侑目線
「侑なんで今日そんな不機嫌なの」
無意識に顔に出ていたらしい。ちょっとの違いにも気づくんよな、こいつ。
「いつもと変わらんし〜!」
「侑わかりやすいんだって。また治と喧嘩でもしたの?」
「スナには言わんし!」
「言わないならこの前治のプリン勝手に食べてた事言っちゃおっかな」
「何で知ってんねん! ….言えばええんやろ、言えば!」
「..文化祭で逆メイド喫茶やる事になっ てん…」
「ふーん、でも侑は接客しないでしょ?」
「それがやる事になったねんて!」
「え?なんで?笑」
「….授業中寝てたから..」
「オッホホ笑でも案外いけるんじゃない?笑」
「かわいいし」
ほんま笑い方独特やな。金持ちのババアか。
いや、今はそんな事どうでもいい。男が可愛いって何?意味分からんのやけど。
「次は気難しい顔して何笑どうしたの?」
いや、スナのせいで混乱中なんやけど。なあにが表情コロコロ変わるの見てて面白いね、やねん。このつり目が。ほんまチベスナに似とんな。チベスナから生まれて来たんちゃう(?)
「俺のどこが可愛いねん!」
可愛いじゃなくてかっこいいって言われたいんや!かっこいいって言ってや!何て駄々をこねるてぷくぅっと頬を膨らます。
「ほんとそういうとこ..ボソッ」
「あ?なんか言ったか?」
「いや、なんでもない..」
ほんの少しだけ角名の頬が赤らめいたのには誰も気づかなかった。
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スナww