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みんなあけおめ~🎉 今年一発目の小説だよお(*^^*)
ワイは今年から受験生だよ…アハハ
さて、この小説はあと1話で完結。次はかじさくの予定です!!
それでは、いってらっしゃ~い(^_^)/
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桜:…運命?
蘇枋の言葉が、頭の中で何度も反芻される。
運命。そんな、物語の中だけのふわついた言葉。オレには縁のないものだと思ってた。
だけど、そう問われて、オレの脳裏にはこれまでのアイツの姿が、濁流のように流れ込んできた。
オレに胡散臭い笑みを向ける蘇枋、触れようとする蘇枋、守ろうとする蘇枋。
思い出すだけで、まただ。
また、胸の奥が勝手に、ドクドクと不細工な音を立て始める。
この、耳まで赤くなるような熱の正体が何なのか、本当はもう、ずっと前から気づいてた。
アイツが隣にいると、オレはオレじゃなくなるみたいに、心臓がうるさくて仕方がねぇんだ。
桜:…っ。
オレは必死に呼吸を整えて、蘇枋を睨み返した。いや、睨んでるつもりだったが、視界が熱くて、たぶんまともな顔なんてできてねぇ。
院長は、この本に「自由に生きろ」って書いた。
誰かの道具じゃなく、自分の足で行きたい場所へ行けって。
だったら、オレの足が、オレの心が、今ここで留まりたいって叫んでるこの感覚を、嘘にはしたくない。
桜:…運命なんて、そんなガラじゃねぇし…よく、わかんねぇけど。
オレは震える声を振り絞って、蘇枋の着物の袖を、指先が白くなるくらい強く掴んだ。
桜:…テメェの隣にいると、ずっと胸がうるせぇんだよ。多分、オレがここにいるのは、テメェに買われたからじゃねぇ。オレ自身が、そうしたいからだ!
言い切った瞬間、顔から火が出るかと思った。猫耳は限界まで伏せられ、尻尾は自分の意思に反して激しく揺れている。
これがオレの、精一杯の「自由」な選択だ。
蘇枋は一瞬、目を見開いた。
そして、その琥珀色の瞳を優しく細めると、オレが掴んでいた手を、今度は素手で、包み込むように握りしめた。
蘇:ははっ。最高だよ、桜君。君にそう言ってもらえるなら、これ以上の運命なんて必要ないね!
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今回はここまで。
ワイからのお年玉、気に入ってくれたかなあ?
♡、フォロー、コメント待ってます(^^)