テラーノベル
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女研+トルテ軍団×しろせんせー
しろせんせー総受け
モブしろあり
少し悪口表現、捏造恐怖症あり
文字数1万字越え
地雷さんUターン
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sr side
ピコンッ。
俺はパソコンに向かって作業する手を止めて、隣に置いてあるスマホを手に取る。
一通の通知。なんら変わりないアプリ内
それはファンからのDMだった。
でもいつものファンからのDMと違うことは、このファンがとてつも悪く気持ちが悪いということだ。
「……またか……」
俺は何度吐いたか分からない溜息を深く吐く。
mob『白井くーん♡今は時間帯的に寝てるよね♡今日は白井くんの姿を見つけれなかったよ⤵最近はあまり外に出ていないのかな。今度のライブには僕行くからね!チケット当たるといいな♡真っ先に白井くんの方行くからね♡楽しみだなぁ♡次会った時はプロポーズするつもりだから、返事考えといてね♡』
その文章を見るだけでも悪寒が身体を走るのがわかる。
俺はそっと、DMを閉じる
ここ最近ずっとだ。3か月前からずっと。
どうせ揶揄うためのおじさんのお遊びだろうと1か月くらいは放置していたが、最近は顔画像を送ってきたり、事務所のリスナーからのプレゼントを送る課にまで律儀にネット名で、媚薬やら中に何が入ってるかもわからない変な色をしたクッキーやらを送ってくるようになった
正直付き合ってられない
こいつのせいで俺は最近あまり外に出ることもできずにいる
外で見つかった時には必ず写真を撮られ、その写真と共に自慰行為をしたという証言を送られるからだ
「……はぁ」
俺はスマホの電源を切って画面を伏せてスマホを置く
この3ヶ月の間で俺は随分と精神を削られていた
全く知らないキモイ推定30歳後半のオジから毎日毎日愛と独占欲を語るDMを送られ、時にはオカズにしたと要らない報告が来る
メンバーに相談しようとしたこともあった
だけどもしそれで迷惑を掛けるようなことになってしまった俺は罪悪感に包まれる気しかしない
そういう事で俺はずっとメンバーにも、川崎さんにも報告ができずに一人でずっと悩んでいる
俺はパソコンをもう一度立ち上げる
そこにはまだ編集中の動画があって、気まぐれに未完成の動画を最初から再生してみる
まだV体と音声があるだけのなんの捻りもない動画だが、心身共に披露してる俺にはそれが安らぎの時間で、ふっと、自然に笑顔になれる空間だった。
ピコンッ
数分動画を見ているとスマホからdiscordの通知音がなる
見るとりぃちょからだった
rc『せんせー』
sr『なんや?』
rc『今から呑み行かなーい?』
sr『ええよ。2人で?』
rc『最強無敵連合全員で!』
sr『お、ええなぁ。今からよな?』
rc『うん!いつものとこで』
sr『りょうかいー』
俺はそれだけ言って出かける準備に取り掛かる
着替えていた部屋着をベッドに脱ぎ捨てて、外着が入ったクローゼットを開ける
正直に言って外に出るのは億劫。
いつアイツが現れるかも分からないし、どこで情報が漏れるかも知らない。
アイツは俺の姿、声を知っているが、俺はアイツの手しか知らない。声も姿も何も知らない
俺は外着に着替えて洗面所に行く
鏡を見ると、少し隈のある、疲れた顔が映る
「……やばいなぁ……」
俺はファンデーションで隈のある所を塗り、隈が見えないようにした、口角も頑張ってあげて、なるべく他の奴らには疲れが見えないように工夫した
髪をセットして、スマホと財布を持って、いつもの靴に手を掛ける
ピコンッ
rc『ニキニキと合流したぁ、せんせーもう家出た?』
sr『今出るとこやで。先行ってて』
rc『はーい』
りぃちょとニキは合流したのか……
まあ、俺たち3人は家も近いしそりゃそうか
俺は重い腰を上げて玄関を開ける
鍵を掛けて俺は家を出る
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数分歩いた。
いつもの皆で集まる居酒屋まではまだあと10分ほど歩かないと付かない
俺はスマホで皆の到着連絡をちらっと見る
今着いているのはりぃちょ、ニキ、18号、キャメロン、弐十ちゃんだけらしく、トニー、シード、キルちゃんはまだ着いていないらしかった
信号を渡って、大通りの中を掻い潜って、少し歩くと人気の少ない道路に出る
俺の家から居酒屋まではこの道を通らないと行けない
人気が少ないのもあって、空気がそこだけは妙に澄んでいて息がしやすい
いつも家に籠っている俺にとっては久しぶりの澄んだ空気だった
ツカツカツカ
「……?」
歩いていると何やら目線を感じて振り返る
でもそこには2、3人が歩いているだけでこちらをジッと見るものはいない
不審に思いながらも前を向いて歩く
チラッ
気付かれないように少しだけ目線を後ろに向けると俺の後を尾行するように着いてくる男が居た
気のせいだよな……
俺はそう心では思っているが早歩きになってしまう
すたすたすたすた
スタスタスタスタスタスタ
「ッ」
明らか着けてきてんやん……!
