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漬物🥒
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「にゃ〜お。」
虎之助は片腕に買い物袋をもう片腕に黒猫を抱き抱えて家に帰って来た。どうしてこのような状況になったのかは数時間前に遡る。
巳月と虎之助はルームシェアをしている。家事や部屋の片付けはガサツな巳月にはもちろん出来るわけが無く、家の全ては虎之助が管理している。「んじゃ、買い出し行ってくる。」そう言って虎之助は夕方に出掛けて行った。「おぉ。」と巳月は夕方にも関わらず起床し眠い目を擦り虎之助を見送った。ある程度の買い出しを終え、虎之助は帰路に着いた。すると後ろから黒猫が着いてきているのを察知した。虎之助はいつもの事だと思い特に何もせずに歩き続けている。普段なら向こうが構ってくれないとわかるとどこかに行ってしまうのだが、今回はずっと着いてくる。虎之助はチラッと猫の方を見るとその猫は普通の猫では無かった。尾が2つに別れ、目は片方は赤くもう片方は黄色の猫又だった。このまま追っ払おうとも思ったがもし他の人に憑いて行っては少し面倒になる。それならと虎之助は黒猫を抱きかかえて家に帰って来た。そして今に至る。「おかえr、うおっ!なんだ、それ。猫又か?」と巳月は荷物を受け取ろうと出迎えに来た。「あぁ、勝手に憑いて来た。そのままでもいいと思ったんだが放っておくと面倒そうだからな。」そう言って虎之助は黒猫を床に降ろした。黒猫は「くわぁ〜」と欠伸をし高く飛んだ。するとぽわっと煙が上がりそこには黒髪の子供が現れた。「お!なんだ化けれるのか?」と巳月は興味津々になった。「僕は修行で人里に来ました!名前はマオです!」と元気よく黒猫は挨拶をした。「修行って…。家には帰らないのか?」と虎之助はマオに聞いた。「はい、僕強い猫又にならないとお家帰れなくて…。色んな人に憑いて行こうとしたら怖がられちゃって。」と目をうるうるさせた。巳月は「ふーん。猫又は厳しいからな〜。ワシならまぁ、それ相応の妖術は教えれるし。どうだ?こいつを家に置いては。」とマオの頭を撫でた。「お姉さん、人間じゃないですか?」とマオは不思議そうにしている。「ん?あぁ、まぁな。ワシこう見えても強いんだぞ。」と巳月はケラケラと笑っている。「んで、どうする?虎。」と巳月は改めて聞いた。虎之助は今までの会話をタバコを吹かしながら聞いていた。「はぁ…。まぁお前が面倒見るなら別にいいけど。」と少し嫌そうな顔をしている。それを見たマオは「僕が居ると嫌ですか?」とさらに上目遣いで目をうるうるさせている。少しの間虎之助とマオは見つめあっている。それを巳月はニヤニヤしながら見ている。そして虎之助は根負けしたのか「わ、わかったよ。わかったからそれやめろ。」と目を逸らした。「ほわぁ〜!2人とも優しいです!」そう言ってマオは飛び跳ねている。「可愛いな〜。孫ができたみたいだ
な〜。」と巳月は微笑ましくマオを見ている。虎之助は「いや、孫って…。そういえばお前歳幾つだよ。」と思わずツッコんだ。巳月は「ん?う〜ん。2000歳を越えたあたりから面倒で数えるのをやめたな〜。」と呑気に虎之助のタバコの箱から1本取って吸い始めた。虎之助は呆れた様に「前々から年寄りみたいだとは思ってたけど。」とタバコを灰皿に押し付けた。ピコン。虎之助のスマホに通知が来た。「あ、朱音さんからだ。」とスマホに目を通している。いつの間にか猫の姿に戻ったマオと巳月は戯れている。「明日、さっそく白虎隊と合同で任務について会議があるってよ。」と虎之助は巳月に伝えた。巳月は「お、白虎の奴らか〜。久しいな〜。白虎隊と聞くと戊辰戦争を思い出すな〜。」と相変わらず呑気にしている。「ちょうどいい。一応マオのことも話したかったからな。お前明日はちゃんと正装しろよ。」と虎之助は母親のようなことを言って1日が終わっていく。
