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#タヒネタ
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※短編※
『ぬくもりのお裾分け』世界線の🍌☃️
※桜の時期ももう終わってしまうので
※ご本人様無関係
※作者の妄想ネタです
※SNS含むシェア🆖
※ノット センシティブ
※平和な🍌☃️
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「はぁ〜…疲れた」
お昼から夕方にかけてしていた配信の枠を閉じ、 ぐいっと大きく伸びをした
時計を見るとまだ夕飯には早い時間だし、 かと言ってお風呂にもまだ早い…
どうするかなぁ〜なんて考えていたら
ディスコードから聞こえる着信音、 いつもならスマホにくれるのにディスコードに電話をかけるって事は… 配信中かもしれないな…
違ったら違った時だし…まぁ、配信中かもって思いながら 電話を取った
「もしもし、おらふくん。どうしたの?」
『あ!おんりー、出てくれたぁ〜!!』
電話の主はおらふくんからで
珍しいねディスコードから電話とか、と言うと
『配信終わったばっかやったし、こっちの方が早く連絡つくかも!って思ってさ』
「あ〜、そういう事か」
『そうそう、でな、おんりー今日って夜も配信枠あったりする?』
「ううん、今日はもうしない予定だけど」
『あ!そうなん、なら良かった〜!!なぁなぁ、おんりー!僕ん家の近くの広場でな桜祭りやってんねん、夜桜見物兼ねて一緒に行かへん?』
「桜祭り?屋台とかも出てるの?」
『そうなんよ!!窓開けたら美味しそうな匂いがしてさwさっき少しだけ覗きに行ったら、焼きそばとかめっちゃ美味しそうでさ!!』
「へ〜いいね」
『やから、おんりーが良ければどうかなーって思って!!』
「分かった、今から支度して家でたらメッセージ送るよ」
『ほんまにー!!じゃぁ、僕も支度するわ〜!!』
お互いに「じゃぁね」とディスコードを切って
身支度を始めた。
「夜桜かぁ…まだ、夜は寒いし少しだけ厚着で行くかなぁ………あ、そうだ」
俺はコートと一緒に”ある物”も一緒に取り出して
それを鞄にしまうと、ふうくん、らいくんに行ってきますと声をかけて家を出た。
もちろん、おらふくんにもメッセージを送信してね
『今から出るね』
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おんりーと夜桜デート
我ながらロマンチックやんなぁ〜!!
どんな格好にするかなぁ〜
コレかなぁ〜、コレもええなぁ〜…ぁあ、この前買った春服でもええなぁ〜
鏡の前で服をあててコーディネートを吟味する
うーん…夜やし…どんなんがええかなぁ
大人っぽく?…それとも、可愛い感じ??
…いやぁ〜おんりーがきっと
カッコいい感じでくるやん…てことは、僕も同じ様なテイストで〜
ぁあ〜あかん、迷う〜!!!!
