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スゥー(息を吸う) 待って。最後の何行かに持ってかれた。 尊死させる気なのか?
ちぐさ視点
「よし、お前ら〜帰っていいぞ」
「「「「「「「さようなら」」」」」」」」」」
「一気に帰ったな」
知り合ったばっかなのに息ぴったりだな〜普通に凄いし、俺なんかまだこのクラスの名前すら覚えてないよ。
「ちぐ」
「何?あっとくん?」
「一緒に帰らない?一応ちぐの家確認したいし」
「あ、うん!いいよ!」
「ありがと」
…っ///その笑顔は反則だって///
「?ちぐ?どうかした?」
「あ、ううん、なんでもない」
「じゃ、行こっ!」
「う、うん」
慌てて返事をした。あっとくんに迷惑かかってないかな?
大丈夫…だよね?
そう思いながら学校を出た。
「誰かと一緒に帰るの初めてだな〜」
「確かに俺もそうだ」
「え!?意外!」
「そうか?」
「だって、モテてたんでしょ?」
「まあ、そうだけど・・・」
「友達もいたでしょ?」
「友達…」
「?」
なにか、友人トラブルかなんかであったのかな?というか、予想外だな〜一人か二人はいそうだったけど。
そう思っていたら返事が返ってきた。
「友達は面倒だったからつくんなかった」
「え!?そうなの!?」
「でも…」
「でも?」
「ちぐがいるでしょ?」
「!」
あっとくん、もう、君は罪だよ…俺の体がもたない。今だって心臓の音が五月蝿い。でも、あっとくんといるのは楽しい。なんでだろ?別にこのままでもいいと思う自分がいる。
「ちぐ?」
「え?あっ、何?あっとくん」
「いや、さっきからぼーっとしてたから..」
「あ!そうだったの!?ごめん」
「いや、全然大丈夫」
「そっか〜ならよかった」
俺はさっきあっとくんが笑顔してくれたからそのお礼と仕返し。出来たかな?
「あ、ここ俺の家」
「やっぱりか、にしてもいつ見ても広いな」
「そうかな?あっとくんと家だって広いと思うけど… 」
「なら、お互い様だな」
また、笑顔だ。もう、無自覚なの?やばい…心臓の音が五月蝿い。まただ。これ、なんなの?
「じゃ、また明日」
「あ、うん!また明日…」
もっと話したかったな…って、何考えてるの!?とりあえず早く家入ろ。
「ただいま〜」
「あ!ちぐ!おかえり」
「ただいま、お姉様」
「なんでお姉様よびなの!?二人のときはけちゃって呼んでって言ってるじゃん!」
「ごめんごめん、なかなかなおらなくて…」
「別に慣れてるからいいけどさ〜」
「じゃ、勉強してくる」
「勉強熱心だね〜私も勉強してこよ」
「あ」
「どうしたの?」
「夜さ、お姉様、ううん、けちゃの部屋行っていい?」
「いいけど…」
「ありがと、それだけだから」
「そっか、じゃ、勉強頑張ってね」
「けちゃこそ、勉強頑張って」
よし、これで相談が出来る。この気持ちの正体が分かるかもしれない。