「……やばい、誰か来るかもしれへん!」こーじの息が乱れ、耳元でさっくんが静かに囁く。
「大丈夫、声出さないで俺に集中して」
すぅっ、ずるっ、ぬちゅっ……
二人の身体が繊細に絡み合う音。
「んっ、んあっ……や、やばいって……」
ドアの軋む音に、二人は一瞬止まる。
「しっ……静かに」
じゅぷっ、くちゅっ、ぴちゃっ……
しかし身体は止まらず、快感がじわじわと溢れていく。
「もう限界や……あぁっ……」
ぴたり、ぴたり……寸止めのリズムから一気に高まる波。
「いくぞ……こーじ」
「うん……いく……!」
ずぶっ、じゅるじゅるっ……声を殺しながらも、熱が弾けた。
ぽたり、ぽたり……汗が床に落ちる。
「はぁっ……はぁっ……」
二人は静かに抱き合い、余韻に浸った。