私の名前は天野あかねです!
そうなの、私の名前はゆいな 優太より1個?年上ね……!
「 まあまだ見習いなんだけどな……」
後ろから聞き覚えのある声がした、ハッとなりあかねは後ろに振り返った
優太先輩じゃないですか!?
あかねは嬉しそうな表情をしながら大きな声で叫んだ
優太は呆れた表情でしつこく話に来るあかねを雑に振るとあかねは頬を膨らませ怒った
後ろで見ていたゆいなも引き気味の笑顔で苦笑いをした、
・・・
・・・
そんなほのぼのとした生活もとあることがきっかけで終止符を打った
ある日男女9人が同じ手口で殺害されるという事件が起こった……
外でザーザーと雨が降る音がトンネル内で響いていた「ハァハァ」息切れをしていたのは犯人を追いかけていたあかねだった、
「待ってっ!」
犯人と段々と距離を詰めていき腕を掴むことに成功した、急いでいたせいでかもう他の死者が出ないためにか、あかねは自分の腕と犯人の腕に手錠をかけた、
(やったっ!)
あかねは心の中で大喜びをした、犯人も諦めたのか犯人の力が抜けていく、あかねはほっとして「犯人を捕まえた」と連絡をしようと、警察無線に手をかけようとした瞬間犯人が、あかねの腕と自分の手が繋がれた状況で車道に走った、「え……?」っと呆気にとられていた
あかねは警察無線を離してしまいすぐ下に落ちた、あかねは焦ったが犯人優先、と思ったあかねは何とかしようと犯人に目を向けたがもう遅かったきっと犯人の仲間だろう大型車が猛スピードであかねと犯人に向かってきていたのだ、きっとここで捕まる時の攻略方法を立てていたのだろう、
あかねは死を確信した
その車は犯人には当たらず運悪くあかねだけにぶつかった手錠も古かったものだったため砕けてしまった
警察無線も踏み潰され何も手が打てない状況だった車も逃げ深夜のトンネル内雨の音が轟くなかあかねは無事という感じではなかった頭からは血が流れ骨も何ヶ所も折れているだろう内臓も破裂して即死だろうが最後の力を振り絞り自分の携帯で優太に連絡をした
ピコンと優太のスマートフォンがなる
「なんだ?」
「優太先輩元気ですか?」
優太は状況が理解出来ていなかったがどうせおふざけに決まっていると思っていた
「おふざけか?それよりお前犯人を追っているんだろ」
「そんなんですよ」
意味不明な言葉を発するあかねを優太は無視することにしスマホを閉じた
ピコン
翌日
「優太っ!」ゆいなが血相を変えて走り込んできた「どうしましたか?」優太はため息混じりの返事をし た
「あかねが」
「あかねが?」
「ひき逃げされたのよ……しかもそのせいでもう……」
「は?」
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