ご本人様とは一切関係ありません
捏造
他キャラの口調が掴めていない
一部死ネタ
ワンクッション
「寒ぃ〜」
今は誰もいない本署の駐車場で体を伸ばす。
真夏の早朝。
皆はまだ出勤していない時間。
「うし、パトロールすっか…」
別に無理に起きているわけでなく、パッと起きたら健康的な時間だった。
仕方なくこうして出勤している。
犯罪も少なく、市民もまだ姿を見せない時間帯
ゆったりと自転車で道路を徘徊する。
レギオン前に差し掛かったところ。
「あ?なんだあいつら」
レギオンの隅。
先にいたのは二人組の男。
目立たない服を着てこそこそしている様子。
「おい!これは違法な集会か!?」
怪しくてたまらなかったので声をかけた。
薬の取引でもしてたら危ないから。
「……」
「?…おい?」
無言で そそくさと去ってしまう男たち。
ピルボックス病院の方へ消えていった。
気を取り直して、パトロールを再開。
器用にスマホを取り出してStateを確認。
「あ、結構出勤してるな。」
無線をつけていなかったためか、気づかなかったのだろう。
マップ上の本署にピンを指し自転車を走らせていく。
機械音。
「あぁ〜、さっむ………」
そろそろ裏起毛に衣替えかな。
本署ロビー、デスクに座りDrinkタイムに。
だんだんと人が集まってくる署内。
真夏の昼。
ご飯をモグモグしている人や車の整備をしている真面目も。
ほとんどが休憩している、いい傾向だ。
気楽に生きたほうがいい。
俺は鳥肌が立つ腕を無視してパトロールに行く。
銀行強盗も大型も起きていないのどかな日だ。
機械音。
「さむ…………お、銀行強盗」
真夏の夕方。
未だに寒さで震える体に 鞭をうつ。
俺が対応しねぇと他に誰がすんだよって話だろうが。
愛用のジャグラーでスピードをこれでもかとだす。
凍てつく風の中、 サイレンが響く。
ちらりと見えた角の服屋。
そこには夏服に着替える市民たち。
元気だな。
無線からは銀行対応にいく報告が聞こえる。
ブンブンと市内に飛ばしてフリーカ銀行前。
珍しくジャグラーで来た青センや俺の後輩、セリーヌ君も。
あれ、逃走車両が縦に停められている。
ハイライトか。
そうして、俺も同様に車を停め降りる。
「犯人でてこんかーい!!!!」
「あ、つぼ浦おはよ」
「つぼ浦さんおはようございます!」
外から名いっぱいの大声を出し威嚇していると、横から青いのとセリーヌくん。
「あぁ、おはよう」
日光の下だからか、2人共だいぶ暑そうに見える。
アーティファクト
「つぼ浦、俺アーティ行ってくるわ。」
「私も行ってきていいですか?すみません!」
「おう、いいぜ!行ってきな!!」
散り散りになった警官達。
現場には俺一人しかいない。
あの狐面に俺だけで挑めと?
無理だ。いい感じに見失ったフリで誤魔化せばいい。
「あ、ハイライト出てきた。」
機械音。
真夏の夜。
ここからは犯罪者がより活発になる時間帯だ。
現に小型通知と大型通知が同時に届いている最中。
「つぼ浦さーん!店舗強盗とかもろもろお願いしまーす!!」
「おう!!俺にまかせろ!!!」
いつも皆に迷惑をかけてる分。
ここで償わなくちゃならない。
俺がやらなかったら誰がやるんだ?
一度更衣室に寄ってから小型事件対応の準備をする。
夜は寒い。
裏起毛じゃないとやってられん。
駐車場に出れば署員は忙しそうに走り回っている。
「暑い〜〜!むしむしする!!」
「誰かアイス買ってこーい!!買い出し買い出し!!!」
「熱!!!車あっつ!!!火傷した!!」
なんか大変そうだな。
署員たちの様子を横目に、ガレージから冷たいジャグラーを出した。
機械音。
「ここらへんか?」
真夏の深夜。
市民対応を任された俺は、病院裏にいる。
市民対応っていうか、通報があったっていうか…
不審な人物を見かけたとか、連続してなにか機械のような音が聞こえるだとか。
確かに朝から変な音してるな、とは思っていた。
結局なにも分からずじまい。
諦めて帰ろう、んで次の市民対応に、
「っお!」
すぐ近くでカージャック通知。
ついでに様子でも見てこようと車へ振り返る。
「あれ、俺のジャグラーどこいった?」
どうやら盗られたのは俺のジャグラーだったようだ。
そんなことってある?
