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対ホロウ6課オフィス…
「浅羽隊員、そろそろ休んではどうですか?』
「…そうですね〜副課長の方は進捗ありました?」
「いえ、全く」
「こちらも進捗無しだ」
「はぁ…いつになったら見つかるんですかね?」
「“僕の妹”」
「既に亡くなっているのでは?」
「そんな訳無いッ!」
「死んでるなんて…絶対有り得ない…」
「絶対生きてる…」
「…すみません、少し荒ぶっちゃいました」
「休憩したら、続けましょう」
プルルルル…
「はい、月城です」
《こちらは治安局だ。対ホロウ6課に重要な情報について電話した》
「重要な報告?」
《そちらでは悠那殿について捜索してるであろう?》
「はい、そうですが…」
《霧島の件で悠那殿を保護した》
「そうなんですか!?」
《そうだ。精神的ショックで声が出なくなってしまっているが…》
《面会を希望であれば日時を後日、こちらから電話を掛けよう》
「分かりました」
「浅羽隊員にも伝えておきますね」
《ああ。そうして貰うと助かる》
《一番会いたいのは彼だろうからな》
「そうですね。では、そろそろ切ります」
《ではまた後日》
「では」
「副課長、何を話してたんです?僕に伝えておくとも言ってましたが…」
「浅羽隊員、落ち着いて聞いて下さい」
「分かりましたよ」
「違法薬物押収の件で…」
「貴方の妹…浅羽悠那さんが見つかりました」
「本当ですか!?」
「えぇ。嘘ではありません」
「悠那が…本当に…」
「ですが精神的ショックで声が出なくなってる様です」
「そう、なんですか…」
「面会を希望する場合は日時を明日までに決めておいて下さいね」
「分かりました…」
「本当の…本当に…」
「悠那が…」