注意
みどりくん贔屓です
誤字脱字があると思います
口調やキャラの設定があやふやになっているところがあると思います
期待するほどの内容ではないです
軍パロです!!
らだみどになります!!
それでもよい方はどうぞ!
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md視点
いつからだろう
こんなに司令が苦しくなったのは
自分の部屋のベッドに横たわる
外ではざぁーっと風で木の揺れる音も聞こえる
寒くて袖に手を隠してしまう
昨日は戦争だった
死亡数も少なく、街の被害も想定よりは少なかった
みんな喜んでて、こんな気分なのは俺だけだろう
現に昨日はコンちゃんもきょーさんもお酒を飲んで騒いでたし、らだおくんもレウさんもいつもよりにこにこしてた
もう何年もここで司令をしているから人が死ぬところも何回も何回も、数えきれないほど見てきた
それでも戦争が終わった夜、こうやって考えてしまう
俺は声も小さいし、コンちゃんみたいに滑舌もよくないし。
別に虐められたわけでもない
誰かに何か言われたわけでもない
ただ、ちょっと疲れただけ
俺の司令に伴う責任感が苦しいのだ
仲間の怪我や助けを求める声を、機械越しに見るだけ、聞くだけな自分も、
司令の場で俺が信じていい相手がいないことも、
俺のせいで仲間が傷つくのも、
俺を気遣って「緑色のせいじゃない」ってみんなが言ってくれてるのも、
いつの日か言ってた気がするな
俺の、恩人であり、大好きでかっこいいあの人が
「苦しくなったら、逃げてもいいんだよ」
「爆発する前に、壊れる前に」
爆発するより、ましだよね
逃げるために、棚から取り出した付箋に何か書いてから行こうと思ったけどみんなに心配をかけるのもよくない
らだおくんに連絡をいれよう
ピピッ
「ラダオクン」
「どーしたの?みどり。こんな夜中に」
「前言ッテタヨネ。逃ゲテイイッテ」
らだおくんが息を呑む音が聞こえる
「別ニ、何モサレテナイヨ」
ただ、ちょっと疲れただけ
止めていた息を吐き出す音が聞こえる
「朝、探しにいくよ。俺は信じてるから、みどりが危険にならないと思って見送るよ」
心があったかい気持ちになる
やっぱりこの人は、わかってくれてるんだなぁ
逃がしてくれる、これは俺を蔑ろにしてるんじゃなく、俺を守ってくれてるということ
「これだけは覚えてて。何をしても、俺はみどりの味方。絶対に迎えに行くからね」
「アリガト。イッテキマス」
これは、魔法の言葉
昔らだおくんが教えてくれた
この言葉は俺のもとにちゃんと戻ってくるって思ってるときに使うんだよって
教えてくれたときからなんだか気恥ずかしくて、使えてなかったけど使わなきゃね
「…いってらっしゃい」
荷物を用意していく
このくらいで大丈夫かな?
荷物を持ち窓から飛び降りようとすると、扉がノックされる
「みどり」
いつもとは違う静かな声が響く
扉を開けてらだおくんと目を合わせる
「ナニ?」
「これ渡しとくね」
そういうとらだおくんは自分の首からマフラーを外し、俺の首につける
あったかい
「今は冬で、みどりは寒がりだしあった方がいいでしょ?あと!これを渡したからにはちゃんと返せよ! 」
「wワカッタ」
そんないうなら、ちゃんと返さないとね
帰ってくるのがちょっと怖くなくなったよ
もう一度荷物を手に持ち、窓から飛び降りる
髪の毛とマフラーがなびいているが気にせずどんどん森の奥に走っていく
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あとがき
みどりくん家出編です!笑
作中でもいってたように、兵士たちが死んでいく声をインカム越しで聞くのはどんな気持ちなんでしょうね。苦しい…
今回は溜め込みすぎた感情が爆発する…ってところで言われた言葉を思い出し逃げ出すお話です
ここまで読んでいただきありがとうございました
コメント
3件
マフラー渡して返しに来なさいってなるの好きすぎてニコニコしちゃう!!好きだぁ〜!!(●´ω`●)