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…あれ?俺何してたんだっけ…

たしかご飯食べに行ってる途中で…

拉致られた…?

…!まずい!!


はっと目が覚めた。そこは知らない場所で、ちょうど椅子に拘束されているところだった。

縛られまいと必死に抵抗する。


恋太郎「お前ら誰だよ!!拉致りやがって!!」


桃隊員「うるせぇ!!」


隊長「俺は桃太郎機関の隊長だ。テメェを調べ尽くすために連れてきたんだよ!」


恋太郎「はぁ?調べるってなんだよ!何を調べんだよ!!」


副隊長「今更何隠そうとしてやがんだ?テメェの両親が桃のくせに鬼の子を産んだのなんか俺らもう知ってんだよ!」


恋太郎「え…?そんなのありえないはずじゃ…」


隊長「とりあえずおめぇら。血ぃ取って研究員に調べさせろ。俺と副隊長は他の任務に行ってくる。」


桃隊員「了解です!」


俺が桃と桃の間の子…?そんな、有り得るはずなかった。情報量が多くてパンクしそうだ…!!

でも血を取られるのはまずいのだろう。きっと俺は異例だから。

隊員がジリジリとこちらへ近づいてくる。


隊員「血取るぞ。」


そうはさせるものか。俺は隊員の頭に頭突きを食らわせた。あまりの勢いにクラっとする。


隊員「い”ってぇ!!」


恋太郎「誰が血やるっつった?触んな変態!!」


恋太郎「カス!能無し!誘拐犯!!」


焦った頭で捻り出せる限りの悪口を吐く。どうにか脱出しようと手首を動かす。暴言を吐いている間に縄が綻んできた。

よし、このままやればどうにかなる!!

………そう思っていた。


隊員「はぁ、もうお前いいよ。」


その桃太郎は手に刃物を持ち、勢いよく手を上げるとそれを振り下ろした。

彼岸花のように血が散ってゆく。

両腕に激痛が走る。目線を向けるとそこにはスパッと切断された両腕があった。血の気が引く。相手は俺を殺せないだろうと思い、少し調子に乗りすぎたみたいだ。

あまりの痛みに叫び出す。


隊員「汚ねぇ声だな。うるせぇよ!!」


俺の断末魔を聞き付けたのか先程出ていった隊長が戻ってきた。


隊長「おい。何勝手なことしてんだ?こいつが死んだら俺ら全員終わりだぞ!!」


隊長「傷口焼いとけ。あと腕は持っていく。」


隊員「はっはい!!」


今恐ろしいことを耳にした気がした…焼く…?無理だ。そもそも俺は痛みに慣れていないんだ。どうにか逃げ出せないかと知恵を絞っていたら、隊員のひとりがせっせと準備を始めていた。


恋太郎「最悪だ……血も肉も取られるなんて…」


隊員「バカが!俺らをナメてるからそうなるんだよ!」


熱された鉄が切断された腕に近づく。我慢するしかないことを悟る。もう俺には唇を噛んで苦痛を耐く道しか残されてなかった。



続く

氷上の王子が鬼だった話。

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