もう時刻は19時45分。
 花火が始まる5分前に迫ってきた。
 
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wki side
 
 
 俺は時間を確認すると、花火が始まる5分前に迫ってきているということに気づく。
 
 元貴に花火がもうすぐしたら始まるということを伝えて、俺が調べておいたとっておきの花火スポットへと連れて行く。
 
 
 
 
 m「うわぁ…凄い。ここ本当に綺麗に見える!!」
 
 俺達が少し人混みから離れた、木の陰や階段などで見えないような場所へ着くと同時に、花火が上がりだした。
 
 花火が上がった方向には木が生えていないため、もの凄く綺麗に見ることができる。
 
 m「…綺麗だね。」
 w「うん。…ねぇ、元貴。」
 
 
 俺は元貴の名を呼んで、元貴の目をしっかり見る。
 
 m「…なぁに?」
 w「…俺、元貴を絶対幸せにして、絶対俺と付き合っていて後悔なんかさせない。だから、これからも隣にいてください。」
 
 俺がそう言うと、元貴は少し笑って答えた。
 
 m「ふっ、当たり前じゃん笑。若井以上の人なんて居ないし。しかも、もう十分幸せだし、後悔なんかもしないから!!」
 
 元貴はそう言いながら俺の胸に顔を埋めるように抱きついてきた。
 花火の音が散っていくと同時に、俺は口を開く。
 
 
 w「…ありがと。というか、これじゃ花火見えないじゃん笑」
 m「もうちょっとしたら離れるからいいもん!! 」
 
 そう言う元貴の耳は、少し赤く染まっていた。
 
花火が終わっても、俺達はそこから離れず、2人で静かな場所で話をする。
 
 
 w「…今日、楽しかった?」
 m「勿論!!若井からプレゼントも貰えたし!!」
 
 
 元貴は笑顔でそう答えてくれる。
 
 w「なら良かった笑、俺も楽しかったなぁ」
 m「…ねぇねぇ、最後に写真撮らない?」
 
 元貴は写真を撮るジェスチャーをしながら提案する。
 
 w「写真? 」
 m「そう!!やっぱ残しておきたくて、、」
 w「花火終わっちゃったけどいいの?」
 m「うん!浴衣だけで若井とお祭り行ったんだなぁって実感できるからさ!じゃ、入って入って〜」
 
 元貴は早速スマホの内カメをONにして、急かしてくる。
 
 w「はいはい、…俺持つよ。」
 m「えっ、…お願いしよっかな笑」
 w「はーい笑」
 
 
 俺は俺の方が身長が高いのにも関わらず、スマホを上にして撮ってしまったため、もの凄く元貴が上目遣いになる体制になった。
 
 カシャッ
 
 
 俺達は写真を撮ると、その撮った写真を見てみる。
 
 m「うわぁ✨️やっぱ若井撮るの上手いね!」
 w「えぇそんなことないよ!」
 
 そんなことないんだけども…だけども!
 この写真、自分で言うのもあれだが、天才かもしれない!!
 
 何故かって?
それは…
 …元貴が少し前かがみになっているのと、浴衣が長い間着ているからか帯が緩くなってきており、首元の部分がゆるゆるなため、浴衣の隙間から元貴の身体が見えてしまっていた。
 
