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かんな
あかね ♛❤️♛
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冷たい何かが手に触れた。
ふと手元を見てみると、白いウサギが私の手をすんすん嗅いでいた。
この森には野生のウサギがいる。
小さい頃からこの森に入り浸っては毎回のようにウサギと出会う。
すると、ウサギは私の膝の上にのり顔を近づけすんすんと顔周りを嗅ぐ。
大人しく膝から降り草むらの中へ戻る。
「……なんか匂いついてたかな」
妹とぶつかってお香が擦れたのかもしれない。とか考えていると、ガサっと草が揺れ草の中からたくさんのウサギが飛び出してきた。
私の膝に乗るもの、手の上に座るもの、体を寄せて丸くなるもの。とウサギまみれになる。
「仲間たちを、呼んできたんだね。嫌われたんじゃなくてよかった」
しかし、ウサギにまみれているせいで眠くなってくる。
膝に乗るウサギを撫でながら、いつしか私も眠りに落ちた。
しばらくして目を覚ますと、自分に影がかかっていることに気がついた。