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ひより「環奈?!何でここに…!!」
環奈「ひよりちゃん……」
環奈は不安そうに私を見てから、少し躊躇してから続ける。
環奈「慎也君を選んで」
ひより「な、何で」
環奈「私はもう、いいから」
そんな環奈に私は腹が立ち、大声で怒鳴る。
ひより「ふざけないで!!私が二人共助ける方法を考える。だから、そんなこと言わないで!」
そう言って、私はその場で考え込む。
校長「ああそうだ。言い忘れていましたが、そこのボタンで選択できましすので」
ふと前を見ると、ボタンがあった。ボタンの一つにはひより、もう一つには慎也と書かれていた。
ひより「ねぇ、これ、環奈じゃなくてひよりになってるけど…」
校長「ええ、そうですよ。当たり前じゃないですか」
ひより「え、だって、私が選ぶのは環奈かアイツでしょ?なら、選択に私がいるのは…」
慎也「ひより!」
その時、今まで黙っていた慎也が叫ぶ。
私が驚いて慎也の方を見ると、慎也だけじゃなく、環奈も焦ったような顔をしていた。
ひより「何、」
環奈「あのね、最期なら話さないといけないことがあるの…」
その深刻な表情に、私は何も言えずに二人の方をただ見つめることしかできなかった。
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