俺は恐怖で走り出してしまった。本当はダメだってわかってる、そんなのアイツに気づいてるってことを知らせるだけなのに
なのに、!
俺は気付けばアイツに捕まっていた
mob「ははっ♡つーかまーえた♡白井くん♡」
「っ!!!はなせよっ!!」
俺は必死に抵抗する
そこからはどんどんアイツの思うつぼだった
人気のまったくない路地裏に連れ込まれて、ほとんど身動きが取れない状態
体格はそんなにデカくないのに、力の差で圧倒される
mob「白井くん……いや、裕太♡俺の恋人♡やっと僕のこと見てくれた♡」
その下心しか見えない気持ち悪い甘えた声に吐き気がする
「お前の恋人じゃねぇよ、!勘違いすんな!」
俺がそう悪態を吐くも、mobは一切気に止める素振りは無く、逆に頬がどんどん紅潮していく。
ゾクッ
このままじゃ危険だ
何されるか分からない
そうだ、スマホ
俺はmobにバレないようにスマホを取りだして、ニキのLINEを開く。音が鳴らないようにマナーモードにして電話を掛ける
mob「はぁ、ほんとに可愛い♡大好き♡」
「俺の事、ほんとにすき、?」
mob「っ!!!!?もちろんさ!」
その瞬間mobの手が一瞬緩んだ
その隙を突いて俺はmobの身体を跳ね飛ばして脱出する
mob「!?裕太!!」
後ろでmobが大声で俺の名前を叫ぶ
プルルルルルプルルルルル
「早く出ろよ、!!」
アイツから逃げるために居酒屋とは反対方向に走り出してしまったがためにアイツらの所に駆け込んで助けてもらうことはできない
nk『もしもしー?』
ニキがやっと電話に出た
nk『何してんのボビー!もうみんな着いてるし時間すぎてるよ?』
「助けて!ニキ!」
nk『はぁ?』
ニキがわけが分からないと言うふうにとぼけた声で聞き返す
だが今はそんのに構ってる時間はない
普段から軽いランニングはしているがそんなに体力がある訳じゃない、mobとはまだ距離があるが直ぐに距離を縮められるに決まってる
「すと、ストーカーに追われてて、!やばいねん!はぁッはぁッ、位置情報共有するからッ、ごめめん、ッたすけてッ!」
nk『ちょっとまって、ドッキリとかじゃないんだね、?』
ニキがやっと俺が緊迫している状態だと分かったのか、真剣な声で聞いてくる
俺は息が切れてきて喋るのもやっとだった
「ほんとやッ、お願いッにきッ」
nk『わかった!皆で行く、!位置情報共有して!』
ピッ(位置情報が共有されましタ)
mob「裕太!!」
「ッ!?」
ドンッッ!!!