辺りを注意深く見渡すが痕跡すらない。
随分手慣れているみたいだ。
仕方ない。
代わりにスケボーで本署へ帰ろう。
“「つぼ浦ザジャグラー盗まれましたー」
“「どんまーい!」
“「見かけたら報告します!」
機械音。
「ジャグラー帰ってこねぇな…」
時計の針はとっくに午前5時を過ぎていた。
今頃、 街は眠りについている。
本署に残っている人数は0に近い。
寒すぎる気温のせいでぱっちり覚めてしまった目。
暖房でも入れた方がいいんじゃないか。
ソファに腰を掛けながらゆっくりと思考を回す。
少し外の空気にあたろう。
なるべく足音を立てずに階段を下っていく。
冷えた廊下を歩き、正面玄関へ出た。
静かにドアノブに手をかけ、ひねる
やっぱり寒い。
凍えるような風が木々の葉を揺らしていた。
響く爆発音。
「ゔっ、…」
とてつもなく強くなる風圧。
耳をつんざくような爆音。
思わず耳を塞いだ。
黒煙が辺りにたちこめ、やがてなにも見えなくなった。
数刻もすれば地面の揺れも落ち着き視界が晴れる。
気づけば一面赤い海だった。
「え!?な、なにが起きてる?今」
定位置で寝ていた青センが飛び起きた。
そのうち、住民全員が飛び出してくるだろう。
「青セン!!早く起きて!!市長に連絡!!!」
「あ、わ、わかったー!!!!!」
パニックになった状態でスマホをポチポチ押していく青セン。
俺はすぐにレギオンへ走った。
ジャグラーがないから。
予想通り、レギオン付近は阿鼻叫喚。
何が起きたのか知ろうとした市民たちが顔を見せていた。
パット見、何十人も負傷者がいるよう。
「なに!?なにこれ、火災!?!」
「おー!!……やばくね!!皆、逃げろ!!!」
「お前ら市役所いけ!!!!!今すぐ固まって避難しろ!!!!」
野次馬共にも避難指示を。
落ち着いて行動できるよう、列を作らせ先導していく。
だんだんと警察も集まってきて、 火の消火活動や爆発した場所の特定を進めている。
あらかた、市役所まで避難誘導をした後。
無線に入り状況を頭にいれた。
どうやら病院と街中のフリーカ銀行、警察署やレギオンにC4が大量に仕掛けられていたらしい。
救急隊も殆どダウン。
医療崩壊だ。
“「つぼ浦さんのジャグラー、見つけました。
中に1人乗ってる。」
やっと見つかった俺の警察車両。
走ってレギオンに戻る。
「あっ!つぼ浦!!ここ、お願い!!」
「おう!!!任せろ!!!!」
消火の手伝いをしなきゃいけない。
逃げ遅れた市民を案内しなきゃいけない。
俺がやんなかったら誰がやる?
横を水色と黒のコメットが派手に通る。
主犯の身柄を確保したらしく、暴れられている。
「やめろさわるな!!!お前らだって迷惑してるだろ、あいつに!!!
俺ら2人に感謝するべきだろ!!!職権乱用だぞ!!!」
「耳が…!!!」
「あの変なのがいるから!!!今の警察が弱いんだよ!!!!!」
「鼓膜が死んじゃう!!!!」
すごい声量で怒り叫ぶ男。
あの方は見たことがある、昨日 のレギオンで。
そして、耳元で大声を出されるイサセン。可哀想だな。
「あ!つぼ浦さん!病院前いってほしいんですけど!」
「分かりましたっー!!」
空が少し明るくなってきた。
救急隊も順調に回復して仕事に。
市民の方たちは、犯人が逮捕されたことで安心したのか、街の中心で後処理などをしてくれている。
警察署はその場にいた署員たちが。
俺は未だ延焼が収まらないピルボックス病院前を。
事件の全貌は。
ある人物に腹を立てた男は、確実に殺そうとして街中に爆弾を仕掛ける。
決行前、嫌がらせとして嫌いだったその人物の車両を窃盗し逃走。
これは今、無線からなだれ込んできた情報。
どういう理由があっても、これは許されざることだ。
1人、消火器両手に考える。
周りには誰もいない。
他の場所もそうとう被害にあっているため、あちらを優先したんだろう。
ようやく、消えかかった弱い火。
怪我人やダウン者は後を絶たなかったが、優秀な救急隊のお陰で全員が助かってる。
やっと、一段落したか。
「っ、え」
背中に鋭く熱い痛みがはしった。
刺された、そう理解するには数秒。
抵抗ができない。
力を振り絞り、刺した張本人を一目見ようと奮闘する。
あ、
犯人は1人ではなかった。
昨日のレギオンの二人組だ。
顔を見た瞬間にわかった。
ぼーっと薄れる意識。
霞む視界、 耳鳴りが酷い、 寒気が酷い。
冷たい、寒い。
裏起毛でも、カバーできなかったかな。
背中に刺さった刃物を勢いよく抜かれ、血がドバドバっと溢れた。
犯人は笑みを浮かべ去っていく。
朝日が美しくて、とても寒い日でした。
幸いにも、病院前ということですぐに救助が来たらしい。
あの後、病室で目が覚めて数日入院。
そして今日は出勤の日。