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「すみません!遅れました。」と会議室のドアがガチャと開き虎之助が焦った顔で入って来た。「ん?まだ30分前だよ?」と朱音は不思議そうにしている。巳月は後ろから「だから、まだ早いからのんびり行こうって言っただろ。まったく、最近の若者は。」とマオを抱えて入って来た。「あ!その子が昨日言ってたマオくんか〜。可愛いね。」と朱音はマオの顎下を撫でた。マオは「グルルル」と喉を鳴らしている。するとまたガチャっと人が入って来た。「ごめんなさい〜!遅れちゃいました?」と快活な男性が入って来た。それと一緒に「ってまだ30分前じゃん!まじ早いってあたし言ったじゃん!」と小柄な可愛らしい女性がスマホを見ている。男性の名前は
狗山 翔(いぬやま かける)、女性の名前は卯崎 美々子(うざき みみこ)。「やっぱり虎の後輩だな。考えてる事は一緒らしい。」と巳月は言った。「あ〜!先輩達!お久しぶりです!」と翔は犬のように元気に2人に近づいた。「ん、久しぶり。」と虎之助が「相変わらず元気だな〜。」と巳月が反応した。「あ!巳月ちゃんお久〜!虎先輩も。ってか巳月ちゃん今日ツインテじゃん!可愛い〜。」と美々子ははしゃいでいる。巳月は「フフっ、美々子、お前は今日も可愛いぞ。」となんだか人たらしの様な事を言っている。「お前、正装って言ったのに全然正装してないだろ。」と虎之助は呆れている。巳月はその日によって髪型がコロコロ変わる。ただ髪を切ることは絶対無い。そんなやり取りをしているともう1人男性が入って来た。「なんだ、お前たち早いな。」この男性の名前は城虎 白夜(きく はくや)。「だって遅れたら申し訳ないじゃないですか!」と翔は顔をしかめている。「白夜さん、お久しぶりです。」と虎之助は頭を下げた。「虎之助くんも元気そうだな。伯母さん…。お母さんとは連絡取ってるの?」と白夜は聞いたが虎之助はバツの悪そうに「まぁ。」と言うだけだった。朱音は「なんだ。もう揃っちゃったし会議始めようか。」と切り出した。
会議の内容としてはとある施設で天照教の幹部が武器や金銭の取引していると報告があり合同での潜入捜査についてだ。「と、言った感じで明日から潜入をしてもらうね。朱雀隊は内部で情報収集。白虎隊は外部で朱雀隊からの指示を待ってね。臨機応変にね。あ、現場の指揮は虎之助君にお願いするから。」と朱音は資料をまとめている。「ワシ調査する施設がいまいちわからんのだが。」と巳月は渋そうな顔をしている。「まぁ、端的に言うと違法カジノってやつ?裏の人間しか出入りしてないから天照教が動きやすいんだと思う。」と朱音は建物の写真を見せた。「ほぉ。賭場か。楽しそうだな。」と巳月はワクワクしている様子だ。「違法って言ってるんだから潜入の時は賭けるなよ。」と虎之助は釘を刺した。朱音は「それなんだけどカジノで全く賭けないのも変に浮いちゃうからこっちから少額だけど持たせるから。それと!フフっ。ドレスコードがあってね、チャイナ服でじゃないと入れてくれないんだって。」と少し楽しそうにしている。「え?!チャイナドレス着れるの?!羨ましい〜!あたしも内部調査が良かった〜。」と美々子は羨ましそうにしている。「確かに。みみちゃんそういうの好きだもんね!」と美々子と翔は談笑をし始めた。「コホン。とにかく!今の内容で特にもう質問は無さそうかな?ね、白夜君もいいよね。」と朱音は仕切り直した。白夜も「あぁ。特に問題無いよ。」と後ろで見守っていた。そんなこんなで合同任務が始まる。