mobに勢いよく後ろに引っ張られたせいでスマホが地面に落ちる
「やめッ!離せ!」
mob「大人しくしろ!お前は今から俺と一緒に来るんだよ!」
nk『!?ボビー!?だ』
mobによってスマホの通話機能が切られた
そこで俺の意識は途切れた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
nk(onkn,trt )side
ツーツーツーツー……
nk「ボビー!?ボビー!!」
ボビーとの通話が切れた
最初はボビーを色々と弄るためにスピーカーにしていたので、幸いにもほかの周りの奴らも話を聞いていた
sd「しろ、え、、何が起こったん、?」
kr「……ストーカーに追いつかれたとしか考えられないでしょ、ッ……」
zh「位置情報は!?」
nk「ギリギリで繋げたみたいだわ……ほら」
俺は皆にボビーの位置情報が描かれ続ける画面を見せた
そこには凄いスピードでどこかへ向かうボビーの位置情報があった
ht「この速さは……車?」
sd「じゃろうね」
nt「キャメさん車出せる?」
km「取り行くのはムズいからすぐそこのレンタカー借りよう。でも人数が……」
キャメが顎に手を当てて考える
借りれるレンタカーの最大人数は多分普通車なので5人。
今この場にはボビー以外の8人がいる。
全員を載せていくことは出来ないし、だからと言って全員で徒歩で行く訳にも行かない
俺たちが焦りながらどうするか考えているとりぃちょが声を出した
rc「車って5人乗りでしょ、取り敢えず助け求められたニキニキと運転手のキャメさんは行くとして、あと3人」
rc「多分ストーカーともなれば何か戦闘持ち込まれる可能性あるから、女の子のじゅうはちはダメね。待機。
あとは、体力少ないはとね氏と俺で警察呼んだりなんだりしとこう、外部援助。あとの3人は体力あるからせんせー抱えたりすることあると想定して、行ってもらう。だから、車に乗るのは弐十ちゃん、キルちゃん、シードちゃん、ニキニキ、キャメさん
おーけー?」
りぃちょが少ない時間で役割を決めてテキパキと指示を出す
いつもはおチャラけキャラで頭も悪いはずなのに、こういう時には頭が冴えて色々と助けてくれる
小さい時から育てた戦闘ゲームでの教育が行き渡っているのだろう
誰もりぃちょの案に反対するやつなんて居なくて、その場で全員頷いた
もう全員がりぃちょを指示役として認識していた
rc「ニキニキ、せんせーの位置情報頂戴」
俺はすぐにりぃちょの携帯に位置情報を共有する
rc「ここ…………多分ストーカーの家で位置情報止まってる。そこ向かって。
俺とはとね氏とじゅうはちはしろせんせーの家で待機しながら外部援助しておく、怪我した時ように応急道具も用意しておくよ。それじゃあ
しろせんせー救出開始。」
りぃちょの掛け声で全員が動いた。
りぃちょとはとね氏と18号はタクシーを拾ってボビーの家に直行。
俺、キャメ、キル、弐十ちゃん、シードはレンタカーを速攻で借りて素早く乗り込んだ
km「ニキくん位置情報」
nk「はい」
キャメは位置情報をちらっと見ただけで車を発進させた。
辺りに車の機械音だけが響き渡る
kr「……ふぅぅぅぅ……」
キルが深いため息を吐く。
それによって車の中の緊張感が更に増した。
キルがイラつくのもわかる。
俺達は全員ボビーが好きだから。多分この中には恋愛感情としてボビーが好きなやつもいると思う。俺も例外ではない
ボビーの人気の良さ、雰囲気、性格。全てにあてられて好きになった大バカものだ。
ボビーは優しい。
だから故にこの事件が起きた。
ストーカーって分かってるくらいだ、随分前から被害にあっていたのが安易に想像がつく。
ボビーは優しいから、心が清いから、誰にも相談ができなかったんだと思う。迷惑かけるって思ってたんだろうな……
ここ数ヶ月、ボビーが撮影に遅れることが多くなったり、やけに外出を避けるようになったのも、今思えばおかしい事だった
前の実写撮影の時も、本人は隠していたようだが疲れが全面に出ていたし、ファンデーションで隠したのであろう隈もうっすら気付いていた。
もっと早く気づいてあげていれば……!
