テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
月ヶ瀬 涙
104
れむ໒꒱ 特別イベント開催中!
3,094
#atkr
ソラ@🍌
1,356
328
はーい!みなさんこんにちはっ!
えーっと、ですね笑
遅れましたんですけれども!
MEN誕生日おめでとー!!
29歳だって!?はやくないすか??
ってことでおたおめ物語!
もちろん主人公はMENだよ!!
本人に関係❌️
キャラ崩壊注意
それじゃ早速𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠!
俺は、みんなに一つ隠し事をしている。
もう何年も一緒にいるけどそれでもまだ、一つ隠してることがある。
雷、高所、先端、集合体、恐怖症の四天王みたいなありがちな4つ。
俺はそのすべてにおいて恐怖症だ。
それらを見ると息がしずらくなって胸が苦しくなる。
それなのにどうやってみんなの前で隠してるかって?
心を糸にたとえたとしたら、その糸をぴーんと張るんだ。ぴーんって張った糸と緩んだ糸だったら緩んでるほうが弾いたときの衝撃が大きい。だからぴーんと張って衝撃を減らしてる。
でもこれ、すっごく疲れる。
だから俺はなるべくそれらを避けて行動している。
今日はぼんさんと家で遊ぶ日だ。
実は数日前からずっと楽しみにしていた。
ピーンポーン
あ、ぼんさんもう来た?
「はーい!今行きまーすっ!」
ドアを開けると予想通りの人が居た。
「おはよ〜MEN。」
ぼんじゅうる。俺が所属しているドズル社の先輩だ。いつもダメダメみたいな人に見えるがほんとは周囲への気配りを欠かさない優しい人だ。
「おはようございます。ほら、上がってください。」
来客用のスリッパを出しながら言う。
「んじゃ、おじゃましまーすっ!」
暗い色をした雲が空を漂っていることに、このときの俺は気づけなかった。
「コーヒーでいいっすか?」
「あ、うん!いいよ!でもありありで!」
ぼんさんは甘党だ。コーヒーを飲むときはミルクも砂糖もありらしい。
「りょーかいです」
コーヒーを入れるといい匂いが漂ってきた。
コトッコトッ
机の上にコーヒーを置くと、キョロキョロしていたぼんさんはすぐに反応してくれた。
「あぁ、ありがと!」
「いえいえ。全然いいっすよ」
コーヒーを飲んで一息ついたら、ぼんさんが用事を切り出した。
「さて、MEN!建築教えてよ!」
そう、俺は先日ぼんさんにとあるお願いをされた。
「MEN!MEN流の建築のコツとか教えて!!」
正直コツもなにもないのだが、俺は二つ返事で了承した。
そして今に至る。
「前も言いましたけど特にコツとか教えることとかないっすよ?」
ゲーム機を用意しながら俺は話した。
「それでもいーの!建築する時意識してることとか教えてほしいの!」
「はぁ、?そうは言われましても。」
教えるかぁ、どうしたらいいのだろうか。
「じゃあ、とりあえず..何作りたいんすか?」
「んー、家かな?」
家ってアバウトな…どう教えるべきだろうか。
「1回とにかくぼんさん流で作ってみてくれません?作りながら聞きたいことあったら答えますわ。」
おーけー!ぼんさんは明るく答えた。
ここがなんかぱっとしないんだよなぁ
ここは、このブロックにしてみたらどうです?
うわ!なんかいい感じ!
ぼんさんは終始上機嫌だった。
それは、突然来た。
ゴロゴロ
微かな音だった。
でも俺の心は跳ね上がった。
「ぼんさん..雷なってません?」
あれ?そぉ?ぼんさんは呑気に答えた。
「だってほら、外暗い雲かかってますよ!!」
うわ、まぢじゃん。途端にぼんさんは顔を曇らせた。
そんなことより、そんなことよりだ。
心臓がぎゅっとなって苦しい。でもぼんさんきばれるのは…どうやって隠そうか。
「あぁー!!俺、洗濯物干したままだ!!やっべ!取り込まないと!」
それは好都合!ぼんさんがいないならなんの心配もない。
「まだ雨振ってないっす!今のうちに早く帰ったほうがいいんじゃないすか?」
割と自然に言えたのではないだろうか。
「うん、そうする!すまんMEN!今日はありがとな!」
はーい!さよなら!そう答えるとぼんさんは家を飛び出した。
ふぅ、一息ついたときだった。
ピカッゴロゴロ
「ひゃっ!?」
やばい、すっごく怖い。
足が震えて、立てなくなった。
俺は四つん這いになりながらソファへ進む。
何か気を紛らわそうとスマホを手に取った。画面には、「もうすぐつくよ!」という昼のぼんさんのメッセージがあった。
ドッガーン
「うわぁっ!?」
慌てた俺はスマホを落としてしまった。
プルルル、プルルル
あ、電話、かかっちゃった。
相手はきっとぼんさん。
この姿見られるのは、まずい!
切らなきゃ、切らなきゃ、
ゴロゴロ
うわっ!?
怖い、怖いよ。
誰か、助けて!
🍆side.
俺はひたすら走っていた。
雨がふり、だんだん強くなっていく。
びしょびしょになりながらも俺は走った。
と、その時だった。
ブー、ブー、
俺のズボンのポケットの中でスマホがなりだした。
慌ててスマホを取り出す。
電話をかけてきたのはMENだった。
「あれ?なんか忘れ物でもしたか?」
そうつぶやきながら電話に出た。
スマホに耳を当てる。
すると微かに、微かに声が聞こえた。
「こわぃ、たす、けて、」
弱々しいような震えた声だった。
それを聞いたとたん、反射的に俺はさっきまで走っていた道を今度は逆向きに走り出した。
🐷side.
