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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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国木田さんは、僕に拳銃を突きつけながら言う。

「何しに来た、」っと、、



思ってもいなかった、、いや、少し考えればわかってたであろう事態

今 僕は、探偵社の敵だと言うことに、


頭では理解しているつもりでも、心では、それを否定している

なにかの異能の影響ならば、太宰さんに頼ればいいが、、、、あいにく居ないようだ。


という事は、この状況を僕が解決しなければいけない、、

もし、失敗すれば、、、ッ考えたくもない

僕は、攻撃の意思がないと示すように、両手をゆっくりとあげる

国木田さんは、少し顔を歪ませてから、僕に手錠をかけた

これで、いいはずだ、、

今この場にいるのは、芥川 国木田さん 谷崎さん 与謝野さん 僕

信じられないほどに、空気は重たい

その様子に耐えかねて、国木田さんがもう一度僕に聞く

国木田 「ポートマフィアの幹部が何しに来た」

敦 「、、、」

国木田 「応えろ!場合によってはそれなりの対処が必要になる」

敦 「、、国木田さん、、信じられないかもしれませんが、僕の話を聞いてください、」




敦 「僕は、、探偵社の社員です」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝から厄介な事に巻き込まれた

ポートマフィアの幹部 中島敦

白い死神なんて呼ばれている奴が探偵社に1人で出向いてくるなんて、、

おかげで予定が壊された

俺は、時計と奴を交互に見る

今の時間は、、8時半

こんな朝っぱから来といて、何が、「僕は探偵社の社員です」だ、、

だが、それを冗談だと思うほど、俺は馬鹿では無い

真剣な目つき  いや、覚悟の決まっている目だ

それに、手配書とは、姿が少し異なる気がする

俺は、手帳から中島敦の写真を出す

この写真は、数ヶ月前に撮られた 指名手配の写真だ

写真には、黒ずくめで物騒な首輪をつけている奴が写っている

だが、こっちは、どうだ、、

情けなくも、後ろに手錠をはめられ、俺たちに囲まれている。

衣服も異なっているようだ、

俺は、詳しく話を聞き出すことにした

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国木田さんは、まだ信じられない様子だったが、僕の話を聞いてくれた

他のみんなは、否定はしないものの、信じている様子は皆無だ

そして、芥川

芥川は、僕の方に、殺意を向け、今にも殺しそうな勢いだったが、与謝野さんに窘められ、、今は大人しい







、、なんで芥川がいるんだ、、





僕の予想では、帰っている途中僕が異能を受け、僕の存在の”設定”を書き換えられてしまった


その事によって、皆からの認識が変わったのだと思ったが、、




そうだとしたら、芥川がいるのはおかしい





芥川も異能にかかった?




いや、あいつが簡単にやられるとは思えない

それに、芥川は僕に会った事の無いような発言をしていた。





僕がかかった異能は、、








ガチャッ






探偵社の扉が開く




出てきた人物は、、







乱歩さんだ、、




僕は、希望を見出す




乱歩さんなら僕のかかった異能ぐらい当ててくれるはず!!




敦 「乱歩さn」



僕の首筋に冷たいものが当たる





ゆっくりと見上げると、与謝野さんが斧を当てているようだ



与謝野 「乱歩さんに近づくんじゃないよ」





僕は、ヒュッ と息が上がった




今の僕には発言が許されていないようだ







そんな、僕らを見て、乱歩さんはフッ と吹き出して笑った




皆、えッ という顔で乱歩さんを見る




乱歩 「おかしな事になっている様だね」






少し、場の空気が軽くなったような気がした







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



僕は手錠を解かれ、客間に案内された



だが、全部自由になった訳では無い



横には、国木田さんと、芥川がついている





乱歩 「で、君は、別世界の中島敦だね?」


敦 「、、?」


敦 「別世界!??」


乱歩 「はぁ〜?理解してなかったの?」


乱歩 「君は、この世界の人じゃないよ」


国木田 「どういう事ですか?乱歩さん」


乱歩 「ん〜、異能の影響でしょ、それも超凄腕 の異能力者のね、」


敦 「だから、中也さんの様子もおかしかったのか、、」


敦 「、、、」


敦 「あの、、じゃあ、この世界の僕ってやっばり、」


乱歩 「うん!ポートマフィアの幹部だね」


敦 「、、ですよね、、」






何となく察していたが、言葉にされると心にくる



。、?




ということは、この世界には、この世界の僕がいて、そのもう1人の僕が悪行すると僕が捕まえられる可能性もあるって事!?




だいぶ、まずい、、




もし、人殺しの罪なんて着せられたら、

即刻死刑!!だろう、、





血の気が引く





敦 「、、あの、乱歩さん、僕が元の世界に帰る方法って無いんでしょうか?」


乱歩 「ん〜、そんなの自分で考えればー」


乱歩 「ちなみにだけで、君が思っている人に頼るのはオススメしないよ」


敦 「君が思っている人?」





乱歩さんが言っているのは、太宰さんの事だろうか、、




実際僕は、太宰さんの異能で帰れるだろうと少し頼っているが、、





おすすめしないとは何故だ?





敦 「何故ですか?」


乱歩 「そんなの、彼が、」






バタバタバタッ




乱歩さんの話を遮るように慌ただしく足音が響く


僕らは、足音がなる方を凝視する


段々と近づいてくる足音




足音の正体は、、、なんだ、谷崎さんか、、


、、?


どこか様子がおかしい


どことなく顔が青ざめている


谷崎さんは、息を整えてから僕たちに告げる




谷崎 「ポートマフィアが探偵社を包囲しています!!」















闇と光で生きた僕らは、、

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