次の日。巳月と虎之助は少し早めに本部に来ている。「なぁ。ちょっと朝早すぎないか。」と巳月は眠そうに目を擦っている。「俺達は潜入用の衣装の用意があるから仕方ないだろ。はぁ、なんでわざわざ…これなら翔達に潜入任せるんだった…。」と虎之助はため息をついた。少し経ってある程度用意が出来た2人は朱雀隊指揮官室に居た。朱音は「うん!2人とも似合ってる!やっぱり私の選んだものに間違いわないわ〜。」と楽しそうにしている。そこに白虎隊の2人も入って来た。「わっ!!巳月ちゃんめっちゃ可愛い〜!超似合ってるじゃん。写真撮っていい〜?」と美々子ははしゃぎながら巳月をスマホで撮りはじめた。巳月は自信ありげに撮られている。翔は「おはようございます!わぁ、お二人共似合ってますね〜!」と大荷物を持って入って来た。「ん、おはよう。凄い荷物だな。全部武器か?」と虎之助はタバコを吹かしている。「はい!あ、虎之助さん、まだ時間ありますよね?ちょっとケースのバージョンアップしたくて。」そう、翔は虎之助の変形武器を作った本人だ。「あぁ、悪いな。」と虎之助と翔はその場でメンテナンスを始めた。虎之助が「バージョンアップって何をするんだ?」と翔を後ろから眺めている。「えっと、今までは片手で持ち手を握ると変形してたんですが今度は両手で持ち手を握った時に武器が分裂するようにするんです!2丁拳銃とか!」と翔は少し楽しそうにケースを改造している。「えっ、なにしてんの?メンテ??」と美々子と巳月も後ろで覗いている。
少しして移動も済みいよいよ任務が始まった。入口には見張りの様な人が立っており周りを見渡している。巳月と虎之助は臆することも無く見張りに近づき、偽の招待状を見せて中に入って行った。虎之助は入る瞬間見張りにバレずに遠くから待機している白虎隊に合図した。中は沢山の人で溢れていて至る所で博打が繰り広げられていた。「で、どうする?まさか人に聞くにも行かないしな。」と巳月は周りを見渡している。虎之助は「変に動くとバレる可能性があるからな。お前、朱音さんから軍資金貰ってんだろ?ならちょっと周りの気を引いてこい。俺はその隙に取引現場を探してくる。見つけたら合流しろ。」と答える間も無くその場を後にした。「いや、気を引くってどうやって…。それにワシは日本の博打以外はなんにも分からんしな。」と巳月は少し困ったようにした。すると丁半博打の声が聞こえてきて「おぉ〜!これならワシでもできるぞ!」と巳月は丁半博打の暖簾をくぐった。丁半博打とはサイコロの出目が偶数か奇数を予想して賭ける博打だ。「これならすぐに合流出来るしいいな!あとはどうやって気を引くか…」と巳月はとりあえずと賭けはじめた。巳月がやる作戦はそう、簡単に言えばにズルだ。少しだけ妖術を使ってバレぬようサイコロの出目を操った。するとどうだろう、百発百中で出目が当たる。いや、当たり前だが。「すごいな。姉ちゃん。10連勝だ。」と周りが騒ぎ始め、物凄く勝っている女性が居るとギャラリーが増え始めた。巳月は心の中で「こりゃいい作戦だな。というかなんでワシは昔からこの方法で賭けなかったんだ?」とどんどん増えてく賭け金に少し興奮している。すると遠くで虎之助が呆れた顔をしつつ睨みながら手招きしている。「っと。まぁいい額取れたし出るか。」と巳月は賭場を出て虎之助と合流した。虎之助は「お前、さすがに目立ち過ぎだろ。何やったんだ?」とやはり呆れている。「いや〜ちょっとな。」と巳月は苦笑いをして目を逸らしている。「んで、なにか情報が掴めたのか?」と巳月はさっきまでの話を切り上げて聞いた。虎之助は「あぁ、白いローブの連中が奥に行くのが見えた。おそらく裏口から出ていくはずだ。もう白虎隊には連絡してる。俺達も着替えてから合流するぞ。」と歩きながら説明した。その時、「おい!そこに誰かいるのか?」と警備をしている黒服の声が聞こえてきた。「まずいな。まぁ軽く伸すぐらいなら痛めつけても…」と虎之助が思うのと同時に巳月は虎之助に抱きついた。虎之助は「は?おい離せ!キモイ!ってお前力強すぎだろ。」と混乱している。そして黒服がやってきた。「あ!も〜!だからここだと人が来るって言ったじゃん!」と巳月はいつもの口調や声色とは違う様子で目をうるつかせている。「な、なんだ…逢い引きか…ここはVIP以外立ち入り禁止だ。他でやれ。」と黒服は気まずそうに去って行った。「行ったか。」と巳月は虎之助から即座に離れ何故か服を払いながら眉間にシワを寄せている。「いや、お前何してんだよ…」と虎之助は放心状態だった。「なんだ?ワシのような美少女に抱きつかれてドキドキしたか?」と巳月はニヤニヤしている。虎之助は「いや、違う意味でドキドキしたわ…なんかよく分からないものを失った気分だ…」とゲッソリしてる。「?まぁいい、急いで白虎隊と合流するぞ。」と巳月は先に歩き始めた。
