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赤side
赤『…』
先輩と出会ったあの日から4日。
毎日休み時間にあの屋上への階段で桃先輩を待っている。
が、結局予鈴がなっても来ない。
なにかあったのだろうか。
それとも、サボることをやめたのだろうか。
桃先輩の、なにかを伝えたいけれど伝えることが怖いような言い回しが気になる。
赤『…』
今日も、来なかった。
モ『なぁ、あの“不良”倒れて入院中らしいぜ?』
モ『え、まじ?』
モ『ちょっと心配だよな〜』
“不良” “入院”
そしてあの人たちは3年生。
桃先輩だとしか、思えない。
考えたくないけど、嫌なことばかり考えてしまう。
人違いだと思いたい。
ここら辺で大きい病院は決まっている。
今日、帰ってからでも行こう。
なぜこんなに必死になっているのか、わからない。
けれど
桃先輩と、もっといたい。
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