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第44話 各国代表会議
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王都に戻って数日後、各国代表を集めた会議が開かれることとなった。俺も兄2人もこの会議に参加するようにと言われているので、指定の席に座る。王都グナーデから王である父と俺達兄弟、王都騎士団を代表して騎士総長であるアイリスが参加する。獣人国ベスティエからは政庁の役員とナハト、そしてエルフ国、フィルマメントからはエルフ国王代理として第一王子が来ていた。
俺達の世界は大きく分けて5つの国がある。多数の人間が住まう国、王都グナーデ。獣人が住むベスティエ、エルフが住むフィルマメント。そして他国と関わらず、干渉もしない龍人の国ステルンビルト。そして魔物や魔人が住む国ツァイト。昔からツァイトは他の4カ国に少しずつ侵攻している。なので各国の冒険者や騎士団は魔物討伐に追われている。ステルンビルトも最近は、フィルマメントと共闘して魔物の大群を倒したらしい。それ以外でもその両国は交流を深めつつある。
そんな中今回三国が集まったのは、他でもない「大魔災害」の再来の兆しについてだ。ベスティエで起こった白龍と黒龍の被害の大きさ、そして王都が誇る七つの王冠の手によって白龍は消滅し、今も黒龍がベスティエを影ながら守っていることがナハトから説明された。
王
「今回のベスティエで起きた一件、我々は重く受け止めねばならない。大魔災害の被害は世界各地で起こったと言われている。もしかしたらまた別の国で今回と同様のことが起こる可能性がある。」
ナハト(nc)
「こんな被害、他の国でも出すわけには…いかない。」
エルフ国王代理
「お二方の意見は分かりました。ですが具体的な対策はまだ立てられないでしょう。今回は予兆があった上、七つの王冠3名によって解決されました。もし予兆が起きなかった場合、同じような脅威に晒された時に我々では対処が難しいと考えます。それこそ七つの王冠のような実力ある者でないと民間人に被害が出ます。」
確かに言ってることは最もだ。基本的に七つの王冠は、王都グナーデで活動する。そのため、各国で何があってもすぐに駆けつけられるとは限らない。何かあってからだと対応が遅れるのは明白。
エルフ国王代理
「…対応策はまた常々考えるとして、一先ず例の通り各国の人選で調査団を組みましょう。」
王
「…そうだな。人選してから1週間後、調査団のルートをまた話し合いながら考えていこう。」
こうして会議は曖昧な結論を残して終わった。王として父も色々悩んでいた。どんな答えを言えばよかったのか、どうすればいいのか。ずっと頭を抱えている様子だった。
俺自身もそんな王としての父を見て、どう接すればいいのか悩んでいた。そんな会議の様子を俺はガイストに話していた。するとこんな答えが帰ってきた。
ガイスト(md)
「確かに僕達もそれぞれ本業があるから直ぐに駆けつけられない。今は調査団を各国に派遣して、その国に起こった大魔災害について、その歴史を辿った上での答えを見つけて対応策を練るしかないと思うよ。」
ガイストははっきりと言った。確かにガイストの言ってることは最も…か。俺も何かできることないかな…何て考える内に父の執務室の前まで来てしまっていた。どうやら考えるより先に行動するのが俺らしい。いわゆる直感タイプ…なのか?まぁ今は父と話してみよう、そう思った俺は執務室のドアをノックした。
To Be Continued………
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コメント
1件
各国代表が集まって大魔災害の対策を話し合う、重みのある会議回でしたね。七つの王冠が全員必ずしも駆けつけられるわけではないという現実的な問題提起が印象に残りました。そして何より、父王が頭を抱える姿を見て「自分にできることはないか」と直感で行動する主人公の姿勢にグッときました。考えるより先に足が動くって、大事な資質ですよね。次回、父とどんな話をするのか気になります!