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稀灯 夏成🩵🍸
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らんくんの部屋を出てお風呂場へと向かう。
こさの手を握るすちちゃんの手は小刻みに震えていた。
(怖いんよな…)
「ここだよ。」
らんくんのお部屋から少し歩いてすぐにあるお風呂場のドアを開け入り、誰も入って来れないように鍵をかける。
持ってきた服を棚の上に置く。
「よし。入ろっか。」
「え…っと…キョロキョロ(どうしよ…こわいよ…)」
脱衣所を見渡しキョロキョロとするすち。
「大丈夫よ(*´˘`*)一緒にはいろ?」
「いっしょ?こわくない?」
「怖くないよ。入れそう?」
「コク…」
まだ少し、震えてはいたけど表情はさっきより大丈夫に見えた…
「服脱げそう?」
「はい…」
俯きながらもぞもぞと服を脱いで行く。その隣で自分も服を脱ぐ。
「ぬげました…」
「じゃあ、入ろっか!」
そういい、すちちゃんの手を取って入る。
「ひろ…」
また、広さに驚いたのかキョロキョロとするすちちゃん。
(かわいい(*´艸`))
「ここ座って!」
鏡の前にある椅子に座るように促す。
キョトンとして不思議そうな顔をしたけど、素直にちょこんと座る。
「シャワー出すね。」
シャワーヘッドを手に持って、自分の足元にシャワーの、お湯を出す。
ジャーっ
「Σ(OωO )ビクッ!?」
思ったより、勢いがあり大きい音が出てしまった。
「わぁぁ:( ;˙꒳˙;):ごめん!勢い強かった!びっくりしたね。ナデナデ」
びっくりして、目に涙をたくさん溜めながら身を縮こめるすち。
「それ…いや…きらいポロポロ」
「これ、怖い?」
「フル(´ω`≡´ω`)フルそれ、つめたい…いたいポロ…いや…」
目の前にかがみ込んでシャワーの水圧を緩くして手のひらで自分から触れるように促す。
「これ冷たくないよ。ほら!」
戸惑いだからもゆっくりと手を出してお湯に手を当てる。
「…あ…あった…かい」
「(*´˘`*)でしょ?熱くない?」
「( ՞ ܸ. .ܸ՞))コクコクあったかい…」
「大丈夫そうかな?」
「( . .)“コクでも…いきなりはこわいから…」
「いきなりはしないよ。身体からゆっくりならそうね」
「はい…」
「身体から流すから熱かったり、怖くなったらちゃんと言ってね」
「はい」
頷いたのを確認してゆっくりと流して行く。
「髪の毛流すね」
「( . .)“コク」
「こわいなぁ…大丈夫…大丈夫。」
そういいながらゆっくりと毛先の方から流す。
「頭の方から流すからしっかり目瞑っててね。こさがいいよって言うまで開けちゃダメだよ。あと、お耳は触らない方がいい?濡らしたりとか…」
「わ、わかりました。ひっぱったりいたいことしなければだいじょうぶです…」
目をギュッと瞑って身構える。
「よし。流し終わり!」
「ん…これ…きもちいぃ。あったかい(*´`)」
「よかったぁ」
怖がっている様子はもうなく。少し気が緩んだのか表情が柔らかくなっていた。
「じゃぁ、髪の毛洗うから痛かったら言ってね」
「はい(*´︶`)」
「力加減とか大丈夫?痛くない?」
「はい。きもちいです(˶’ ᵕ ‘ ˶)」
にこにことした表情で、答えるすちに気を許してくれたんだなと嬉しくなった。
髪を洗い終え、トリートメントをして体を洗い終わる。
「よし、お風呂入ろっか。」
「フル(´ω`≡´ω`)フルこれ、おぼれる」
(やっぱり…湯船に浸かるのも怖いか…)
湯船の近くまで手を引いて行きこさから先に入る。
「おいで。」
「お、おぼれちゃ…」
「ここおいで?こさが溺れないように抱っこしてあげる」
「ほ、ほんとに?」
「うん!」
こさが微笑んで言うと恐る恐る入って、膝の上に乗ってギュッと捕まるすちを落とさないように抱えるようにしてお湯に浸かる。
「どう?熱くない?」
「だいじょうぶです…で、でも…ギュッてしててください…」
「うん!ずっと、ぎゅーってしてるよナデナデ」
こさめも周りの人より小柄だけど…そんなこさよりも小柄で華奢で今にも折れてしまいそうな手足をしているこの子が妹みたいに見えてかわいくて仕方がなかった。
(そういえば…)
「名前言ってなかったね。こさめっていいます。」
「こさ…めさま…あ。えっと…すちです 」
「こさに様はいらないよ」
「へ…?でも…つけないとごしゅじんさまになぐられ…」
「そんなこと絶対しないから大丈夫。」
「そう…ですか?」
「うん!それに、こさはすちちゃんと仲良くなりたいな」
「わ、わたし…と?」
「そう!だから、気軽にこさめって呼んでほしいな(*^^*)」
「わかりました…じゃぁ…こさめ…ちゃん?」
少し不安そうに遠慮がちにそう口にした。
「うんうん!それがいいよ!まぁ…敬語も外してほしいけど…慣れてからでいいかな。」
「すちちゃんに聞きたいことあるんだけどいいかな?」
「はい。こたえられることなら…」
「何歳とかってわかる?」
「え…っと…じゅ…じゅうご」
「15歳かぁナデナデ」
15歳にしては、少し小さすぎる体にこの子の体はやはり栄養が足りていないのだろうと思う。
「発情期はきたことある?」
「フル((-ω-。)(。-ω-))フル」
「そっか。教えてくれてありがとうね。ナデナデ」
(おかしい…)
獣人…ましてやウサギの獣人なのだから、15歳であれば…発情期が定期的に来ていてもおかしくはない…やっぱり、なにかしら理由がある…
(これは、らんくんたちと相談やな)
しばらく、2人で湯船に浸かりあたたまった。
タオルでしっかり水を拭き取って服を着せる。
自分にこんな綺麗なものは、とまた遠慮していたけど着て欲しいとお願いすると素直に着てくれた。
「似合うじゃん!」
「そうですか?///」
「うんうん!可愛い!!」
(少しは、慣れてくれたのかな…笑顔見れてよかった…)
次回♡×100!
コメント
4件
なあさんやっぱり小説書くの上手いなぁうちもこの前テラノベで小説書いたけど上手く書けた気がしないんだよね...ほんと尊敬する上手さすちちゃんがどんな動きをしているかとかわかりやすくて読みやすいよ 次の話も楽しみ!頑張って!
あおいです🕊️ 第4話、すちちゃんがお風呂に入るまでの繊細な心の動きが本当に丁寧で、読んでいて胸がぎゅっとなりました。怖がる手の震えや、冷たい・痛いと感じる感覚に優しく寄り添うこさめさんの声かけが、まるで自分のことのように温かくて。湯船で「ぎゅっとしててください」と頼む姿に、少しずつ安心を取り戻していく過程が愛おしかったです。すちちゃんの笑顔、本当によかったですね…次回も楽しみにしています🌷