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上野文
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都築七美
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てく
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次の瞬間、いろりが立っていたのは白と灰色のまだら模様をした階段の上であった。
視界一面を覆うように漂う乳白色の霧。
顔を上げると、そこにはまるで天に続くかのように、紅い鳥居が果てなく並んでいた。
「仙界と人間界を繋ぐ出入り口だ」
「こ、ここは、もしかして狐神社の……?」
「ああ、人間だけじゃここまでは来られねえけどな。お、そうだ。こいつを持ってくか」
蛇珀は何かを思いついた風に狐の像の前に置かれたお供物を手にし、懐に忍ばせると、先を進む鷹海の後を歩いた。
いろりは忙しなく辺りを見回し、蛇珀に手を引かれるままついて行く。
先に進むごとに霧は濃くなり、やがて煙のように立ち込め、いろりの視界を埋め尽くした。
——突如、霧をかき消すかのような激しい光が射し込む。
あまりの眩しさにいろりはとても目を開けていられなくなる。強く瞼を閉じ、どうにか光を遮ろうと蛇珀と繋いでいない方の手を目に当てた。