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私達は博麗神社に招かれた。
「あの、やっぱり、あなた達に頼るのはやめるわ。」
そこにいたみんなが驚いた顔をする。
それも当たり前だろう。
「は?なんでだよ!今の私達じゃ月の都に勝てない!もっとコイツラを頼ろう!」
魔理沙が大声で言う。魔理沙の言うとおりだと思う。
「だって、私達の事情を勝手に他人に押し付けているだけじゃない。こんなことしかできない私達が幻想郷を守る?そんなの無理に決まっているわ。私達は、仲間じゃなくて、強さがいるのよ。」
これには魔理沙も納得したらしく。口ごもった。
「ということは、こちらの霊夢たちに教えてもらうのはつよさってことですか?」
私はコクリとうなずいた。
こちらの私は何故か不満そうだ。
「何か妖夢に霊夢って呼ばれるのなれないわね…それじゃあ私達は、あなた達に、剣術や魔法とかを教えければいいの?」
私はコクリとうなずいた。話が早くて助かる。
「私はこちらの紫におしえてもらって、妖夢はこちらの妖夢に、魔理沙は、この世界のパチュリーに、幽々子は、映姫に教えてもらう感じでいい?」
三人共ちゃんと納得してくれたようだ。あとは相手がどれほどの強さなのかと言うこと。
あの月の都に住んでいるものだ。実力は申し分ないだろう。
「あの……みなさんお腹空いていませんか?今ご飯を作りますね!」
幽々子が微笑んだ。
「へぇー!そっちの世界の幽々子は料理が出来るのね♪………ゲテモノじゃないでしょうね?」
妖夢がすぐ応答する。
「いえ、幽々子様の料理はとても美味しいですよ。こちらの霊夢もきっと満足するはずです。」
妖夢がこちらの私の顔にズイッと近づく。
「わかった!わかったから〜」
霊夢さんは面倒くさそうに話をそらした。
「映姫とかにはきちんと話をつけておくわ、紫は、ソッコーOKすると思うけど。
妖夢も多分大丈夫。あの子短期間でかなりの力をつけたから勉強になると思う。
パチュリーも大丈夫。」
こっちの私はかなり知り合いがいるらしい。
「できましたよ〜!」
幽々子がごちそうを持ってきた。
「じゅるり……今夜は食べるわよ〜!」
こちらの私はかなり大食いらしい。次々と料理を平らげていく。
これにはさすがの私達も固まってしまった。
私達は、今日、博麗神社に泊まることになった。
正直とても楽しみだ。
「お!布団じゃん!うわー久しぶりに布団で寝るな〜!」
魔理沙は嬉しそうに言った。
よほど布団が恋しかったらしい。
「私は……もう限界です……寝ます…」
妖夢が死んだように眠り始めた。
色んなことがあったから仕方ないだろう。
布団もかけないで寝ていたので布団をかけてあげた。
私達もしばらく話したあと就寝した。
久しぶりにぐっすり寝られた。
「んっ」
私は大きく伸びをして紫と会う準備を始めた。
「おっ霊夢…いま起きたのか?遅いなぁ〜」
今は5時だから十分早いと思うけど……
「私達は、朝四時半に起きましたよ。しかも同時に」
……二人は流石だ。
この二人なら特訓なんていらないんじゃないか?
「すゃぁ……もう食べられない〜これ以上食べたらお腹破裂しちゃいますぅ~えへへ~」
一人まだ寝ている人がいるけど……
「ほら、幽々子様起きてください。今日は特訓ですよ。」
幽々子は眠たそうにまぶたをこすりながら起きた。
「ふぇ?特訓……たしかそんなことも行ってましたね……急いで準備しますぅ〜ふぁ〜」
幽々子は眠たそうにふらふらしている。
(大丈夫なの?)
「ぶぇっ」
幽々子は躓いて転んでしまった。こんなにドジだったとは……
幽々子の準備に随分と時間がかかってしまった。
「よし!みんな準備できたな!行こうぜ!」
みんな各場所へ向かった。
月の都には幻想郷神クラス第一位と第二位がいるらしい。
でも、そんな神様みたいな人なのなら、どうして私達の幻想郷の状況を見て止めないのだろう?
きっと良からぬことを考えているに違いない。