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・流血表現(比喩的にはしています)
・夢主いません。(どちらかと言うとibk×smかも)
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夜の街に、笛のように甲高いサイレン音が遠く響いていた。
俺たち二人は路地裏を駆け抜ける。足音、息遣い、逃げる犯人の背中。全部がひとつのリズムみたいに重なっていた。
「伊吹。逃げた。行ってこい。」
後ろで志摩の声。落ち着いた響きに、俺は笑う。
「よっしゃ志摩ちゃん!行ってくるわ!!」
振り返らず、ただ一直線に走った。…その数秒後。
――銃声。
足が止まった。空気が揺れる。俺の背筋を氷みたいな冷たさが這い上がる。慌てて振り返ると、そこには地面に崩れ落ちた志摩。赤が、じわじわ広がっている。
「ぇ、…志摩、…?志摩…?!」
声が震えた。走って駆け寄るより早く、俺の目はひとりの犯人の手から落ちた拳銃を捉える。そいつは慌てて逃げ出していた。
志摩の胸元。そこにある拳銃を、俺は迷いなく抜き取った。
「志摩ちゃん。拳銃、借りるね。」
引き金に指をかけた瞬間、志摩の手が動いた。弱々しく、俺の腕を掴もうと伸びてくる。
「ぃ”、ぶき、…やめ”…、」
その手は俺に届く前に、力を失って落ちた。
迷いは消えた。俺の視界に入る逃走犯。射程範囲内。
引き金を絞る。
銃声。
短いうめき声。
犯人はその場に倒れ、路地の空気にまた静寂が戻った。
…すぐに志摩の横へ膝をつく。俺の膝も赤に染まっていく。
志摩の目は虚ろで、呼吸は細い糸みたいにかすかだ。
「志摩ぁ…、返事、しろよ…なぁ、…相棒…、志摩、志摩ぁ”…」
必死に呼びかけても、反応はない。
「っ”…ぁ”…?」
かすかに動いた唇が、俺の名前を探すように震える。
俺は志摩を抱き寄せ、そっとその瞼を閉じさせた。
胸の奥が焼けるように痛む。刑事である前に、俺はただの相棒だった。
――許さねぇ。
この赤を流させた奴らを。
刑事を捨てても、愛する相棒を殺した犯人だけは絶対に。
俺は志摩を抱き締めたまま、夜に誓った
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本編最終話と少し違う形で
ibk×sm書いてみました…
最終話すごく好きです…!!
↓ここから最終話熱弁してます。興味ない方飛ばしてください。
あの二人ってクスリでラリってた訳じゃないですか?
でも、あの二人って久住を捕まえる夢ではなく、
志摩は、伊吹が殺されそうになって、久住を殺そうとした。(久住が殺される描写はないですが)
伊吹は志摩が死にかけてて、それが久住の仕業だと知って、志摩の拳銃で久住を殺した
って夢じゃないですか!!
相棒愛やばくないですか?
久住を捕まえるでもなく、相棒のために久住をころす。だって伊吹はやろうと思えば久住を拘束できた訳じゃないですか。志摩ちゃんはワンチャン無理だけど。
なのに、志摩のそばで銃を抜いて殺すってえぐくないですか?(語彙力伊吹並)
なんかもう最終話にして相棒愛が…😭
伊吹と志摩ちゃんだけに限らず、
九ちゃんと陣馬さんもやばいですよね。
ずっと陣馬さんのそばに居る九ちゃん、九ちゃんの声で目を覚ます陣馬さん。
しかもちゃんと聞いてたのがわかる「コシがねぇなぁ…」でもう…😭😭😭
私ね、なんか普通のイチャイチャラブラブしてるBLあるじゃないですか、あれも大好きなんですけど、
伊吹と志摩みたいな相棒!信頼!みたいな男同士の物語がもう大好きで…、
最初はあんなにツンケンしてた志摩ちゃんも伊吹が死にかけてるって言うのでブチ切れてたじゃないですか。「銃声でそいつは起きる。俺が殺されてたら伊吹は間違いなくお前を殺す。」って!!!もうそんなの信頼関係の塊じゃないですか!!
お互いがお互いのために刑事を辞める覚悟があるって素晴らしくて…😭😭
といいつつsm×ibkの🔞小説書こうと思ってるんですけど需要あります???
じつはこの小説、私がシナリオと入れたいセリフを提案してAIに書いてもらってるんですけど、
多分🔞は書いてくれないので、自力で書くことになって文字がすっごい拙くなるんですけど書きたいんですよね。需要あります?