また放課後――
今日は、りゆ は用事があり、よしと だけで帰っていた。
よしと「…(明日はとうとう、りゆ の家に行く日だ… ちょっと心配だなあ…)」
「(告白する ってこと、りゆ にバレないようにしないと…!)」
大輝「おぉ〜い!よしとーー!」
よしと「ん!大輝〜!」
大輝「暇だし、一緒に帰ろ〜ぜ!!」
よしと「良いよ。」
大輝「よしと、学校には慣れたか?俺はまだまだ馴染めてないんだよな〜」
よしと「同じだっ!常に仲良く喋れる友達…(りゆ だけ…でも…言いたくないしな。言わないでおこ。)」
「、いないな、まだ。」
大輝「そうか、、 俺も、まだ友達いないんだよな。いつも一人だ〜」
よしと「っ、な〜(…知られるよりはマシ。)」
大輝「俺、今日塾あるんだよな!ちょっと、急ぎで帰んなきゃ間に合わねー!」
「ごめん、先行くわ!」
よしと「あ。オッケー!、んじゃ、バイバイ!」
大輝「バイバ〜イ!」
よしと「…(俺も、早く明日の準備しなきゃな、、、!)」
そして、俺は早足で家に帰った。
・・・
――翌日の朝――
サッサッ…
りゆ「((o(´∀`)o))ワクワク(今日は、よしとくんが家に来る日だぁぁぁ!)」
「(好きな人が家に来るとか、最高すぎるんだけど!)」
私は、いつ よしと くんが来ても大丈夫なように、家の掃除を入念にしていた。
きたない家、って思われたくないし!
――だけど、今日、よしと くんが来れるかどうか分からなかった。
その理由が…
ゴゴゴゴォォォ!ザッブーーン!
ザーザーザー…
これなんだ。そう、今日は、ゲリラ豪雨が地域を襲っていた…
昨日までは、あんなに気持ちの良い晴れだったのに…
しかも、よりにもよって今日。ほんとに最悪な日。
そのゲリラ豪雨も、だんだんと強くなっていた。
収まったかと思えば、またすぐ物凄い風、雨、雷…
そして、よしと くんから1件のラインが来た。
よしと「今日、いけるかな…?」
りゆ「…だよね。」
私は、よしとくんにこう返す。
りゆ「うーん。厳しいかも…収まれば来れるけど、帰るのも危険だしね。」
よしと「いつ来るか分からないし..、やめとくか。」
りゆ「うん… ごめんね、迷惑かけて..」
よしと「いやいや、りゆ は悪くないから!たまたま運が悪かっただけだって!」
りゆ「そうだねー じゃ、また今度ってことで、、 またね〜」
よしと「うん。また〜」
はぁ、最悪だ――
会うの、楽しみにしてたのに…
ま、仕方ないや!気持ち切り替えて、また頑張ろ!
次会える時、絶対に….!
よしと くん、驚かせてやるっっっ!
そう思って、私は家の掃除の続きを始めた。
・・・・
よしと「はー、残念だなーー(告れなかったじゃんーー!ゲリラ豪雨の馬鹿っ!!)」
「(でも…また今度って言ってたけど…いつになるんだ?)」
「(早く言い終わりたいんだけどなぁ…)」
でも…雨の日に告白してフラレたら….
うん、晴れの日にしたいし!
という感じで、今日も終わっていった。
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