nt「ニキくん」
弐十ちゃんの声でハっと我に返った
気付けば俺は拳を強く握っていて、手のひらを見るとじんわりと血が滲んでいた。
窓に映る自分と目が合う。
酷く顔にシワがよっていた。
nt「シードも」
シードの方を振り返ると俺と同様に、いや、俺よりかは遥かに強く、拳を握りしめていて、手からは血が滴っていた。
sd「だって……!!」
シードは反論するように声を荒らげる
nt「今は、まだ移動中。できることは何もない。そんなこと分かってるだろ」
そういう弐十ちゃんも顔が顰めっていて、怒りが起こっているのが分かった。
今、この車の中にいる全員思ってる。
キャメも、さっきから平然の運転をしているが、ハンドルを握る手の爪が白くなっていた。
全員、気が気ではないのだ。
nt「ニキくんも、シードも、トルテさんも。勿論俺もキャメさんも。1回落ち着こう。今は自分の不甲斐なさを責めるんじゃなくて、しろせんせーをどうやって助けるか、どうやって慰めるかにだけ、精神使おう?」
優しい声で弐十ちゃんが皆に言う。
弐十ちゃんが言えばそれが正しいと、絶対に思えるくらいには安心感がある。
こんなだからリスナーからリア恋されるんだよ……
キルがふっと、笑う
kr「あぁ、ありがとう……俺どうかしてたわ……ずっと自分責めてた……弐十……お前が相棒で良かったわ……」
キルが目に手を当てて、天井を見上げながら言う
nt「それは良かった」
少しだけ、車の中の空気が緩くなった気がした
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sr side
パチッ
「ぁ…………」
目が覚めるとそこは見慣れない部屋だった
未だにズキズキと痛む頭を抑えて俺は上半身だけを起き上がらせる
「ここ…………どこだ……」
俺がわけがわからず混乱していると
mob「おはよう♡」
あの気色の悪い声が後ろから聞こえた
俺は直ぐに飛び上がって対戦の構えを取った
mob「えぇ……なんでそんなに怖がるの?怖くないよ?君の彼氏だよ?♡」
まだ、そんなこと言うんか……!
俺は恐怖に煽られながらも声を出す
「ここどこや!俺はお前の恋人なんかやない、!」
ジリジリとmobが近寄ってくる
俺はそれと一緒に後ずさってしまう。
壁まで追いやられて、俺はmobに手を腰に添えられる
「ひッ……」
mob「可愛い……♡恋人じゃないって……そんなことないよ?俺は裕太の恋人だよ♡それで、これからはずぅっと一緒にここで暮らすんだよ?♡結婚して、セックスして、子供産んで……死ぬまでずっと永遠に愛を誓うんだよ?」
気持ちが悪い
何を言っているんだこいつは
ずっと、俺の承認していない恋仲を洗脳のように擦り付けられて、挙句の果てには産むことの出来ない子供まで想像して…………ッ
「何がしたい、ん……おまぇ……」
俺は恐怖で声が震えてしまう
少し鼻の奥も痛くなってきた。
ニキ……はよ助けに来いよ……!
mob「あぁ、泣かないで、裕太。俺は君が大好きなんだ♡でも………裕太を愛するにはアイツらが邪魔なんだ。だから、裕太を僕の家に迎え入れよう!って決めたんだ」
「……は、」
mob「ここならもう、自称相棒のニキも、執拗に懐くりぃちょも、大人ぶるキャメロンも、色っぽい18号も、裕太が恐れてるキルシュトルテも、馴れ馴れしくチームツッコミとか言う弐十も、しろって気軽に言うシードも、慣れ親しいはとねも。ぜーいん居ない。俺だけ。俺だけに集中できるんだよ?♡」
mobが俺の腰から頬までを指でなぞって、愛でる
こいつに触られたところから腐っていくような感覚で、吐き気を催す。
「ぅ”ッ……」
コイツは正気の沙汰じゃない、とてもじゃないが俺の手に終える人物ではない
俺はどうにか逃げられないかと部屋中を見渡す
だが、何も無い、そこにあるのは1つのダブルベッドと机に椅子。それだけだった。唯一あった窓には鉄格子があてられ、風しか通れないほどの隙間だった。
mob「さぁ、裕太。この指輪を君の左手の薬指にはめさせて?」
mobが俺の左手を握って、左手に持っている婚約指輪とも見えるような指輪を見せてくる
「いゃ……だ、」
俺は震える声で拒む
mobがそこでようやく表情を変えた
今さっきまでのニヤニヤとした気持ちの悪い顔を辞めて、怒りを含んだ真顔となった
mob「なんでそういうこと言うの…?」
「……」
俺はそれに気圧されて、mobを見たまま黙ってしまう
mob「俺は!!!裕太の事がこんっなにも大好きなのに!!!!なんで!!!なんで!?!?お前も俺のことが好きなんだろ!?!?」
「ちがッ……!」
mob「あ”あ”あ”あ”!!!!!」
mobが勢いよく指輪をケースごと後ろの壁に投げつける
がゴンッ!!!