一方白虎隊はと言うと。「あ。無線から連絡来た!合流するまで俺たちで追えって。」と翔は虎之助からの指示を受けた。すると美々子は「あ!出てきた!めっちゃ真っ白の人達居たよ〜」と指差した、そこには白いローブを着た人間が4人程確認できた。「行こ!みみちゃん!」そう言って翔は電脳調の大きい斧を持って飛び出て行った。「あっ!ちょっと!翔くん!」美々子も続いて飛び出した。案の定、天照教の人間に気づかれた。
「ここは僕たちが……君たちはケースを持って教団に帰って。」と1人の男性が続けて「ほらほら〜!ゾイちゃんの足手まといになる前に行って〜!」と女性が。
翔は「待て!天照教!」と早速電脳斧を振りかざした。すると「ふん、そんなチンケな発明じゃ僕に敵わないよ。」そう言った男性はトード。シアンと同じく天照教の最高幹部の1人だ。「ゾイ、そっちの子は任せた。僕はこっちのショボ発明家をやる。」そう言ってトードは手に謎の機械を装着した。「ショボ?!」と翔はショックを受けている。そんな中電光ビームのようなものが飛んできた。翔は斧を起点に上手く交わした「危なっ!な、なに今の?!」「今のは僕お手製の霊力ビームつよつよ銃だ!」とトードが言った瞬間翔は「いや!名前ダサっ?!」と思わず突っ込んでしまった。
一方美々子は、ゾイが血液で作り出した大きなコウモリに追いかけられていた。「キャハハ!コウモリちゃんさっさとそのOSFの女握りつぶしちゃって!」と甲高い笑い声をあげている。「嫌ー!!!来ないで!!あたし戦闘は無理なの!!ヒーラーなの!!」と美々子は逃げ回っている。ゾイは「あーもう!イライラすんな〜!」と頭をかいた。その時引っ掻いたところから小さいコウモリが無数に飛んできた。「さ、コウモリちゃん達とっととそいつ捕まえちゃって!」とコウモリは美々子を取り囲んだ。「いやっ!ちょ、離して!」と美々子はあっという間に大きなコウモリに捕まってしまった。「うぐっ。」美々子は今にも潰れそうな力を上手く逃がしているが潰れるのも時間の問題だ。「みみちゃん!!」と翔は美々子の元へ行こうとした時またあのビームが飛んできた。「させないよ。君の相手は僕。」とトードが邪魔をしてくる。「いい感じ!そのまま握りつぶして!」とゾイが笑っている。「ごふっ」と美々子の口からは血が溢れ、意識はどんどん薄れていく。(あ〜これは多分肺がやられちゃったな。あたし死んじゃうんだ……翔くんにまだ好きって言って無いのに……)そんなことを思いながら意識を手放した。
美々子は夢を見た。それは美々子と翔が出会った時の夢。美々子は医大を出てすぐに向いてないと感じ警察学校に入校した。とある日、寮に向かう途中にとある青年を見つけた。その青年はとても楽しそうに機械いじりをしている。まるでプラモデルを楽しそうに作る少年のように。美々子は思わず青年に心惹かれ声を掛けた「ねぇ?何してるの?」「え?あ、えっとね霊具……あ、霊具って言うのはね、自分の霊力を分子かして……」と翔が続けた瞬間「待った!あたしそういう難しいのは分かんないけど要は翔くんはすごい発明家ってわけだ!!」と相変わらずの明るさで返した。「かけるくん?」と翔は少し驚いた様子だ。美々子は「あ、ごめん!馴れ馴れしかった?」と聞くと翔は首を横に振った。「ううん、ただそんなふうに呼ばれたこと無かったから……」と犬がしゅんとなったように大きな体が小さくなった。「でも翔くんって確か犬神の半妖だよね?そのパワーがあれば発明なんてしなくても大丈夫なんじゃないの?」と美々子が聞くと「俺、憧れてる先輩が居るんだ。ほら、2コ先輩の比叡先輩。あの人みたいに霊具を使いこなして人を助けたくて。それに犬神のちからは使いたくない。」とどこか翔は寂しい目をしている。美々子は何かを察したように「そっか……」とこちらは優しい目を向けた。今まで犬神の半妖だからといじめられた翔にはとても優しい目を向ける女の子に心惹かれた。