ガチャッ
突然、扉が開く音がした。
「ひっ、!誰..?」
ゴロゴロ
「ぎゃぁ!?」
早く雷終わってくれないかな..。
「MEN!大丈夫か!?」
そこにいたのはぼんさんだった。
「ぼん、さん、?」
ぼんさんがなんでここに?
「MENどうしたのか!?電話かかって慌ててきたよ!!」
電話..?
あ、!あの時の!
「ごめ、!ぼん、さん、!!」
「謝らなくていいから、!どしたの!?」
「かみなり、こわくって、」
それからぼんさんは、雷が止むまでそばにいてくれた。
「そろそろ落ち着いた、?」
「はい。ありがとうございます。」
「MENは、雷恐怖症?」
「..はい。」
今まで隠してたこと、バレちゃった。
「そっか、そっかぁ。これまでよく隠してたな。辛くなかったか?」
「大丈夫っすよ笑」
「ほかは、ないよね?」
さすがぼんさんだ。鋭いなぁ。
「それが、高所と先端と集合体もむりっす。」
「えぇ!?それ、今まで大丈夫だったのか!?」
「大丈夫です、!」
「嘘つけ。撮影でも関わるものだってあるじゃないか。辛けりゃ辛いってちゃんと言え!」
「…ほんとは、ちょっとしんどかったっす。」
「よく言えました。」
ぼんさんはそう言いながら俺の頭を撫でた。優しくて、大きな手が心地よかった。
「これは、みんなに伝えよっか」
「いやです。」
俺は即答した。
「そうはいっても、今まで隠してきたやつに言うことじゃねぇけどこれ以上は隠せないと思うよ。いつかバレるだろうし、MENのメンタル的にも厳しいと思う。」
「でも、!言いたく、ないです。」
「じゃ、俺がうまく伝えるならいい?」
どうしよう。でも、ぼんさんなら任せれるか?
「いいですよ。」
「わかった、うまく伝えるよ。」
「ありがとう、ございます。」
🦍side.
ある日のことだった。
その日はドズル社の鬼畜企画の撮影があった。でも撮影前のスタッフたちの話題は昨日の豪雨でもちきりだった。
「俺昨日MENの家に遊びに行っててさぁ、洗濯物取り込み忘れた!!って慌てて家に帰ったのに家に帰ったらど忘れしてて一晩越しちゃって今日朝泣きながら洗濯機に入れたよ笑笑」
「え!?それは災難ですね笑笑」
ぼんさんとおらふくんが話してる。
「ほら!そろそろ撮影だよ!!」
はーい!!元気な答えが帰ってきた。
ぼんさんには悪いがさっきの話ちょっと笑える。
撮影は5時間にわたる大変なものだった。
撮影が終わったあと、僕たちはぼんさんに呼ばれた。
「ぼんさん、どしたんですか?MENがいないのはなんでですか?」
そう、ここに居るのはMENを除いた四人だった。
「急に集めてごめん。今日は、MENと俺から話さないといけないことがある。」
ぼんさんは深刻そうな顔で話しだした。
「みんなは、MENが恐怖症持ちだってこと知ってる?」
なにそれ。初耳だ。
「え、?なんの恐怖症なんですか?」
おんりーも困惑してる様子だ。
「それが、俺も昨日知ったんだけどさ。MEN雷と集合体と高所と先端が無理なんだって。」
そんなに?そもそもそんな気配今まで一度も見せてなかった。
「だから、これからは撮影のときもちょっと配慮しよ。ただそれだけ。」
そりゃもちろん配慮するつもりだ。
「あ、あと無いとは思うけど、この話聞いたからって悪い意味でMENへの態度変えるとか絶対やめてよ?そんなことやったらいくらメンバーでも容赦しないから。」
当たり前だ。今更何を言うんだろう。
「じゃ、それだけだから。これからは今まで守れなかった分MENを守ろうな!」
🐷side.
ぼんさんはどう話したのか知らないが、メンバーからたくさん連絡が来た。
「MEN、今まで気づけなくてごめん!!」
「MEN辛くなかったん?いままでほんとにごめんな!」
「MEN、辛くなったら隠さず伝えてね。」
優しい言葉に涙が溢れた。
俺は今までなにを怖がって恐怖症を隠してきたのだろうか。
俺が住んでいる世界はこんなにも暖かいというのに。
みんなどうだった?
えっとね、今回ノベルの中で過去1長い。
自分でもびっくりよ。もう一週間以上書き続けてる。書き始めがすでに遅れてるのに書くのも長かったからめちゃタイミングずれた。笑笑
感想待ってます!
最後にMEN、ほんとに誕生日おめでとー!これからの1年、MENが最後の20代を幸せに過ごせますように!
それじゃおつるい!
コメント
3件
感動したよ~。゚(゚´ω`゚)゚。
やっぱ涙ちゃんは神だ✨️✨️
(読了後、そっとスマホを置く) ああ…もう、ほんとに良かったです…。心の糸をピンと張るっていう表現、すごく刺さりました。あれって、自分を保つためにすごくエネルギー使うんですよね。ぼんさんが戻ってきてくれたときの「謝らなくていい」がもう、優しすぎて泣きそうになりました。メンバーみんなが「気づけなくてごめん」って言える関係性も素敵で…。読後感がぽかぽかします。月ヶ瀬さんの書く優しい世界、大好きです🌷