「ッ……」
バチンッ!!!!
「ッ!、」
俺は勢いに任せて倒れ込む
左頬がジンジンとだんだん熱を帯びて傷んでくる
殴られたのだ
口の中に鉄の味がブワッと広がる。口のどこかが裂けて血が出てきた。
俺は左頬を抑えて床を見続ける
何が起こったのか一瞬分からなかった、急に視界がグンッと揺れて、気付けば目の前にはmobの顔ではなく床があった
左頬は痛いし、mobはキチガイのように怒り狂ってるし
あ”〜……つら……
mobが俺の前髪を掴んで己の顔の前に持ってくる
mob「お前は俺のものなんだよ、分かるか?自覚もてよ。女みてぇな顔と女みてぇな華奢な身体で俺に逆らえると思うなよ?」
俺は口の端から出る血を気にもとめずにmobの顔をジッと見た
「……キモ」
心の中で思っていたはずが、言葉に出ていたらしい
それが火に油を注ぐようにmobの怒りをもっと大きくさせた
mob「あ”あ”!?」
mobが俺の腕を掴んで引きずる
俺は痛みに耐えながら大人しくついて行くしか無かった、寝ていた部屋を出て、連れていかれたのは物置部屋みたいな所だった
mob「お前、笑恐怖症あったよなぁ?暗所恐怖症だっけ、?笑お仕置にはぴったりだな」
嫌な予感がした
「まッ!」
俺が言葉を言い終える前に物置部屋の扉が閉ざされた。
ガチャガチャガチャ!!
何度取っ手を捻っても開かない。外から鍵をかけるタイプの物置部屋か。
すると中の照明が、バチンッと音を立てて全て消えた。
辺りは自分の手も見えないくらいの暗闇になった
俺の心臓がバクバクと高速で波打ち出した
「出してッ!!だせよッ!なぁ!!おい!!!」
俺は扉をドンドンと叩きながら外にいるmobに向かって話しかけるが何も応答はない
それよか少しの物音すらしない
「ごめッ!俺がわるか、ッた!おねがいッ!だして、!!」
段々と目がうるうるしてくる。ダメだ。昔からだ。
昔、まだ小一の頃、躾と称してイカれたくそババア(近所の知らない女)に暗闇に1日放置されてから暗所が苦手になった
暗所にいるだけで心臓がバクバクして、過呼吸を起こす
隣に誰かいれば平気なのだが、今は誰もいない
「はッはッはッ!」
心臓が苦しい。息ができない
「おねがッ、だして、、ぇッ!おねがッ」
嗚咽と過呼吸で息をするだけでもやっとだ
俺は地面にへたり込んだ
「う”ッぐッ、泣はぁッはぁッ泣」
ニキ、りぃちょ、キャメ、じゅうはち、キル、弐十ちゃん、シード、トニー……!
