすんだろ……!」
「康二……死なないで、」
♢
そして病院に運ばれた康二は、現在ICUで眠っている。呼吸器を口に繋がれ、色んな管が康二の体を通っていた。
そこで、ラウールと佐久間君が到着した。
Fuka「あれ、ラウと佐久間だけ?」
Abe「照達は?」
Rau「それが……途中で翔太君が倒れちゃって、」
「え!?だ、大丈夫なの……?」
Saku「康二が病院に運ばれたって連絡が来た時だから……多分パニックとかになっちゃったんだと思うけど……。」
Rau「今は照君の家で休んでるよ、舘さんも一緒に翔太君のこと見てもらってるみたい。」
Fuka「そうか……。」
Saku「康二は?」
Fuka「今はICUで治療してる。命に別状は今の所無いだろうって。」
Rau「良かったぁ……、」
「……、」
ガラス越しに見える、彼の血色の悪い体。
「(しんどかったのかな、康二……、)」
Abe「めめ?」
「!……阿部ちゃん……。」
Abe「……大丈夫、康二ならパッて起きて俺らのこと笑わせてくれるよ。」
「…………でも、今日……康二何か元気無かったなって、思って……。」
Abe「まぁ確かにね、今日1番目に楽屋来てたけど、机突っ伏してたから俺が何回呼んでも全然反応無かったし。」
Fuka「てか、そもそも最近康二の様子がおかしかった気がするんだけど。」
Rau「確かに!」
Saku「俺らに抱き着いて来ないもんな……。」
「こうなる前に何かあったのかな、」
Abe「……とりあえず、康二が起きる事を祈ろう。翔太の事も心配だしさ。」
Rau「……だね。」
♢ side Watanabe Shota
ゆさゆさ、と身体を揺さぶられる。それと同時に意識もどんどんと覚醒しだして、俺の名前を呼んでいる事が分かった。
Hika「翔太。」
「……ん、……?」
Hika「舘さんがご飯買って来てくれたよ。一緒に食べよう?」
「……ん……、」
どうやら泣き疲れて眠ってしまったらしい。俺は重たい体を起こして、涼太が買って来てくれたご飯を受け取る。
Date「じゃあこれ、翔太のね。」
「……これ、俺が好きなやつ……、」
Date「うん、翔太好きだったなーって思って買ってきた。」
「……あり、がと……。」
Hika「さっすがゆり組、互いの事分かってるね。」
そう言われたのが何か小っ恥ずかしくて、少し体が熱く火照るのを感じながら口に入れる。
Date「じゃ、俺達も食べよ。」
Hika「俺の分までありがとう、舘さん。」
Date「いえいえ。」
「……ん、おいひぃ、」
Date「良かった。」
ほとんど無言で3人の空間が進んでから、俺はふと思い出した。
「……康二、は?」
Hika「……、」
そう問いかけると、何故か言いたくなさそうに2人は目を伏せる。
「……起きたの?」
Hika「……起きた、らしいよ。」
「……え、じゃあ……行かないと、」
Date「今は……。」
「は、何で……。」
Hika「翔太。」
真剣な眼差しで、こちらを見つめるリーダーの姿。そして、悲しそうな目をする幼馴染の姿。
「……な、に……康二に何があったの……?」
Hika「……パニック状態だって。ICUで治療されて、一般の病室に移されたらしいんだけど、病室内で泣き叫んでは、また……自殺しようとして、」
「……なに、それ……どういう事……?」
Date「今の康二は死にたいって言う願望が強すぎるって。誰かが絶対に見張ってないと、自傷行為しちゃうんだって。」
「……、」
Hika「……今は、他のメンバーに任せよう。俺達じゃ、何も出来ない。」
「……そんな、康二……、」
♢ side Meguro Ren
康二がICUから一般の病室へ移された。そして、いつもの彼はそこに居なかった。
Koji「嫌や、!!離せッ!!!」
『向井さん!!落ち着いてください、もう大丈夫ですから!!』
次に俺が1人で病室へ来た時、彼はもう目を覚まして居たのだが、彼は暴れ狂っていたのだ。
「は、?」
Koji「俺は死ななあかんねん、!!!」
「っ、!!」
俺はすぐに駆け寄った。看護師の方が1人で康二の暴走を止めていたのもあったけど、何より康二の口からそんな言葉が出るなんて思いもしなかったからだ。
「康二!!落ち着け!!」
Koji「嫌や、!!死なせてや……、!!」
「康二ッ!!!」
Koji「〜っ……、」
俺がそう名前を叫んだ時、康二の動きが止まった。
「……そんな事……絶対言うな……、死ぬなんて……絶対に……、!!」
Koji「ぐす、っひぐ……ひぅ、ッ……うっ、」
『すみません、院長を呼んできます、』
「ありがとうございます……。」
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