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ただ、如月はもちろん拒否。
なぜって??
『いや、元々経営科志望だし。念の為普通科受けとこうと思ったらあ〜ら不思議、ヒーロー科でした〜!!って感じなんで』
先程も言った通りそもそもヒーローを目指してない以前に興味無い。
「え、あの、でも、ね?」
あの平和の象徴を困らせているが、そんなの気にもとめない。
『あ、ゲームしなきゃだから。バイバイ』
「あ、ちょっ!!」
それはもうブチッという勢いで通信を切り、ベッドにダイブ。
人間とは思えないほどの手つきでゲームを始めたのであった。
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この後、オールマイトがぼーっとしてたのはまた別の話。
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『ここが、雄英高校。』
デカイな、と悠々呟くのは、異例の経営科如月。
ちなみに現在時刻8:30。
入学式は8時からのため、思いっきり遅刻である。どんまい!
『ここはどこだろ』
時間は経過し、10分後!
絶賛迷子中。
『下が砂だから…校庭?』
ものすごく広い、ずぅっと奥まで続く校庭。
『ますますわかんなくなってきたぞ』
またまた自分の勘だけを信じ、歩き続けること5分!!
まあ、さすがに如月もそこまで馬鹿じゃない。遅刻してることは分かってるのでペースを上げにあげて歩く。
『む、あそこに人影が』
そこは、1年A組が入学式ではなく体力テストを行っている場所。
そして、人影とは壁からヌッと怖い勢いで体力テストを見つめるオールマイト。
だが、如月が興味も無い人を覚えている訳もなく______
『あ〜えっと、そこの〜おじさん?』
オールマイトは気配を感じなかったのか驚いたようにバッとこちらを振り向く。
「君は…如月少女!!」
『あれ?会ったことあるっけ?』
実はこのオールマイト、先日の結果報告で抉られたメンタルはトラウマレベル。
まあ、そんなこと如月は知るはずないので”おじさん”、やら”あれ?会ったことあるっけ?”などとメンタルをさらに抉ってく。
鋼のメンタルをもつ平和の象徴でも、悪気のない言葉はすごく響く。
それにプラスし、誰もがヒーローに憧れる世代と来た。
いくら、敵と沢山戦ってきたと言っても悪気のない少女の言葉のせいでメンタルは弱くなっていくぞ!!