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氷上の王子が鬼だった話。

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氷上の王子が鬼だった話。

12 - 第12話 絶対に戻るから。

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2025年08月08日

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離れる前、父が口にした言葉が今でも忘れられない。


「好きなことをしろよ。…いつ死ぬかなんて分からねぇんだから。」


当時はあんまり意味がわからなかったけれど今ならわかるよ。

あんたは近い将来俺が死ぬのを知っていたんだろう。だから目立つフィギュアスケートだって止めなかった。


でもさ、俺が欲しかったのはきっとそうじゃなんだ。


「一緒に生きよう」


この一言さえあれば何も要らなかったのに。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




無陀野「全員作戦を頭に叩き込んだか?」


四季「もちろん!やってやんよ!!」


無陀野「今から全員持ち場に着け。奪還作戦を開始する。」



真澄side


俺と馨、遊摺部は偵察を任された。さっきから面倒なこと続きでイラつくが、大事な情報を寄越す訳にはいかない。


真澄「おい遊摺部」


遊摺部「はっはい!!」


真澄「テメェ捜索できるんだったよな?あいつ探せ。」


遊摺部「了解です!」


遊摺部「血蝕解放」



遊摺部「怪しいところ見つけました。あのビルの何階かは把握できませんけど…鬼の反応が一つだけあります!」


真澄「でかした。着いてこい。遅れたら知らねぇぞ。」


遊摺部「はっはい!!」



四季side


無陀野「居場所の連絡が来た。突入するぞ。」


四季「絶対取り返してやる!!」


ムダ先が勢いよくドアを蹴るとその勢いに任せてぞろぞろとビルへなだれ込む。たくさんの部屋があり何処にレンがいるかわからない。各々部屋を開けては桃を再起不能にしレンを必死に探した。そして俺とムダ先がひとつのドアを蹴り飛ばした。

そこは色んなコンピューターが置いてあり、研究室のようなところだった。

そして目の前のデスクに2本の腕が置いてあった。

あの袖は……


四季「レン…………?」



恋太郎side


先程から騒音がする…どんどん大きくなっていくその音にはっと目を覚ます。

腕に痛みを感じ見てみれば酷いやけどの上に包帯が巻いてあった。

気絶する前の嫌な記憶が頭を駆け巡る。あまりの気持ち悪さに胃がひっくり返りそうになる。

その時、下からかすかに声が聞こえた。


ーレン


四季だ!四季達が来てくれた…!

嬉しさと早く脱出したい気持ちが湧き出て足の拘束を解こうとする。しばらく起きないと思っていたのか、拘束は緩くなっていて監視役も少なかった。俺は隙を見て監視役に蹴りを決め込み一目散に走り出した。

待ってて。絶対に戻るから。



四季side


四季「それ…レンの腕…だよな…?」


無陀野「………」


研究員「ひぃ!無陀野と鬼神の子だ…!逃げろ…!!」


無陀野「待て。お前らそこの腕どうしたんだ。」


異様な威圧感を横から感じる。ムダ先怒ってる…俺だって頭がおかしくなりそうだ。もしかしたらレンはもう………

そう思うとゾッとして、考えないように頭をブンブン振った。

すると急に階段の方から音がする。

誰かが階段を降りてきている?


???「四季!先生…!!」


四季「レン!!」


正体はレンだった。両腕には雑に包帯が巻いてあり隙間から痛々しい火傷跡が見える。


恋太郎「四季!先生!来てくれてありがとう!」


恋太郎「ごめん…両腕取られた…もし情報が先に桃太郎の方へ行ったら…」


無陀野「……四季。京夜が来てるはずだ。拠点までそいつ担いで逃げろ。」


四季「…わかった!!」


俺はレンを担ぐと全速力でここを離れた。



続く

氷上の王子が鬼だった話。

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