テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第3話 【 メイの結 】
1500年 7月19日。
其の日、 メイと言う女の子が産まれた。
「 名前は、んー、笑 」
「 そうだなあ。 」
「 そうだ! 命 を入れたい! 」
「 !!いいわねそれ! 」
平凡な家庭に産まれた。
なんてことなかった。
何も
嬉しくなかった。
「 素敵な命だから…… 」
「 命 だけで メイ はどうかしら? 」
「 ああっ、素敵だ。 」
「 これからよろしくね、メイ。 」
それから7年後、
メイは7歳になった。
メイは才能に恵まれ
友達が沢山できた。
「 命ちゃん、運動できるの凄いね!! 」
「 命ちゃん、絵かけるんだ!! 」
その時代に合っていないほど、、
輝いた才能だった。
でも
「 うぅぅ、 メイ。 」
「 なんでなんだ、 メイ。 」
15の年
メイは自殺をした。
せっかく
いい名前だったのに
せっかく
輝けたのに。
命は平等だった。
運命は皆変えられなかった。
責任は誰も取れなかった。
誰も
何も
悪くなかった。
母親が死んだ。
父親が殺したんだ。
父親もすぐに死んださ
病気だった。
命は 平等 だった。
才能は ただのゴミ だった。
そんな酷い話を
聞いてしまった。
何故
人間は、
醜いのだろう。
メイは
なんで死んじゃったのだろう。
ユナはそう思う。
だから
私のメイの分を
私が生きよう。
そう思った。
たまたま
誕生日が一緒なだけで。
たまたま
名前が同じになりそうだっただけで。
他は何も違うのに
何故ここまで懐かしさを感じたのだろう。
私には分からなかった。
END
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!