 しかも、昨日沢山俺がマーキングをつけたため、そのマーキングも見えて、もの凄くエロいのだ。
 
 俺はなんとか頑張って理性に勝ってもらった。
 
 m「…あ、ごめんちょっと足に絆創膏はるね、」
 
 元貴は長い間歩いていたからか、足を少し怪我していた。
 
 w「だいじょう…っ!!//」
 m「どうしたの? 」
 
 元貴は絆創膏を貼るためにしゃがんだのだが、その時にまたもや浴衣の隙間からマーキングだらけの元貴の身体が見えた。
 
 俺は何とかそこで耐えて、元貴に返事をする。
 
 w「いや、大丈夫かなーって、」
 m「大丈夫だよ!…けど、おんぶして欲しいなぁー 」
 
 元貴は上目遣いでそう言ってくる。
 こんなの断れるわけないし俺の理性危ないって…
 
 w「いいよ笑、じゃあおんぶして帰ろっか 」
 m「!!やった!ありがと若井ー!」
 
 そう言うと元貴は、勢い良く俺の背中に飛び乗ってきた。
 
 w「うぉっ笑笑、危ないなー笑」
 m「へへっ笑笑」
 w「あ、帰る前に浴衣屋さんに行って浴衣返そうね」
 m「んー、」
 
 
 トコトコ…
 
 俺達は浴衣屋さんへ浴衣を返しに行って、服を元々俺達が着ていた服に着替えた。
 
 もうすっかり暗くて静かになった住宅街を歩いて帰る。
 
 w「元貴ー、射的屋さんのおじさんがね?」
 m「…」
 w「…?元貴?」
 
 俺は普段なら相槌をしてくれるタイミングで相槌が来なかったため、元貴の方を振り向くと、元貴はもうスヤスヤと寝てしまっていた。
 
 
 なんだ、寝てたのか。
 
 俺は何かあった訳ではなかったことに安心する。
 
 そのまま俺は元貴に気持ち良く寝てもらおうと思い、振動はなるべく無くしながら帰っていった。
 
 ー数分後ー
 
 もう少ししたら家に着くというときに、元貴が寝言を言った。
 
 m「んぅ…わかぃ、だいすき…」
 w「んふ笑、俺もだよ。」
 
 俺はなんて可愛い寝言なんだと思いながら歩き続ける。
 
 数十秒後に、また寝言を言った元貴。
 しかし、今度の寝言は違った。
 
 m「んへ、わかぃ…きもちぃな」
 w「は… 」
 
 俺は耳を疑った。
 元貴は夢の中で今アレを…
 
 俺はさっきまで耐えていた理性がこの一瞬で吹っ飛び、早く家に帰りたくなったため、ほんの少しスピードを上げて歩いた。
 
 それで起きたのか、元貴は夢から覚めた。
 
 m「んぅ…おはょ」
 w「おはよ。…元貴、家帰ったら覚悟しておいてね」
 m「へ、」
 
 元貴は寝起きだからかあまり理解できていない様子。
 可愛いなぁ。
 
 …元貴が起きたということは、揺れなどの心配は要らないということ。
 そうなった俺は、元貴をおぶりながら今度は走った。
 
 m「えぇっ、ちょ」
 
 
 
 ドサッ
 
 俺は家に帰って手などを洗い終わると、早速元貴を押し倒した。
 
 w「今日俺がどれだけ大変だったか…」
 m「え、若井ごめっ」
 w「元貴が可愛すぎるのがいけないから。」
 m「えっ」
 
 元貴は俺が少し怒っているのが元貴をおんぶしたことに対してだと勘違いしていたのか、
俺が”可愛すぎるのが悪い”と言うと、一瞬目を見開いて、頬や耳が林檎のように赤くなった。
 
 w「覚悟してね…」
 
 
 
 
 俺は服を脱がすと、身体には少し薄れてはいたが、俺がつけたマークがまだ残っていて、そこで興奮してしまい、激しく元貴を抱いてしまった。
 元貴もの凄く声出してて可愛かったなぁ。
 案の定元貴には叱られちゃったけどね。
 けど、そんなことどうでも良くなるぐらい可愛かったです
 
最後雑すぎますね。
すみません。
事後って書いたほうがいいのかな…
 フォロワー様がまたまた増えていて本当に感謝しかありません!!ありがとうございます🙇
コメント
4件
今日オールしてしまった者ですこんにちは 今回も安定に良かったです!! ご馳走様でした
え、もうかみぃぃぃ、、あの、、もっくんがこんじるの胸に顔埋めてるのとか考えるだけでそそるよね(きも)