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人狼ゲーム

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人狼ゲーム

3 - 目覚めとゲームの開始

♥

67

2024年10月03日

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主です。

迷宮ができた世界で…

も一緒に作成中です。

しんどいけどがんばります。












カイトはゆっくりと目を開けた。

視界がぼんやりとしており、目の前に広がる薄暗い空間が現実味を帯びてくるまで、数秒かかった。

頭に鈍い痛みがあり、まるで何かに殴られたかのようだった。

「……ここは……どこだ?」

カイトは呟いた。

床は硬く冷たいコンクリート、壁も無機質で、まるで廃工場の一角にいるかのようだ。

自分がなぜこんな場所にいるのか、どうやってここに来たのか、記憶は全くなかった。

確か、学校からの帰り道で何かに襲われて……。

カイトは立ち上がろうとしたが、身体が思うように動かない。

頭がまだぼんやりしているが、何とか床に手をつき、ゆっくりと身体を起こした。

目が慣れてくると、部屋の隅に数人の姿が見えた。

彼らもまた、カイトと同じように床に座り込み、混乱しているようだった。

「お前も起きたのか?」

カイトが振り返ると、少し年上に見える少年が近づいてきた。

身長はカイトよりも少し高く、短髪で鋭い目つきをしているが、表情には不安が浮かんでいた。

「……君は?」

「俺はリョウ。お前も誘拐されたのか?」

誘拐。

その言葉がカイトの胸に重く響いた。記憶は定かではないが、確かに何者かに襲われて気を失ったことは覚えている。

「たぶん……。ここはどこなんだ?」

リョウは肩をすくめた。

「それが分かれば苦労しないさ。俺も何が起きてるのか全然わからない。ただ、ここにいる奴らはみんな同じ境遇のようだ。」

カイトは周囲を見回した。

部屋には、自分を含めて10人ほどの少年少女がいた。

皆、年齢はカイトと同じくらいか、少し年上に見える。

どれも初めて見る顔だ。

彼らも同じように怯えた表情を浮かべ、状況が理解できない様子だった。

「何が起きてるんだ……?」カイトは呟いた。

その時、突然部屋全体に響く機械的な音が鳴り響いた。

上を見ると、天井にスピーカーが取り付けられており、そこから低い音声が流れ出していた。

「ようこそ、『人狼ゲーム』へ。」

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