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果爲「それってつまり…どういうこと?」

弥恋「うーん…私も感覚だしテキトーなこと言えんけど…球の軌道が見えてないっつーか…玉の予測が出来てないんじゃない?」

果爲「球を見ればいいんじゃないの?」

弥恋「確かにプロの選手なら見えてるかもだし、キャッチャーなんかは捕れなきゃいけないからそうだろうけど」

弥恋「球の大まかな未来を予測していれば、打つ瞬間にしっかり球を捉えられるよ」

果爲「な、なるほど…」

弥恋「まぁとりあえずやってみ!」

そう言うと次なる球を待つ。果爲は中学生の時を思い出していた…

果爲(思い出して…よし、感覚は鈍ってない…弓構えて…)

果爲は弓道経験から、極限状態を引き出していた。周りは何も見えない、だからこそただ1点、球の軌跡だけははっきりと視えていた。

果爲は引き分け、会の姿勢を取る。実際、彼女の面影は武神・八幡神《やはたのかみ》を彷彿とさせた。

彼女の放った一射は見事球を貫き、ホームランブザーの的に突き刺さる。

果爲「視える…視えるぞ…」

弥恋「なんかどっかの王族みたいだからやめろw」

果爲「だってほんとに見えたんだもん!」

弥恋「こういう時はテンション高いよな、まぁおめでと!」

凪爲「お見事ですお姉ちゃん!」

果爲「2人ともありがと」

弥恋「んじゃ次ぃ!」

果爲「ちょ…もう!、感傷に浸る暇にない…」

弥恋「そこぅ…つべこべ言わず練習!」

凪爲「弥恋さん今日はスパルタです…」

弥恋「いやまぁ…成功体験増やした方がいいじゃん?…それに…」

凪爲「それに?」

弥恋「いや…なんでもない///」

凪爲「ふふ…そうですか」

弥恋「ち、違うからね…そういうんじゃ…///」

凪爲「隠さなくても知ってますから」

弥恋「え?」                                           ※弥恋と果爲の進捗は読み切りで是非!


果爲(はぁ…つかれたぁ…でも成長出来たからまぁ結果オーライか… )

自宅で今日のことを振り返りつつくつろぐ果爲はふと窓の外を眺めた

果爲「あ、花火だ」

夏、ということもあり、近くの河川敷では花火大会が開かれていた。それに見耽り、果爲は改めて今まで起きたことを振り返っていた

果爲(事件に巻き込まれるわ…幼馴染と付き合うわ…いろいろあったなぁ…)

その時だった。突然の轟音と共に、外で煌々と光るものが見えた。

凪爲「お姉ちゃん!今の何?!」

果爲「分からない、けど少なくとも危ない状況なのは確かね」

凪爲「逃げますか?!それとも…」

果爲「凪爲はみんなと一緒に逃げて!私は弥恋と合流するから!」

凪爲「でも!」

果爲「だめよ。言うことを聞きなさい。ほら早く…」

凪爲「嫌!見て見ぬふりなんてできない!私も行く!」

果爲「なんで?!とても危険な…」

凪爲「私にもやらせてよ!ひとりで戦おうとしないで!

お姉ちゃんがみんなを守るように、私はお姉ちゃんを護る!」

果爲「……みんなと一緒に安全な所へ行って…」

凪爲「お姉ちゃん…」

果爲「それと…インカム持ってない?、遠隔で私の戦況を分析して、的確な指示を…」

凪爲「!…わ、わかった!!逐一報告するよ!」

果爲「頼んだわよ…ふふ」

果爲はそう言うと、自宅の窓から、足に直接ジェットの粒子構造体を取り付け飛び立った。というのも下の道路は避難する人が密集しており、巻き込む訳には行かないし単純に邪魔だからである。

果爲はすぐさま現場へと向かっていった…

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