「このままだとみみちゃんが……」と翔はふつふつと怒りが湧いてきた。すると翔の目は巳月のように赤く染まって行った。「っ?!こいつ犬神なの?!」とトードは狼狽えている。その時翔はすごい速さで大きなコウモリの腕を切り落とし美々子を救出した。「……ちゃん!みみちゃん!」と翔の声で美々子は目を覚ました。「あ、あたし……」とまだ朦朧としている中空気を読まずに大きなコウモリが攻撃を仕掛けてきたすると「虎之助!!」と巳月の声がした瞬間、虎之助によって大きなコウモリは真っ二つになった。「美々子!無事か?すまんな、遅れて。」と巳月はすぐさま回復毒を持つ蛇を使い美々子を回復させた。「翔!よくやった!」とわしゃわしゃと巳月は翔の頭を撫でた。「えへへ、俺、虎先輩の加勢に行きます!」と翔は再び戦闘に戻った。「翔!俺たちはとりあえずあの発明家をやるぞ」と虎之助は刀を拳銃に変化させた。
「よし!美々子立てるか?」と巳月は美々子の治療を終えた。「うん!ありがとう。あとは自分で治しつつ行けるよ!」と美々子もまた巳月と共に戦闘に戻る。
「おい!そこの小娘!良くもワシの可愛い美々子を傷つけてくれたな!」と巳月はゾイを指さした。ゾイは「あ〜、あんたが教祖様が言ってたあの。まぁいいわ、ゾイちゃんがあんたみたいな若作りのブサイクに負けるはずないし〜」となんとも口の悪い。そしてゾイは地雷を踏んだ。「あ??」巳月は完全にキレた。「誰がブサイクじゃこのコウモリ女!!!」と一気にゾイの腹目掛けて蹴りを入れた。
一方、虎之助達はトードの発明品に苦戦してる。「どうだ!僕の激強霊力ビームは!」と自慢げにしている。虎之助も思わず「いや、名前ダサっ」と突っ込んでいる。翔も「ってか!さっきと名前違うしそして新しい名前もダサっ!」とふたりして笑いを堪えている。「はぁ?!こうなったら!」と何やらチャージを始めた。「まずい!翔、もう一度犬神になれるか?」と虎之助は臨戦態勢になった。「それがもうなれないんです。」と翔は申し訳なさそうに言った。「なら俺が道を開くからお前があいつを捕まえろ。」と無理難題を押し付けてきた。翔は一瞬躊躇したが「はい!」と威勢よく返事をした。ふたりがいざ戦う。そんな時決着はあっさりついた。先程巳月が怒りで蹴り飛ばしたゾイがトード目掛けて直撃。チャージしたビームも空に飛んでいき虎之助達には当たらなかった。「「は??」」とふたりは呆気に取られている。「痛ァ……ちょっと!トードあんたこんなとこに居ないでよ!」とゾイが「は?!そっちが飛んできたからつよつよ最強ビーム当たらなかったじゃん!」とトードが「だからそのネーミングセンスがないのやめなさいよ!私の相方ならもっとかっこよくして!」とふたりは言い争っている。「おー、虎、どうだ片付いたろ?」も何故か自慢げな巳月が来た。「はぁ、なんかもういいや。ほら、とっととこいつら捕まえるぞ。」と虎之助は対霊能力者の手錠を取り出した時「やば、ほらトード逃げるわよ!」とゾイはトードを連れてまたもや大きなコウモリに乗って逃げて言った。
「みみちゃん!」そう翔の大きな声を聞いて巳月と虎之助は振り返るとなんと翔が安堵のあまり美々子に抱きついた。「えぇ?ちょ、翔くん!」と美々子は赤くなっている。そんな2人をみて巳月達はただニヤニヤするだけだった。
「あいつら、いつになったら番になるんだろうな〜」と巳月は翔たちと別れたあと虎之助に言った。「さぁな、まぁまだ無理だろ。あの分だと。」と虎之助はフッと笑っている。
第2話 「会合」 完
コメント
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第2話、楽しく読ませていただきました!新キャラのマオちゃんがもうもう可愛くて…「僕が居ると嫌ですか?」の上目遣いに虎之助が根負けするシーン、思わずほっこりしちゃいました。バトルパートとの緩急のバランスも絶妙で、特に巳月が抱きついてごまかす件は声出して笑いました(笑)。翔くんと美々子さんの関係性にも胸が温かくなりますね。次回も楽しみにしてます!