テラーノベル
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22
ぴーす
52
絵冷奈
111
まぜ太「それで、あっと。」
まぜが緊張した面持ちで話し始める。
まぜ太「お前は、お前を撃った『レイ』をどうしたい?」
俺は、『レイ』を…出来れば殺すことはしたくない。
俺の“仲間”でライバルでもあるから。それに、『レイ』に何度も助けられたから。
あっと「俺は、『レイ』に理由を聞きたい。俺を撃った理由を。」
まぜ太「そっか、」
「一緒に、『レイ』のところに行くか?」
え、『レイ』の居場所を知ってるの?
あっと「行きたい。『レイ』のところに。」
そう言うと、まぜは無言で着いて来いというかのように進んでいく。
俺も、あとに続く。
段々と、鼓動が早く波打っていく気がする。
まぜ太「ここだ。」
アンプタック会のアジトにあるひとつの部屋の前で止まったまぜ。
まぜ太「ここから先は、あっと一人で行きな。何かあったら、すぐに駆けつけるから。」
俺の気持ちを読んでくれたんだろう。
そんな気遣いができる、まぜの優しさに愛しさが増す。
俺は、ゆっくりとドアノブを回す。
少し重たい扉を開けていく。
そこには、あの頃よりも大人びて、あの頃よりも痩せ細った『レイ』がいた。
あっと「レ、イ」
俺はレイに呼びかけるが、レイは下を向いて黙ったまま。
あっと「ごめん、俺あの時勝手に居なくなったりして」
俺は、あの時に言えなかった、謝罪を伝えた。
レイ「__!」
「__かよ!」
「今更かよ!」
レイの眼光の鋭さに肩が震える。
何も言い返せない。
レイ「俺のことを、一人にして!」
「今まで、どこに行ってたんだよ!」
俺の胸ぐらをつかむレイ。
押し倒され、馬乗りにされる。
レイ「俺は、お前が居なくなってからずっと一人だった!」
「ずっと一緒だと思ってたのに、裏切られたんだ!」
あたりに、バキッという鈍い音が響いた。
頬に痛みを感じた。
口の中に鉄の味が広がる。
レイ「俺は、必死になってお前を捜した!」
「そして、やっと情報を掴んだと思ったら、お前はアンプタック会に入って、幸せにしてるって、」
「それを聞いて、お前を恨んだ、妬んだ。殺したいと思うほどにッ!」
あっと「ッ!」
逆側の頬も殴られる。
レイ「だけど、冷静になって」
「お前が幸せになれて良かったと思った。」
「上から、お前を殺せという命令が下った。裏切ったから。」
「もちろん、ためらった。お前を殺さなければならないのかって!」
「そうしたら、俺が殺されるか、お前を殺すか選べと。」
「俺は迷わずに、お前を殺すことを選んだ。」
「すまない、あっと。こんな俺を許してくれッ_。」
苦しそうに顔を歪め、涙を流すレイ。
殴られた頬はじんじんと痛む。
あっと「レイが謝ることじゃない。俺が最初にお前を裏切ったせいでこんなことになったんだ、」
「俺はお前に撃たれて当たり前のことをしたんだ。」
「レイ_。もう一度、俺を撃て。今度こそ、ちゃんと殺せよ。」
俺は落ちていた銃をレイに握らせる。
俺は立ち上がり、レイの真正面に立つ。
レイの手が震えている。
あっと「俺を撃て、レイッ!」
レイが引き金を引く。
辺りに、発砲音が響く。
――パンッ
コメント
2件
めっちゃ続きみたいんですけど! 初コメ&フォロー失礼します!
どうなるんだろう