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『 君と 』

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『 君と 』

10 - 第十話:よかった

♥

613

2023年09月02日

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第十話:よかった


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俺が屋上に行ったのは

いじめを受けて、


死のうと思ったから。


屋上に上がり、靴を脱ぎ

フェンスを乗り越える。


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そのすぐ後に

君は来た。


でも、止めるでもなく

ただずっと俺の方を見る。


少し癖がついた、

紫色の髪をなびかせながら


フェンスの奥に立っている。


君は、どうする気なんだろう。


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立ち尽くす君を見た後、

俺は体を傾けて


少し微笑み、建物から足を離す。


俺は少し目を閉じた。


太陽が眩しかった。


次、目を開けたら

君が俺の方に手を伸ばして


飛び降りていた。


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驚きがきっと顔に出ている。


でもそんなことはどうでもいい。


空中で君に追いつかれた。


もう少しで地面だから

助けたくても


間に合わないと思った。


君が上、俺が下だったのに

君が下、俺が上になっていた。


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俺はずっと君に

「 馬鹿野郎!! 」

って叫んでのに


きっと君には届いてないんだろうね。


俺はこの状況に後悔もあって

恐怖もあった。


でも君は何の後悔も恐怖も

無さそうに眉を八の字に曲げて


俺の方を見てる。


意味わかんない。


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地面に頭から着いた。


君の頭からは大量の血。


気味が悪かったけど

出るのは涙だけ。


声も何も出ない。


でも君は俺に向かってこう言った。


「 よかった 」


って。


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そこから数年経った。


俺のいじめは解決されたのに

君は一向に目を覚まさない。


早く起きてさ

また笑ってよ。


俺に


「 よかった 」


って言わせてよ…。


紫くん。


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意外と自信ある✨







この作品はいかがでしたか?

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コメント

3

ユーザー

サイコウ!(๑´ロ`๑)~♪❤️

ユーザー

もう天才すぎます😿💗

ユーザー

え、泣けるし好き、、😭✨ なるほどな〜、、(゚ー゚)(。_。)ウンウン

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