この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
僕の実家は築年数が僕の年と同じと言う、木造の二階建てだ。
路地には左右に四軒ずつ同じような家屋が建ち並び、その奥から二番目に当たる家。
ブロックを積み上げた塀。
その内側の僅かな隙間に植えられた木々は、思いがけずに大きく育って、実家にいる間は幾度となく落ちた葉や花びらの掃除をさせられた。
植物に疎い僕でも、妹が好んで植えた金木犀と、頻繁に落ちては僕の自転車のかごに積もる木蓮だけは、他の場所で見ても見分けがつく。
そっと門扉を開けて塀の隙間を指先で探ると、今も変わらず家の鍵がそこにあった。
微妙なひび割れに家の鍵を入れるのは、僕の家では定番の行動だったのだ。
東京に出てからそれを言うと、本当にそんな場所に家の鍵を隠しているのかと笑われたが、特に気にしたこともない。
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