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いただきます!


「ん〜!やっぱカレーうめぇ〜!」

二郎が美味しそうに食べながら答えてた


三郎は当然だろという顔で食べていた


「ん?琥珀…!大丈夫か?もしかして不味かったのか? 」

「え、?」


いつの間にか泣いていた自分に心配してくれた一郎さん


一応自分が戦争孤児だったことはみんな知ってるが傷のことは誰も知らない


「あー、にぃちゃん多分…こいつはこういう環境がなれなかっつんじゃねぇかな」


「戦争孤児だったから…」


感性に鋭い二郎が言った


そのまま一郎は

「あー、なるほどな、!よし!ならじゃんじゃん食え!おかわりもあるぞ!」


優しく温かさを自分に与えてくれた






そしてその日はそのまま泊まることにした



また、いつもの夢が始まる








ジジッ…

ジジッ



ジジッ



画面がかするような音




あなた…!見て??が笑ったわ!


本当だ!…可愛いなぁ〜


さすが俺たちの娘だ!

*

*



爽やかな風が白いカーテンを靡かせた


カーテンで見えない親の顔


ここは天国か…と言うくらい周りが白い


微かに見える母親の微笑んでる口角



赤子の頃の記憶



………あぁ…ちゃんと自分には親はいたんだな


と思わせてくる夢だが


一瞬にして悪夢に変わる



毎晩見る同じ夢



ガラスが弾くような音


小さな妹を背中に乗せながら吹雪の中裸足で

道を歩く


朝日が昇る早朝ようやくたどり着いたそこは

誰もいない廃墟となった家


爆発で焼かれてる跡もあるし


二人の男女の大人の焼かれた跡


見覚えのある道で慣れたように焼き野原の庭へ


2人のお墓の横で妹を下ろし、ずっと抱きしめる


「大丈夫…お姉ちゃんがいるから 」

冷たくなってる体を温めるように必死に抱きしめながら


反応のない妹を抱きしまながらその時の自分は


唯一生き残ってた家族を失った


と言ってもその子は戦争孤児仲間であり義理の妹として家族にした



その子が死んだと理解したのはそこから1週間後だった


空腹で餓死寸前の自分だがそれでもいもうとをだきしめてた


寄ってくるハエたちをどこかへやしながら


死体が腐敗した


ようやく死んだと悟った



…泣くことの出来なかった私は親と同じ墓のように遺体を燃やして土に跡をつけた



心のどこかで少しホッとした


妹の為に食べ物を必死に探して見つけたとしても半分以上は分け与えてた



……………片足、片腕、片目のない自分は


少し大きめの木の棒を持ちながら海岸へ裸足で歩いた


視界がぼやけて何も見えずにふらつ来ながら歩く自分



こっそり船に乗ってついた矢先は東京ヨコハマの海岸



漁師たちはすぐに救急車と言うやらを呼んでいたが


自分はまた撃たれるのではないかと思ってすぐに身を隠した



しかし自分にも限界があった



海岸でそのまま倒れた



も終わりなのか



やっと



楽になれる



そう思ってた






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