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――告白の日から約1週間前。

私の心配は、本当になってしまった。

涼しくなってきたからと、友だち2人と中庭のベンチで昼食をとっていたとき、突然1人が言った。

「ねえ、奏衣ちゃん。奏衣ちゃんって……本当に保科裕人と仲良いの……?」

「え……? どうしたの、急に?」

「急にっていうか、私たちずっと気になってて……」

「あのさ。本当は保科に弱み握られてて脅されて一緒にいるとかじゃない……?」

「ちょ、ちょっと待って……何でそんな話になるの!? 違うよ!」

お弁当の上に箸を置いて、私は否定した。

けれど、友だちは浮かない顔のまま。

「だって保科……めちゃくちゃ怖いじゃん。周りもみんなヤバイって言ってるし」

「私、見ちゃったんだ……。昨日の放課後、3年生と保科が体育館のそばにいたの。たぶん美化委員の人だと思うんだけど、その人すごい青い顔してて。きっと脅したりとかしてた**************************

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身代わりで嫁いだ冷酷国王は初恋相手でした

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