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オフの日にデート
今日は仁ちゃんを一日独り占めできる!
「なー、どこ行きたい?なんかしたいことある? 」
仁ちゃんがちょっとめんどくさそうに聞く
いつもだったらちょっと傷つくけど、今日は許す
だって一日一緒にいられるから!
「んー、仁ちゃんの作るごはんが食べたい」
なるべく平静を装って答える
え?そんなことでいいの?
と言わんばかりに、仁ちゃんが大きく目を見開く
「ん、勉強もしたいから、うちで過ごしたいんだ」
そう答えると、
あ~、了解
と目だけで答える
「なんか食べたいもんある?お前んち何もないからな、材料買ってかないと」
「うん、砂糖もないよ」
キッチンから鼻唄が聴こえてくる
なんか楽しげで、こっちまで嬉しくなる
どんな顔してるか、覗きに行きたくなるけど、我慢して今日のノルマをこなす
いつもより勉強のペースが早いのは、早く仁ちゃんと一緒にすごしたいからかな
「メシできたよ〜」
パスタののった皿を2枚持って、仁ちゃんが現れる
美味しそうなペペロンチーノにステーキがのってる
当然のように盛りがいい方をサーブされる
後はサラダとワイングラスが2つ
「シャンパンじゃなく、ペリエだけどね」
仁ちゃんがいたずらっぽく笑った
パスタもステーキも当然のように美味しいし、2人で他愛もないことを話してずっとニコニコしてる仁ちゃんをみてると、胸の奥が温かくなってすごく幸せ
飲んでるのはただのペリエなのに、かすかな酩酊状態
オリーブオイルで、少しツヤツヤした唇が美味しそう…
急に欲望が頭をもたげてくる
隣に座っていた仁ちゃんの顎を掴み、こちらに向ける
手にはフォークをもったまま驚きで動きの止まった仁ちゃんに口づける
最初はついばむように
だんだんと深く
カランとフォークが皿に投げ出される
仁ちゃんの口の中は、パスタとおんなじガーリックの味がした
「おかわり、いただきます」
#鬱展開
Mist-404
911
#ご本人様とは一切関係ありません
あんにんどう腐(ゆ腐)
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浪霧のサブ垢
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コメント
1件
拝読しました。ほんわかしたデートの空気から、急に「顎を掴んで口づける」シーンへの落差が鮮やかで、心臓が跳ねました。特に「ペリエなのに酩酊」とか「口の中がパスタと同じガーリックの味」みたいな細かい描写が、生々しくて好きです。短い中で、二人の関係性や仁ちゃんのキャラがちゃんと伝わってくる構成、素敵だなあ。