「たすけ”てッ……泣」
恐怖で身体を震わせながら届かない思いをその場で打ち明ける
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。
どうやらこの物置は玄関から近いらしく、玄関先の声が聞こえてきた
km「ーーー。」
「きゃめ、……?」
km「ー!」
俺は安堵した。助けに来てくれたんだと。
そして俺はアイツらに居場所が分かるように、今残っている全ての力をだして叫んだ
「キャメー!!!!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
nk(onkn,trt)side
km「着いたよ」
キャメさんが家の目の前の駐車場に車を停めて言う
直ぐにシードとキルが飛び出す
俺と弐十ちゃんとキャメも後に続いて家の玄関前まで行く
ピンポーン
チャイムを押すと1人の男が出てきた
mob「はい」
その声は俺たちが通話越しに聞いたストーカーの男の声と合致していた
キルとシードが俺達の後ろで険悪な雰囲気を醸し出す。
弐十ちゃんが静かに男に問う
nt「すみません。ここに白井裕太くん居ませんか?僕達探してて((ニコ」
弐十ちゃんが聞いた瞬間にmobの顔が強張る
だが、直ぐにフワッとした笑顔に変わって
mob「居ますよ。それが何か?」
まるでただ一緒に同棲しているだけだよ、というふうに堂々と男が言い出す。
km「白井がどうやらストーカーに襲われたらしくて……僕達に助けを求めてきたんです。それで位置情報みたら……ほら。ここに」
キャメがスマホを取りだして、位置情報が止まっている地図を見せる
mob「…………お前……キャメロンか」
男が驚いたように声を張り上げる
km「そうですね。」
mob「裕太は渡さないぞ。もう俺のものだ。お前らとは縁を切るってよ笑」
男が鼻で笑う
km「そんなの嘘に決まってるだろ!せんせーをだせよ!」
キャメが我慢の限界が来たようで、叫ぶ。
そこで家の中から叫び声がした
sr『キャメー!!!!!!』
!
俺達全員が直ぐにそれに反応した。
俺は脳が追いつく前に体が動いていた、男を避けて、靴を脱いで、気付けば中に駆け出していた
km「俺と弐十ちゃんで止めとく!3人は行け!!」
キャメの指示でキルとシードも駆け出した
男はあまり体格が言い訳でもなかったので、身長が高い弐十ちゃんと、日々身体を鍛えているキャメ2人がかりで抑えられたがために何も身動きが取れていなかった
mob「まて!!!」
俺は1つずつ部屋を開けてボビーが居ないか確認する
シードも、キルも、皆で扉を開けるが居ない
一つだけ、鍵がかかっている部屋があった
「……ボビー……」
俺はそう言いながら扉を開く。
sr「ッ!にきッ!泣」
そこには震えて縮こまっているボビーが居た
「ボビー!!」
俺は直ぐにボビーの体に抱きついた
「ごめん!遅くなって、ほんとに、ごめん!」
ボビーの体はありえないくらい冷たくて、小刻みに震えていた
sd「こんな暗い中1人やったん、?」
シードが怒りを抑えながら言う
kr「しろせんせー暗所恐怖症だったよな……」
キルがmobの方向を向きながら言って、壁を叩く
sr「はッはッ、ごめッ泣ほんまにッ泣ありがとぉッ泣」
俺の服を掴むボビーは涙で顔がぐしゃぐしゃになっていて、過呼吸で息もしずらいようだった
「ボビー、大丈夫、大丈夫だよ。俺らが来たからね」
sr「ひぐッ泣う”ッあ”ッ泣」
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あの後mobは逮捕された。
りぃちょ達が手配してくれた警察が到着したようで、事情を説明すると直ぐに対応してくれた。
nk「ただいまー」
俺達は警察の事情聴取が終わったあと、レンタカーを返して、すぐにタクシーに乗ってボビーの家に帰ってきた
zh「せんせー!」
18号がボビーを見るなりすぐに駆け寄ってきた抱きついた
zh「良かったぁ……無事……じゃないじゃん!?何その左頬の痣!!」
sr「ちょっと……ぶたれて……」
ボビーが遠慮がちに言うとその場にいた18号、はとね、りぃちょの空気が変わった
