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あの森に行ってから早2日。
エノクが心配そうに言う。
「体調は大丈夫?」
それに返答するリサは…
「うん、もう元気になったよ。」
その答えでエノクは少しぐらい喜ぶ。
「治って良かった。やっぱり
ガブリエルさんの薬は凄いね…」
リサが口を開く。
「エノク。私、村の人達に挨拶したい。」
エノクは迷わず、リサに許可をした。
そしてリサは自分のリボンを手にする。
「これ、お守りだから持っていく。」
エノクはリサにリボンを付ける。
「じゃあ行こう。」
「うん!」
まずはミシェルとエリヤに
会う為にパン屋に行く。
『こんにちはー!』
エリヤが気づき2人に少し走って近づく
「いらっしゃい!エノク、リサ!」
リサが挨拶をする
「こんにちは!エリヤさん!」
エノクが申し訳なさそうに言う
「ごめんなさい、リサが村の人達に
挨拶したいって言うんですから…」
ミシェルがエリヤを呼ぶ声が聞こえる。
「エリヤさん手伝ってください!」
エリヤが声に気づく
「分かりました!」
エノクが口を開く。
「忙しそうなので他の所に行きますね!」
エリヤが反応する
「ごめん!じゃあね!」
次はガブリエルの医療テント。
『こんにちはー!』
ガブリエルが誰かと話してる
「ダニエルさんカフェイン摂取は
少し控えてくださいよ!」
リサ「こんにちはー…」
ダニエルが気づく。
「ガブリエル、幼い客だぞ。」
ガブリエルが誰か察した。
「エノクとリサですか?分かりました。」
ガブリエルが椅子から立つ。
「ごめんなさい。少しお取り込み中です。」
エノクが言う
「実はリサが村の人達に挨拶をしたいと
言うのでここに来ました…」
ガブリエルがそれに気づき、言う。
「あぁ、そうですか。…こんにちは、
リサ。」
それに答えるようにリサは言う。
「こんにちは。ガブリエルさん。」
ダニエルがエノクとリサに近づく。
「よっ。エノク、リサ。」
エノクが気づく
「こんにちは。ダニエルさん。」
ダニエルが口を開く
「折角だしジェバンニに挨拶するか?」
その発言でガブリエルが焦る。
「今は安静にするように言ってます!」
ダニエルは少し悩んだが
「ジェバンニには少しぐらい人に
会わせた方が良いぞ?」
ガブリエルは困った様子である。
「むむ…でもしかし…」
ガブリエルを絆すダニエルであった
「そんな頑なにするなよ。」
「わ、分かりました…」
ガブリエルはダニエルに絆され、
2人をジェバンニの病室に案内する。
「勝手にしてください。」
ガブリエルは拗ねてるようだった。
エノクが145号室の扉を開く。
そこにはジェバンニが
安静にするように寝ている。
「ジェバンニさん起こす?」
「それはジェバンニさんに迷惑かけるし…」
その声でジェバンニが起きた。
「ん…?あれ、2人とも…」
エノクが焦ってしまう。
「あっ…ごめんなさい!」
ジェバンニは笑って言う
「大丈夫だぞ。もしかしてお見舞いか?」
リサは口を開く
「挨拶したいだけだよ!w」
ジェバンニは笑顔でこういう。
「それでも良いんだぞ。」
「後でカーリーとかの奴らに挨拶か?」
リサは答える
「うん!」
ジェバンニはまた笑って言う
「頑張れよ!」
リサがそれでにっこりと元気になる
エノク「…良かった。」
エノクがボソッと喜ぶ。
「ガブリエルさん、忙しい中
ありがとうございました。」
エノクがガブリエルにお礼を言う。
「いえ、大丈夫ですよ。」
『それではー!』
ガブリエルとダニエルが2人に手を振る
次はカーリーがいるエノクとリサが
住んでる家近くのテントへ訪ねる。
『こんにちはー!』
そこには休憩しているカーリーがいた。
「2人とも、どうしたんだ?」
エノクがカーリーに言う
「ごめんなさい、リサが挨拶に
行きたいと言って…こうなりました…」
カーリーは少し微笑んだ様子で言う
「そうだ。話し相手になってくれるか?」
エノクとリサが言う。
『じゃあ、少しだけ…』
カーリーが言う。
「ありがとう。2人とも。」
数分後…
カーリーの話が終わった瞬間2人は
少し疲れたようにどっと倒れた。
『疲れたー…』
カーリーが申し訳なさそうに言う
「ごめんな。」
しばらく休憩し、エノクはこう言う。
「次はベンジャミンさんの所に
行ってきます!」
カーリーが2人に問う
「もう疲れてないか?」と。
リサはそれに答える
「大丈夫ですよ。フフ…」
カーリーは咄嗟のリサの不気味な
笑いに少し疑問を抱いていた。
「?」
「また来たら良いんじゃないか?」
エノクが言う。
「うん、そうしよう。」
リサが肯定する
そして、カーリーは2人を見送った。
エノクはリサが影の友達になったことを
気付かれる事を警戒していました。
カーリーにその事を少し疑問にされ、
今のリサを守るために誤魔化したが…
「これで良かったのかな…」
ボソッと言うエノクにリサは
「大丈夫だよ、私は平気。」
そんなリサにエノクは答える。
「うん、そうなら良いけど…」
エノクは不安を抱えていたようだった。
次にエノクとリサはベンジャミンが
住む一軒家に入る。
『こんにちはー!』
ベンジャミンが迎えに来る
「いらっしゃい。」
