父様、母様、時雨兄様。お元気ですか?上弦の鬼との戦闘中に実弥の弟である玄弥を庇って真っ二つにされてしまい死亡してしまいました。目が覚めた時、あの世かと思いましたがどうやらここは異世界というところらしいのです。この異世界と呼ばれる世界へ来てから、私の生活は一変しました。普段お世話をする側の私が、素敵な殿方にお世話されることになったのです。今までこんな事あまり経験したことがありませんので初めの頃は少々戸惑っておりましたが、今ではこの生活にも慣れ、新しい仲間を向かい入れる程になりました。
「あ、主様〜!」
「ラムリ。こんにちは、お散歩ですか?」
「はい!ゲコちゃんいるかな〜って、探してたんです!」
「そうなのですね。今日は暖かいですし、雨も降っていないのであまり数は居なさそうですが…」
「うぅ、やっぱりそうですよね…」
「ですが、居ないとも限りません。蛙を捕まえるのも良いですが、屋敷に持ち込むとまたナックに叱られますよ。それに、まだお掃除が終わっていないのでしょう?終わったらご褒美を差し上げますから、頑張ってください」
「ゲッ……はぁい。主様がそう言うなら頑張ります…」
「ふふ。良い子ですね。私はこれから訓練があるので、お先に失礼しますね」
「はーい、気をつけて下さいねー!」
「はい」
私は鬼殺隊に入っていた為、ハウレス達の訓練にも参加しているのです。最初は遠慮されておりましたが、1度模擬戦をして完膚なきまでに打ち負かしたところ、次からは全力で挑んできて下さいました。私も柱と同じ実力を持つ者。そう簡単にやられる訳にはいきません。この屋敷では、今の所私が1番強いということになっております。ですが、それが命のやり取りとなれば話は別でしょうが。
「お、主様。待ってたぜ。今日はこいつらとも模擬戦をしてもらうが、構わねぇか?」
「俺、主様の戦うところ初めてみます!」
「主様に刃を向けるなど…とても……」
「でもハウレスちゃん達が勝てないんでしょ〜?俺らより強いんじゃね?」
「大丈夫ですよ、ボスキ。最近忙しくて模擬戦などはしていませんでしたからね。ですが、日課を怠ったことはありませんので腕は落ちてませんよ」
「日課?何をやっているのですか?」
「てで…んん、テディ。大したことはしていませんよ。素振り、打ち込みを1000回を2ずつ繰り返すんです。それと、山を登ったり降りたりしています」
「大したこだろ、それ。何時に起きてんのよ」
「3時くらいでしょうか」
「すげぇよな。俺には真似出来ねぇ。…ふあ…」
「ボスキ…。お前は寝過ぎだ。昼寝までしているのに……」
「俺も早起きは得意じゃないし…主様が毎朝隣で起こしてくれるんなら、ハナマル様も気持ちよーく起きれるんだけどな?」
「よくも私の前でそんな事が言えますね?」
「ちょ、ユーハンちゃん…冗談じゃん、目がガチなんだけど…」
「ちゃん付けはやめてくださいと何度も言っているでしょう。不愉快です」
「て、テディちゃん。ユーハン怖くない…?反抗期かしら?」
「そういうところだと思います」
「私は別に構いませんよ?朝ハナマルを起こすくらい手間ではありませんし」
「そういうことじゃないです主様…鈍感すぎますよ……」
「?」
話が終わったので、準備運動を軽くしてから模擬戦を行う。最初は私とハウレスとの戦いで、ユーハン達は戦う所を見学する。その後、ボスキ、ハナマル、ユーハン、テディの順番で戦うことになった。
カキン、と剣がぶつかる音と共に、ハウレスの手から弾かれた剣は弧を描くようにくるりと宙をまい、遠くの地面へ突き刺さった。
「…っ!…参りました…」
「つ、強い……!あのハウレスさんに勝った…?」
「…あー……これは勝てんかも…」
「動きに無駄がねぇから体力の消耗も少ない。だから持久戦も得意なのか…チッ、俺ももっと体力つけねぇとな……」
「ハウレス、前より剣を振る速度がさらに早くなりましたね。それに力も強い。流すのに苦労しました」
「いえ、まだまだです。主様の動きに対応しきれませんでした」
「ハウレスは周りをよく見ますし、勘も鋭い。ある程度相手の動きを予想できるのでしょう。他とても素晴らしい事です。ですが、予想外の動きに弱い。動揺するのは一瞬ですがその一瞬が命取りです。まぁ、これは個人戦です。ハウレスの強みは集団戦でこそ発揮することが多い。私より優れた戦士です」
「! ありがとうございます、主様」
「いいえ。次はボスキですよね、宜しくお願いしますね」
「今日こそは勝たせてもらうぞ、主様」
とりあえずここで終わり( ◜௰◝ )最近まとまって書く時間がすくねえ…短ぇ…って思ったけどだいたいいつもこんくらいだわ。何も問題ねぇじゃん
設定⤵
名前:胡雨 水雫(こさめ みな)
呼吸:水、霞
階級:申
お館様から柱にならないかと提案されたが、既に水柱がいる為辞退した。霞は使えるが、全ての型は使えない。柱と同等の力を持っている。
敬語がデフォ。よくクソデカ感情(友情以上恋愛以下)を向けられがち。自分に対する好意には鈍感だが、その他は鋭いので皆炭治郎の事を好きなのは気づいている。手を出そうとしている訳ではないので放っておいた。が、万が一炭治郎に手を出そうとしたら5時間お説教コース行き。因みに宇隨が炭治郎に言い寄ってる時はさすがにとめた。彼には既にお嫁さんが3人いるので。その3人は大歓迎といっているがダメなものはダメなのである。
大切な人を失うくらいなら自らが盾になる精神の人。玄弥を庇った時の皆の表情が忘れなれない。違うんです、そんな顔をして欲しかった訳じゃないんです。ただ、貴方達が生きて、笑ってくれれば良かったのに………分かってます。鬼殺隊に入っているからにはいつも死が付きまとう。これは私の我儘なんです。だから、そんな顔しないでください。私は、皆の笑った顔が1番好きなんです
コメント
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いや、ホントに神すぎる… いやホントさ?ため息でるくらい文面が美しすぎるんだが? うん、(神ω神)
天才、好き、神 続き楽しみ〜⤴︎⤴︎