rc「は……なにそれ………痣出来るほどの威力で殴られたわけ…………?」
ht「今そいつ警察署だっけ……一旦殴りに行く位は許されるよね……?」
sr「ほんま!ほんま大丈夫やから!さっきニキ達も同じ反応したのに!お前ら怖いんやけど、!」
タクシーの中でも俺らが同じ反応をして、ボビーが止めてくれた
俺とシードなんかヤバかった
殺気満々で、キルとキャメさんが引いたくらいだ
18号がボビーをソファに座らせる
zh「せんせー。なんで相談してくれなかったの。」
俺達の本音を18号がふと聞いた
事情を聞いたらボビーは3ヶ月前からアイツに付き纏われていたと言うじゃないか、それに変な絡みも。
そんな前から苦しんでいたのにも関わらず、俺らに相談も何もしてくれないのは俺たちも納得がいかない
sr「……迷惑…掛けると思って……」
ボビーが目を18号から逸らしながら言う
そんなことだろうとは皆予想が着いてた
「ボビー」
「俺達ね。ボビーのことが大好きなの。本当に。友情通り越して恋愛として好きなやつもいる」
sr「え」
ボビーが俺の言った言葉に驚く
だが他の周りの奴らはうんうんと頷くだけで何も反応を返さなかった
「だから。迷惑なんて思わないよ。ボビーの為なら。だから、ちゃんと頼って?」
俺がそう言うとボビーの目に涙が溜まり始めた。
sr「ッごめん」
sd「あー、ニキが泣かせたー」
km「さいてー、ニキくん!」
「は!え、俺今いいこと言ったのに!?」
シードとキャメがボビーの身体を支えながら茶化す
kr「それはないわニキくん」
キルもそれに便乗してニヤニヤしながらいじってくる
俺達がそんな風にワチャワチャしていると
nt「しろせんせー。」
弐十ちゃんがボビーの手を自分の手に乗せて、ボビーの前に跪く
nt「この際だから言うね。好きです。付き合ってください」
弐十ちゃんがボビーの手の甲にキスして告白する
rc「なにしてんの!!弐十ちゃん!!」
sr「ふぇ……」
kr「弐十!!何してんだお前ええ!!」
nk「お前なにしてんの!?!?」
ht「それはせこいわ!!!」
sd「先越されたんじゃけど!!!」
km「弐十ちゃん!!!笑」
zh「あははははは笑笑」
じゅうはちとボビー以外の男が口々に弐十ちゃんを責め出す
そして次は俺が!と言わんばかりに皆がボビーに告白し始めた
rc「しろせんせー。俺のが大好きだよ。付き合って」
nk「ボビー、相棒の俺を選んで。好き」
km「しろせんせー!俺と付き合ってください!」
kr「しろせんせー、俺が一生守るよ」
sd「俺のそばにずっとおっとってくれ。付き合おう」
ht「好きです!付き合ってください!!」
皆が我こそはと身を乗り出して告白し始めたがために、ボビーの顔は真っ赤になって、混乱していた
sr「ぁ、え、どゆこと……//」
nk「俺達全員ボビーのことが恋愛対象として好きなんだよ!誰選ぶ!?」
sr「じゅうはちごー!泣」
ボビーが隣に座っている18号に助けを求める
だが18号もボビーのことが大大大好きなうちの一人だ
zh「じゃあ私と付き合う?笑」
sr「じゅうはちごうまで!?」
ボビーは少し考えてから言った
sr「俺は……誰とも付き合わない……」
一同『ええええ!!!!』
sr「だけど!」
sr「お前らのことは俺も好きやから、これからもよろしくな笑」
ボビーが恥ずかしそうに照れながら言う
それがどうにも可愛くて、可愛すぎて
俺達は全力で頷いた
これからは俺達がボビーの事を命をかけても守っていこうと思う
END
コメント
5件
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"(歓喜) 最高すぎません!? srせんせー推しには尊死レベル⊂( ꒪ ཫ ꒪⊂) も、え?神ですか?え、神作作れてる時点で神ですよね!!(?) もうあの、最高です! フォロー失礼します!
だいすきですうううう、!!!?!! もうなんだろう、ストーリー性?興奮して止まらないです……。 ntくんの手の甲のキス。こんなの反則じゃないですか、……🤯😭❤️