ベンジャミンが申し訳なさそうに言う
「ごめん、クッキーとお茶しかなくて…」
エノクが言う。
「僕たちは挨拶に来ただけです。リサが
村の人達に挨拶したいなんて言うので…」
ベンジャミンが言う
「少しは疲れたでしょ?クッキーを
食べて、お茶を飲んで休んだら?」
リサが言う。
「良いんですか!?」
その答えをベンジャミンは肯定する。
リサが感謝を言う
「ありがとうございます!」
エノクも感謝を言う
「僕からもありがとうございます。」
2人がクッキーを手にして頬張る。
『モグモグ…』
数分後…
「ご馳走さまでした!」
エノクは言う。
「そろそろ別の所に行きます。」
ベンジャミンは言う
「そっか!気が向いたらまた来てね!」
リサは笑顔で言う
「はい!ありがとうございました!」
そしてベンジャミンは2人を見送った。
『さようならー!』
次はガリオンがいる村長の家の近くに
行くついで、カルメンに挨拶する。
『こんにちはー!』
そこには話し合ってる
カルメンとガリオンがいた。
「もう少し管理を緩くして下さい!」
「どうしてだ?」
「村の人達が動きづらくなります!」
「そう言われても癖なんだ…」
「その癖をまず直してください!」
「すみませんでした。」
「こ、こんにちはー…」
リサの声でカルメンが気付く
「こんにちは、リサ、エノク。」
エノクが言う
「あの、なんでカルメンさんが
ガリオンさんの家に…?」
カルメンがその質問に答える
「ガリオンと話をしようと来たの。」
それで2人は納得したように頷く
そして玄関に来たガリオンは
申し訳なさそうに2人にこう言う。
「玄関でこのまま話すのは2人に
申し訳ないからあがってくれ。」
『は、はい!』
ガリオンが2人に挨拶をする。
「こんにちは。2人とも。」
エノクとリサが言う
『こんにちは!ガリオンさん!』
ガリオンが少し笑いながら言う
「元気にしてたか?」
リサがそれに答える
「元気でしたよ。フフ…」
エノクには不気味な笑いに気付いてた。
そしてエノクは少し焦った様子で言う
「僕も元気でした!」
ガリオンはエノクに言う
「本当に?」
エノクは冷静に答える
「本当に元気でしたよ。」
そしてエノクは誤魔化すように言う
「あ!そろそろ帰らなきゃ!」
リサは察したように言う
「ガリオンさんさようなら!」
ガリオンは少し驚いたように言う
「えっ…?!せめてクッキー
持ってってくれ!!」
リサはガリオンが作ったクッキーを
急いで持っていき、2人は帰った。
2人は家に帰り、クッキーを冷蔵庫に
入れ、和室でゆっくりする。
「危なかったー!」
エノクが少し大きな声で言う
「うん、本当に危なかったね…」
リサがそれに肯定する。
夕飯の時間だが、疲れのせいで
身体が全然動きませんでした。
ご飯も美味しく思いませんでした。
そして夜の事…
エノクはリサの変化を受け入れようと
努力しましたが、彼女の中に潜む影の
存在が次第に彼の心を不安で
満たしていきました。リサは以前のように
笑顔を見せることが少なくなり、
彼女の目にはどこか遠くを見つめるような
冷たい光が宿っていました。
次の日、エノクはリサと一緒に公園を
散歩していると、彼女が突然立ち止まり
ました。「エノク、私何かが
変わってしまった気がする…」と
彼女は呟きました。その言葉にエノクは
胸が締め付けられる思いがしました。
「大丈夫だよ、リサ。僕はずっと
君のそばにいるから。」と彼は
優しく答えましたが、心の中では
不安が渦巻いていました。
その夜、エノクは夢の中で不気味な影に
襲われました。影は彼に向かって
囁きました。「彼女はもう君のもので
はない。彼女は私のものだ。」その
悪夢で目が覚めたエノクは、
冷や汗をかきながらリサの事を
考えました。彼女を守るためには、
何か手を打たなければならないと
決意しました。
そしてエノクはリサを連れて、森の奥に
ある古い神社を訪れることにしました。
そこには、影を払う力を持つと言われる
神様が祀られていると聞いていた
からです。神社に着くと、
エノクは心を込めて祈りました。
「どうか、リサを助けてください。」
リサは神社の境内を歩き回り、何かに
引き寄せられるように不気味な笑い声を
漏らしました。エノクは彼女の手を強く
握りしめ、「リサは僕と一緒にいるんだ。
決して離れないから。」と叫びました。
その瞬間、神社の周囲に風が吹き荒れ、
影が彼らを包み込もうとしました。
しかし、エノクの強い思いが影に
立ち向かう力を与えたのか、
風が影を吹き飛ばしました。
リサの目に一瞬、元の輝きが
戻ったように見えました。
「エノク…」と彼女は呟き、涙を
流しました。「私、元に戻りたい…
でも、どうすればいいの…?」
エノクは彼女の手を握りしめました。
「一緒に影に立ち向かおう!リサは
一人じゃない!」と力強く言いました。
リサは少し涙を浮かべながら覚悟を
決めました。「…!うん!」
そして二人は手を取り合い、影に立ち
向かう決意を固めました。彼らの絆は
どんな恐ろしい運命にも打ち勝つ力を
持っていると信じて。
その時、リサのリボンが光に包まれ、
影を祓うお守りとなっていた事を
他の人も本人も知らない。
知るのはエノク、たった1人。