いつもより早く出勤したため駐車場には誰もいない。
「寒ぃ〜」
今は誰もいない本署の駐車場で体を伸ばす。
真夏の早朝。
「うし、パトロールすっか…」
犯罪も少なく、市民もまだ姿を見せない時間帯
ゆったりと自転車で道路を徘徊する。
レギオン前に差し掛かったところ。
「ん…?」
レギオンの中心
先にいたのは見慣れた男。
とても、落ち込んでいる様子。
「おーい!なにしてんすか青セン!」
変でたまらなかったので声をかけた。
1人でいると誘拐されかねないから。
「……」
「?…おい?」
無言で そそくさと去ってしまう男たち。
ピルボックス病院の方へ消えていった。
気を取り直して、パトロールを再開。
器用にスマホを取り出してStateを確認。
「あ、結構出勤してるな。」
無線をつけていなかったためか、気づかなかったのだろう。
マップ上の本署にピンを指し自転車を走らせていく。
「あぁ〜、さっむ………」
そろそろ裏起毛に衣替えかな。
本署ロビー、デスクに座りDrinkタイムに。
だんだんと人が集まってくる署内。
真夏の昼。
そのへんに座り込んでいる人や車の整備をしている真面目も。
ほとんどが休憩している、いい傾向だ。
もっと皆は、…気楽に生きたほうがいい。
俺は鳥肌が立つ腕を無視してパトロールに行く。
銀行強盗も大型も起きていないのどかな日だ。
「さむ…………お、銀行強盗」
真夏の夕方。
未だに寒さで震える体に 鞭をうつ。
俺が対応しねぇと他に誰がすんだよって話だろうが。
愛用のジャグラーでスピードをこれでもかとだす。
凍てつく風の中、 サイレンが響く。
ちらりと見えた角の服屋。
そこには夏服に着替える市民たち。
元気だな。
無線からは銀行対応にいく報告が聞こえる。
ブンブンと市内に飛ばしてフリーカ銀行前。
珍しくジャグラーで来た青センや俺の後輩、セリーヌ君も。
あれ、逃走車両が縦に停められている。
ハイライトか。
そうして、俺も同様に車を停め降りる。
「犯人でてこんかーい!!!!」
「……ぁー、…犯人いる?これ」
「……ぃや、どうでしょう。…」
外から名いっぱいの大声を出し威嚇していると、横から青いのとセリーヌくん。
「2人共、おはよう」
日光の下だからか、2人共だいぶ暑そうに見える。
…なぜか返事をしない2人。
きっと疲れてるんだな。
アーティファクト
「……あ、俺アーティ行ってくるわ。」
「私も行っていいですか?すみません!」
「犯人いないっぽいし。いいんじゃない?」
「…お、いいぜ!行ってきな!!」
散り散りになった警官達。
現場には俺一人しかいない。
あの狐面に俺だけで挑めと?
無理だ。いい感じに見失ったフリで誤魔化せばいい。
「あ、ハイライト出てきた。」
真夏の深夜。
ここからは犯罪者がより活発になる時間帯だ。
いつもなら。
今日は異様な犯罪率だった。
片手で数えられるくらいの件数。
だが、なぜか皆はバタバタ忙しそう。
皆が皆、忙しなく動いている。
少し外を覗いてみようかな。
一度更衣室に寄ってから外へ出る準備をする。
夜は寒い。
裏起毛じゃなきゃやってられん。
駐車場に出れば、Riotが2台待ち構えていた。
「皆乗ったー?」
「乗れてない人こっちー、」
「俺乗れてないよー?」
なんか大変そうだな。
署員たちの様子を横目に、ガレージから冷たいジャグラーを出した。
「ここらへんか?」
真夏の朝方。
時計の針はとっくに午前5時を過ぎていた。
そろそろ日が昇るだろう。
署員たちのGPSを追跡してたどり着いた所。
そこは、なんというか、ガレージというか…
草原というか、教会というか。
なぜこんなところに…?
確かに朝から変だなとは思ってた。
結局なにも分からずじまい。
諦めて帰ろう、そんで事件対応を…
「…いや、もうちょっと覗いてくか。」
ジャグラーをガレージにしまい、人が集っている方へ歩みを進める。
そこには、警察以外にも白市民がたくさんいた。
もちろんギャングも。
それに、みんな正装だった。まっくろくろすけみたいだな。
正確に言うと、墓地だった。
亡くなった方の死体を埋める場所。
皆涙している。
なにも言葉が出ず、シーンとしている。
俺が来たことにも気づいていない様子で。
最近、亡くなった人なんていたっけ。
人の間をくぐり抜け、墓石に彫られている名前を見ようと奮闘する。
“RIP
Takumi Tuboura,
Born September 3 2000,
Died October 31 20〇〇,”
「…あちゃぁ……。」
朝日が美しくて、体温が無いと錯覚するほど寒い日でした
。
何か至らない点がありましたらすみません。
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