魔理沙の様子は……
(くっ!まだ一撃も攻撃を与えられていない。)
「アルタースパーク!」
パチュリーはすぐにかわす。
「やっぱりあなた魔理沙とほとんど一緒ね。動きが読みやすい。」
「見くびるなよ!私だって…」
無数の弾幕を放つ。
私の弾幕は、一部燃えている。
それと、衝撃を与えると一直線にレーザーが出る瓶でも戦っている。
だが、全っ然当たらない。
やべーだろ。
(なら……これなら行けるだろ!)
「アルタースパーク!」
その後に弾幕を放つ。
この作戦なら多分勝てるはず。
パチュリーは、華麗に交わす。が、
「これが本命だ!「ガーネットス……」
「はい。ストップ!」
「チェッわたしの大技お見舞いしてやろうとしたのに。」
パチュリーは一人でコクンとうなずいた。
「どうしたんだ?」
「うん。戦略はバッチリね。あとは、あなた、あいての動きに翻弄(ほんろう)されがちだから、それを直しましょう。戦略を考えるのが弾幕ごっこ。でも、月の都攻略だとガチだからちゃんと力をつけておきましょう。それと最後に。」
パチュリーは、何か渡してくれた。
「ん?これなんだよ?お守りか?」
そのお守りは赤く、とてもきれいだった。
「そしてこれが本当に最後。あなたは魔法の流れが雑。最後に流れを教えてあげるからがんばりましょう。」
そして妖夢は…………
「じゃあ、まずは剣術から教えますね。」
「はい。よろしく、妖夢。」
「まずは千回素振り!」
千回……千回程度ならすぐにできてしまう。まあ、やってみたほうがいいのだろうか?
「まあ、千回なんてそう簡単にできるわけ無いですよね!私は1週間かかっ………て」
こちらの私はぽかんとしていた。
何度もまばたきを繰り返している。その理由は明確だ。私が十数秒で素振りを終わらせたからだろう。
「終わりました。」
「ふぁ?」
こちらの私は奇妙な声を上げる。
「じゃ、じゃあ次は実力を見させてもらいます。」
ガキィン!鉄と鉄の重なり合う音が聞こえる。
剣術の腕前は私より上らしい。
「はぁっ!」
ガキィン
「しまっ……」
剣が飛ばされてしまった。これではどうやったって勝てない。
「勝負アリですね!」
「参りました。妖夢。是非もっと剣術を教えて下さい。」
「はい!わかりました〜!あと教えることは、戦術ですね。あなたは全然戦術について知らないですからね。頑張っていきましょう!」
戦術がなっていないのか………
「私に攻撃を当ててみてください。」
それは唐突でいきなりだった。
「行きます。スペルカードも使って良いのでしょうか?」
妖夢は、コクリとうなずいた。
「スペルカード雷切白楼剣」
雷のように弾幕が妖夢を囲う。
「っ!」
「はぁっ!」
剣を振り下ろした瞬間、妖夢を囲っていた弾幕が妖夢に当たった。
「……当たった…」
「ふう~防御魔法がなかったら大変でしたよ〜でも当てることができましたね!でも、まだまだです!これから戦略を考えていきましょう!」
幽々子はと言うと……
「わっ」
(つ、強いよ…映姫さん…こんな人に……わたし勝てるの?)
「今の一撃を交わすか……」
無数の弾幕を放ってきた。
弾幕を避けながら、こちらも負けじと弾幕を放つ。
「やぁーっ!行って来い!」
たくさんの蝶が映姫さんの方へ飛んでいく。
「甘いわ。喰らえ。」
なんとかかわせた。残りの弾幕は私の蝶達で粉砕した。
「こ、こっちだってやられっぱなしじゃあありません!」
「反魂蝶」
無数のピンクや黄色、青色の蝶の蝶が映姫を囲うように飛び交う。
「そして、おまけです!」
私はたくさんのレーザーを映姫さんに放った。
「なっ!」
映姫さんに無数の蝶……いえ、弾幕が当たる。
おまけの光線も当たった。
「わっ!勝った?勝った!勝てましたぁ!」
私は、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んだ。
「まさか、こんな小さい子供に負けてしまうとは……。」
映姫はため息まじりに行った。
「これなら、月の都にも勝てるかな?」
私は、笑顔で聞いてみた。
「まだ届かないと思います。そちらの幻想郷の月の都はこちらの月の都より格上だと思いますから。もとから、あなた達は結構強かったので、紫は、あなた達の霊夢に弱いと言っていると思うけど。」
……そんなに強いのかな。
「……何だか映姫さんって、私のお母さんみたい♪」
「お母っ!?」
映姫は顔を真っ赤にしていた。
私達が特訓を始めて、もう一ヶ月がたとうとしてる。2ヶ月目は魔理沙達と実力を確かめるために戦うらしい。みんな強くなったかな?
また合うのが楽しみだ。
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