あれこれ悩んでいると
ピコンッとスマホが鳴って画面にはおんりーからの『今から出るね』の文字
「まじ!!急がなっ!!」
選んでは投げ、選んでは投げ…そんなこんなで出来た
服の山から適当にパッと手に取った服をササッと着て
むぎくん、そらくんに、行ってくるなぁ〜と声をかけて家を出た
『僕も今から出るー!!』
−−−−−−−
「おんりー!!」
「あ、おらふくん」
広場の入り口で待ち合わせして、スマホを構いながら待っていたら
手を振りながらおらふくんが走ってきた
「ごめん、待ったよなぁ…」
「ううん、全然」
「ほんまに??」
「俺もさっき来たところだし」
「そうなん?なら、よかった〜!!」
行こうか?と俺が手を出すと
おらふくんはニッコリ笑って俺の手を握り返してくれた
「ふふ…夜桜デートやねぇ〜」
「そうだね」
あちこちの屋台を見て回って、食べ歩けるものを食べたり、
ベンチを見つけて二人でシェアしながら焼きそばを食べたりと
花より団子…な、夜桜デート笑
「おふりぃ、これおいひいよぉ〜」
「よかったね、おらふくん」
「ふん…(モグモグモグ)」
横で美味しそうに、いか焼きを頬張るおらふんが可愛いから
まぁ…良しとしよう
広場を歩いていると人けが少ない所にひっそりと咲いている桜の木を見つけた、 真下にはちょうどベンチもあって
おらふくんの手を引いてそこを目指して歩いていく
その頃には、おらふくんはいか焼きを全部食べ終わってて
満足そうに「美味しかった〜」と笑みを浮かべていた
「お腹はいっぱいになった?」
「お腹いっぱいなったわ〜!」
「ふふ、そっか」
「おんりーは?」
「俺?俺はおらふくん見てたらお腹いっぱいになったかな」
「ぇえ!どういう意味なん?!」
「そのまんまの意味だよ」
目的のベンチにたどり着いて二人仲良く腰掛ける
上を見上げると綺麗な桜がライトアップされてより幻想的だった…
「…めっちゃ綺麗やねぇ」
「そうだねぇ」
何をするわけでもなく…ただ二人で桜を眺める…
静かな沈黙が続くけど全然苦じゃないのはきっとおらふくんも同じだと思う
桜を見つつ、横目でおらふくんを見ると小さな声で「きれいやなぁ」とこぼしてたしね
サァァッ…と少し冷たい風が吹く
桜の枝もそれに合わせてサワサワ揺れると花びらが沢山舞い降りた
「…もう、散ってしまうんか〜…さみしいなぁ」
「そうだね、でも…これはこれで凄く綺麗だよ」
「そうやねぇ〜……なぁ、おんりー」
こてん、とおらふくんが俺に寄りかかるように身体を預けてきた
「どうしたの、おらふくん」
「ん〜…なんか、少しだけ寒いなぁ〜って思って」
「確かに…おらふくん今日、薄着だもんね」
「…おんりーと夜桜デートやぁ〜って思ったら、あれこれ服迷いすぎてん…」
「そうだったんだ」
「やから、おんりー見たときに、しまったぁ〜!上着着てくれば良かったぁ〜って少し思ったんよ笑」
うっかりやったわwと、笑うおらふくんに
俺はカバンから”ある物”を取り出した
「…はい、コレ」
「え?コレって…」
「冬の日にさ、おらふくん、俺に片方の手袋貸してくれたの覚えてる?」
「…うーん…??」
「…ふふふ、やっぱり覚えてないか笑……あの時、俺、凄く嬉しかったから 今日の夜桜の時にコレが役に立つかなぁ〜って思って念の為持ってきてたんだよね」
俺は持ってきたそれをおらふくんの首に優しく巻いてあげると
「…あったかい」と、少し恥ずかしそうにおらふくんがそれに顔を埋めてくれた
「それはよかった、持ってきてて正解だったね。そのマフラー」
「ありがと…おんりー」
「どういたしまして」
「…ふふふ」
「ん?どうかした??」
「このマフラーな…おんりーの匂いがしてめっちゃ落ち着く」
「……本人が隣にいるのに?」
クイッ…とおらふくんが埋めているマフラーを少しずらして
顔を近づけるとおらふくんはニシシッと笑って
「おんり〜…やきもち焼いてんの?」
「さぁ?どうでしょう?」
「ふふふ…かわええなぁ」
「おらふくんも可愛いよ…」
コツンとおでこを合わせて
どちらからとも無く唇を寄せた…
夜桜も綺麗だけど…
目の前の顔が真っ赤なおらふくんの方が
何倍も綺麗で可愛かった…
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おわり
コメント
4件

ぽわぽわの可愛い空気感が伝わってくる。
まさか前の手袋の話と繋がるところがあるとは...2度も美味しくて嬉しいです✨️今年桜あっという間だった気がしますね笑