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「俺は…俺は…もう…自分が…分からないんだ。」

「それって…」

「自分が分からない…自分で自分の考えていることが分からないと言い換えてもいいかもな。」

何も…言ってあげることができない…

「他人に嘘をつくように、自分にも嘘をつく。これは楽しい、これは面白い。本当は、何も、分からないけどな。」

怜…どうして…

「それでも…興味があるものは、なかったの?」

「…あった。本。」

「本…?」

「小説。」

「…そっか。」

…たった、一つだけ。それだけに…心が動かされる…私よりも、負ってる傷が…多い…。

「教えて。何があなたを…」

「分からない。」

「心当たりは?」

「何も…何も、ないんだ。思い出せない。記憶すら…ないんだ。」

「君の…記憶は…どこから…始まっているの?」

「…とぎれ途切れにあるってだけで、1分前のことすら、記憶にない。」

「断片的な記憶だけ…か…」

「誰も、俺のことを理解できない。」

「誰も…誰も理解できないなら!私が、私が理解する!傷の深さは違っても、傷の種類は、同じ。だから!だから…私が!」

「ありがとう。でも、もう、いいんだ。」

「ダメ…決めたから…私が、君のことを知るって。」

「強引だな。わかったよ。俺は、君の氷を、溶かしてあげるよ。」

私の…氷?どういうことだろう。


それから、私達は、互いのことを知ることから始めた。好きなこと、物など。自己紹介のように、教えあった。いつか、心の傷を、直し切るまで……。

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