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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーななside
私達はポルルたちの家に行くと二人とも大喜びしてくれ、その後は楽しい夜を過ごした。私は寝る前にいつも本を読んでいるから、何か本はないかと聞いてみたら、ポルルは自分たちが憧れている勇者の本を貸すと言って、持ってきてくれた。古びてはいるが、母さんの髪色によく似た色の表紙だった。錆びた金色の文字で「イロアスの勇者」と書かれていた。寝室に持っていって早速開いてみた。
「*この本は、かつて我が国の乱世を終わらせ、人々を戦火から守ったイロアスの勇者の生き様を書いたものである。今は彼はどこにいるのか、何をしているのかわからない。しかし、この武勇伝で勇者の素晴らしさがおわかりになるだろう。*」
冒頭にそう書かれていた。ヒッポカムポスさんが言った通りだ。私は続きが気になり、次のページを開く。
「*彼は、この国『ミドル国』を平和に導いた。しかし、誰もがその存在を知っていても、その素顔を知るものはいない。いつもお面や布によってその顔を見たものはいない。彼はこの国の一番遠い村で生まれ、戦火で両親を失った。その頃に、彼はこの国を守ることを誓ったらしい。私も驚いていた。8つという年頃でとある山賊を平定させることに成功したのだから。*」
読めば読むほどどんどん私はその話にのめり込んでいた。気になって仕方がなかった。イロアスの勇者が誰なのか、そして彼は今どこにいるのか。私は次々とページを読んでいった。やがて、最後のページにはこう記されていた。
「*しかし、彼は突如姿を消した。なんでも、異次元の混乱している国を平定させてくるとのこと。その国は政治が乱れかけており、それを知った彼が助けようとしたが、その国に恨みある魔女が勇者を_____に変えてしまった。なんという侮辱だろう。その国の__の_を救うことで_____が解けるらしい。どうか、_____様の_____を祈る。*」
そこのページは文字がかすれていて読めなかったところがいくつかあった。必死に読もうとしたけど、何も情報はつかめなかった。そのうちにれんがペラペラとめくる音で起きたのか迷惑そうに瞼をこすっていた。
れん「んぅ、、、なな姉うるさいよ〜、、、。また本読んでるの、、、?」
なな「うん。でも、あのヒッポカムポスさんが言ってたことが詳しく書かれていたよ。明日からは試練に励みつつも、イロアスや勇者のことについて、調べてみよう!」
れん「ん〜。、、、でも、寝なきゃ何も始まらないよ〜。おやすみ〜( ˘ω˘)スヤァ」
なな「んふふ。ま、いっか。」
私も布団に潜り込んでゆっくりと眠りに落ちた。
はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくおねがいします!それじゃ、おつてぬ〜